鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2321回】 繁盛店の経営哲学から学ぶ

2017年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
繁盛している料理店の店主さんは、大抵皆、同じような思想を持ち、行動パターンも似ています。

まずは、休日の使い方。

休日は心身を休めるために取ることもあるでしょうが、
大抵は自分を磨くために時間を使っておられます。

フランスのお客様が多く来るので、フランス語を習いに行く。
他の一流店にお客様として食べに行く。
日頃は徹底的にできない、調理機材やお店を大掃除する。
などなど、家でゴロゴロなんてしている人はいないのです。

また一流の料理人さんは、交友関係が広かったり、
いろんな一流店を知っていたりします。

これは世界各国共通ですが、一流の人は、一流の人の紹介であれば、
本当に親身になって対応してくれるのです。

だから国内の一流の料理人さんに認められるような一流の料理人さんは、
海外の一流料理人さんたちも紹介してもらえたりして、
世界にもネットワークができたりするのです。

それと、これも共通するのですが、
自分がつくりたい料理をつくっているのではない、ということ。

お客様が求めるもの、お客様が潜在的に求めている料理をお出しするのであって、
自分がつくりたいものを作って出している訳では無いのです。

だから常にお客様から謙虚に学びつつ、他の一流店に教えを請い、
妥協しない品質で自分たちがお出しする料理をつくる。
もちろん、サービス、対応の面もしっかりと勉強されています。

一流の料理店には、その店の経営哲学がしっかりとある。

この一流の料理店の店主さんが身をおかれているような環境を
クライアント様にご用意できたら、と自分なりに考えて、これまで仕事をしてきたつもりです。

一流のお店、一流の経営者から学ぶのが、最も勉強になるのです。
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