鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1426回】 感性が素晴らしい会社の業績は、やっぱり素晴らしい

2014年11月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、増税後の今年、業績が絶好調なクライアント様にお伺いしておりました。

9月以降、本当に業績が素晴らしくて、
増税前の駆け込み時よりも業績が上がっております。

一方、このクライアント様が商売をされている商圏エリアの着工数は、
前年比30%近く下落。
そんな中、地域一番店でもあるこのクライアント様は本当に好調なのです。

毎回、役員、新築営業、設計、工事、リフォーム、マーケティングと
朝から夕方まで、不動産と総務を除く全部署と面談をさせていただきます。

そんな中で私がいつも意識しているのは、
5年後、10年後も地域の方から必要だと思っていただける住宅会社であるために、
何に取り組み、何を改善しなければならないか、ということ。

中期的に物事を考えれば、取るべき戦略は当然ながら商売の本質、王道をいくものになります。

とにかく、家の価格を上げずに性能とデザインを高めること。
お客様に後悔しないご決断をしないために、伝えるべき内容と伝え方の精査。
工事における品質管理と原価管理。
OB施主様や協力業者様から応援され、紹介をしていただけるようになるために取り組むべきこと。
より自社のブランドを地域に浸透させていくためのマーケティング。

書けば当たり前のことばかりですが、
この当たり前のことを6年以上、毎月お伝えさせていただいております。

そして特筆すべきは、このクライアント様の経営陣、営業マンがとにかく素直で、
取り組むべきことをすぐに取り組んでいただけること。
しかもそのスピードと取り組む質がここ最近、劇的に上がっているのです。

いろんなクライアント様で共通してご提言しているのは、
上質感を出していくことなのですが、
今回、ロゴやHP、プレゼンなどの質感を上げていただきました。

これが市場に浸透していった際、商売がさらにやり易くなっていくと思います。

更にお引き渡し後に関して、改善すべき点をご提言させていただきましたが、
その点も間髪入れず、すぐに社内調整に入っていただき、
おそらく年明けから仕組みが変わっていくことでしょう。

とにかく、経営者、幹部の感性が素晴らしく、
素直に愚直に取り組んで下さるのです。

増税後でも業績好調な会社に共通しているのは、
改めて考えるとこの部分かな、と思います。

皆さんの会社の感性はイケてますか?
コメント
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