私自身、若かりし頃から
とにかく量を圧倒的にこなすことが大切である、
という価値観を持っています。
量をこなし続けてきたから、今の自分があります。
先月のコンサルティング用のテキストを制作するにあたって、
人口ピラミッドの最新版を入手したのですが、
今の日本人の中で1971~1973年に生まれた方が
もう圧倒的に人口が多いのですね。
1浪だと1972年生まれ、
現役だと1973年生まれの世代が
就職活動をしていたのが1995年。
バブルが崩壊して4年が経過し、景気が非常に悪い中、
就活をする学生の数が最も多かったのが、
1994~1996年頃なのです。
並大抵の努力量では、
良い会社(だと学生時代の私から見えている会社)には
受からないだろうと考え、
とにかく量をこなそうと考えました。
200社以上の企業にエントリーし、
80社を超える会社の面接や試験を受けました。
同級生の中で、おそらく圧倒的に就活をやっていました。
それだけ受けて、内定をいただけたのが3社のみ。
残り80社近くの面接では落ちに落ちました。
面接を受けるごとに落とされるイメージでしたが、
何度も面接を受ける中で、
自己紹介であったり、
自分の考えを面接官の方に伝えるスキルが
向上していったのかな、と思っています。
一方、就活に前向きになれず、
とりあえずどこか受かればいいや、
という考えの同級生もいました。
数社しかエントリーせず、
最も早く内定をもらった会社に就職する、
という同級生もいました。
当時、圧倒的に求人数が多く、
志望者が少なかった業種に消費者金融がありました。
ゼミが一緒だった同級生の何名かは、
消費者金融業界に就職していたと思います。
その同級生が今、どこで何をしているかは分かりません。
でも思うのは、学生の頃の就職を頑張ったから、
建築資材メーカーに就職することができたのです。
そしてそのメーカーでも営業活動量に関して、
誰にも負けないくらい、量をやったから、
営業マンとして圧倒的な数字を残すことができ、
コンサルへの転職が実現したのです。
そして前職時代も圧倒的な量をやり切ったおかげで、
充実の50代を迎えられていると思うのです。
50代になっても、素晴らしいクライアント様に恵まれ、
やりがいを感じられる毎日を過ごさせていただいている。
50代でこれだけ毎日、楽しく仕事ができていることが
もう本当にありがたいのです。
20代の頃から今が見えていたわけではなく、
ただ目の前のことを愚直にやり続けてきた結果、
今があるのです。
だからこそ、今、やるべきことを今年も来年も
コツコツと愚直にやっていきたいと思います。