鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1420回】 真のサービス業を目指しているか?

2014年11月20日 | 住宅コンサルタントとして
商売とは、実に面白いし奥が深い。
最近、つくづくそう思います。

結局は、数ある業者の中からお客様に選んでいただけるかどうかで決まるのですが、
お客様は商品・価格・安心・サービス・好き嫌いという5つの要素のバランスで
いくつかの候補の中から依頼先を選んでいるのではないかと個人的に思っています。

もちろん、候補の中に入るためには日頃からのマーケティングが欠かせませんが、
今回は候補に入った前提で考えたいと思います。

住宅会社の大半は、良い商品を開発しようと努力しています。
(中には、その意識が全然足りていない会社も存在しますが・・・)

良い商品を開発すれば、
当然ながらそれをお客様が買える価格に設定するための努力が欠かせません。

商品の品質や性能、更には自社のブランド力に見合った価格設定にする必要があります。

この段階で、競争についてこられない会社は、もう既に大半が淘汰されています。
倒産・廃業しているか、もしくは新築を全く受注できない状況に陥っているのです。

今、勝ち残っている住宅会社の大半は、良い商品とそれに見合った価格設定はできているのです。
更に安心という部分でも、受注が安定している会社であれば、
一般的な保証を組み込んでくことで安心していただくことは可能でしょう。
もちろん、過去にお引き渡しをしたお客様への対応をおろそかにせず、
良い評判が市場内で起こっていることが欠かせませんが・・・。

で、結局のところ、他社との違いを打ち出す上で、
お客様にとって最も分かりやすい方法はサービスなのかもしれません。

このサービスの部分で昨日、とても参考になるお話を聞かせていただくことができました。

どれくらい、お客様ご家族と住宅会社が向き合い、おもてなしをするか?
どれだけ人手をかけられるのか?
契約してからお引き渡し後1ヶ月までの間、どれだけ満足していただくか?
どれだけお客様と人対人のお付き合いをしていただき、こちらを好きになり、応援していただけるか?

サービス力を上げ、お客様に担当者、それから会社を好きになっていただけるか?
その問題を徹底して追求していかなくてはならない、と改めて気づかせていただきました。

ちょっと最近、商品の品質向上と価格ダウンのことばかり考えて、
クライアント様にご提案をしていたような気がします。

反省しました・・・。

商品力とサービス力。
この両輪をバランス良く強化していかなくてはなりません。

お客様に担当者、それから会社を好きになっていただけるよう、
サービス力を強化していくための提言をこれからガッツリさせていただきますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする