鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2340回】 「知っていること=できること」ではない

2017年05月27日 | 住宅コンサルタントとして
クライアント様のスタッフさんやいろんな人の前で話す仕事をしていますと、
本当に一人ひとりが何をしているのかとか、どういう気持ちなのかが
正直、ハッキリと分かります。

スマホやタブレットをイジッていることや、
ヤフーニュースを見ていることまで、ハッキリと見えるんですね。

ラインのやり取りをしていたり、何かの情報をリアルタイムで見ていたり、
そんなことまで見えてしまうんです。

どういうスタンスで聴いて下さるかは、
こちら側の伝える内容が有益かどうかがポイントになる、ということは当然です。

ただ、明らかにしっかりと聴かないといけないレベルの人が
「分かり切ってます!」という態度で斜に構えていたり、
メモも取らずに違うことを考えていたりするのを見ると、
とても残念だなぁ、と感じてしまいます。

人間性が低いんですね・・・。

こういうタイプの人に多いのが、「それ、知ってるっちゅーねん!」という態度で
こちら側の話を聴いているのですが、
実際に自分がやっているレベルはそんなに高く無い、というケース。

「知っていること=できること」では無い、ということを分かっていないのですね。

人間的に浅い人に多いパターンなのです。

仕事は結局、自分がお客様に何を提供できたのかが全て。
お客様にどう伝わったかが全てなのです。

やり方をどれだけ知っていようが、それを実践できないのは、価値がゼロなのです。

知っていること、当たり前のこと、本質的な話を聴いた時に、

「そんな基本、出来てますよ!」
「そんなの、出来ていて当たり前じゃないですか!」

と安易に考える人は三流です。

そういう人に限って、実際大したパフォーマンスを出していないんです。

「知っていること=できること」ではない、ということを肝に銘じておきたいものですね。
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