鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2337回】 投資の決断のタイミング

2017年05月24日 | 住宅コンサルタントとして
いろんな住宅会社さんのお手伝いをさせていただいてきて12年。

さすがに一つのことを12年、取り組み続けると、いろんなことが見えるようになります。

住宅を建てたいとお考えのお客様の価値観、
それから業界の先端を突っ走っている住宅会社さんのビジネスモデルの変化により、
住宅業界はすごい勢いで変わっています。

住宅総合展示場には、お客様は来ない。
豪華で非現実的なモデルハウスを見ても、お客様はときめかない。
しかも大手ハウスメーカーの建てる家の断熱性能はひどく、
価格に対しての性能は、ぼったくりだということがエンドユーザーは分かってきています。

だから大手ハウスメーカーは、一条工務店以外、戸建住宅において大苦戦しています。

また地場の工務店が得意としてきた完成住宅見学会もお客様の来場が激減しています。

普通の建物の見学会を開催しても、お客様はわざわざ見に行きたいとは思わないのです。

というか、「あの会社の建物だったらわざわざ見に行く価値がある!」と
お客様から信頼されるような見学会をやり続けた会社でなければ、
見学会に来場されるお客様は、全国的に減少しているのです。

今のお客様がわざわざ足を運んで見に行きたくなる施設をつくる。
既に3社のクライアント様がそれらを完成させておられますが、
お客様の来場は絶好調です。

そして今年、来年にかけて、2社のクライアント様が着工されます。
これらが完成すれば、業界内に激震が走るでしょう。

そしてゼロから住宅に参入していただいて、今、順調に推移しているクライアント様も
そろそろ次のステージに行くために、投資の決断をしていただく段階に入っています。

お客様の価値の変化に合わせて、自分たちが変わっていく。
その時期になってきています。

大半のクライアント様で投資の決断の時期が来ています。
そこを逃さず、やっていきましょう!
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