スマホの普及により、圧倒的な情報を現代人は得るようになりました。
2010年から2020年の10年間で、
我々が得る情報は、約40倍に増えたそうです。
米調査会社IDCによれば、1年間に生み出されるデジタルデータ量は
2000年は62億ギガバイトだったのが、
2020年には44兆ギガバイトになるとの予測も・・・。
これだけ情報量が多いと、何が正しくて何が正しくないのか、
情報を収集して分析して判断する、ということに
多くの現代人は疲れてしまっていると言えるでしょう。
その昔、人は選択肢が少ないことがストレスでしたが、
今では選択することがストレスになってきているのです。
これを住宅業界に置き換えてみると、
いろんな住宅会社を自分の足で歩いて情報を集め、
分析の結果、相談先を絞るということが面倒になってきている時代、
と言えるのではないかと思います。
だから、住宅相談窓口に相談に行く人が増えているのです。
しかしながら、住宅相談窓口を批判する動画が、
ネットに出回り始めていることと、
その窓口担当者が素人であり、
しかも成約したら建物価格の5%もの紹介料が動いている、
ということをいろんな方が知り始めたこともあって、
相談窓口という、一見消費者目線の組織であることをうたいながら、
実は思いっきり営利目的の、お金で動く人たちだということを
徐々にエンドユーザーが知るようになってきました。
結局、今のエンドユーザーは何を信じて選択をすれば良いか、
ということに不安を抱えているということを
住宅会社側は知っておくべきかと思います。
そしてどんな情報をお客様に伝えようが、
その内容よりも人柄、人間性を見られているのです。
だから選択肢が多すぎる現代、結局のところ
人間力・人間性でお客様が最終的に判断される、
ということを知っておいた方が良いでしょう。
スタッフさんの人間力向上のために
真剣に取り組んだ会社が、勝つ時代だな、と
つくづく思います。