鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3726回】 結局はTOPが素直かどうか

2021年03月13日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、業績絶好調で、

とても良い流れで業務が回っておられました。

 

ご縁を頂戴して、1年4か月ですが、

利益率改善→HPリニューアル→WEBマーケティングの基本を徹底

→打合せスペースリノベ→商品開発という流れで改革を進めていただき、

集客数や契約数は今期、そして決算で言うと来期は、

もう本当に素晴らしい結果になるかと思います。

 

昨日、お伺いしている時もそうでしたし、

前月、お伺いしている時もそうでしたが、

私が居る時間帯に来場予約の電話やWEB申し込みが、

何度も入るのです。

 

目の前で予約が入るシーンを拝見できるのは、

正直、とても嬉しいです。

 

この要因は何かと考えると、

ポイントは2点あるかと思います。

 

まず1点目ですが、

とにかくクライアント様のTOPが素直で、

かつ消化能力が高いことが挙げられます。

 

弊社がご提案したことをこねくり回すことなく、

素直にそのまま実行していただけることが、

良い結果につながっているのではないか、と感じています。

 

提案をさせていただいたことを理解し、

実行に移すことを消化力と定義しておりますが、

この消化力が高いクライアント様が、

とにかく1年以内に効果が出始めるのです。

 

人間、プライドがありますから、

これまでの成功パターンをそんな簡単に

捨てられないのですが、

TOPのすなおさが、それを可能にします。

 

愚直にすなおに取り組んでいただけることが、

結果につながるのです。

 

そして2点目ですが、

これはTOPが経営者であるかどうか、ということがポイントです。

 

TOPが設計士の発想の会社だと、

モノづくりに特化しがちで、

どうしても良いものをつくることに目が行きがちで、

お客様が何を求めているのか、ということに関心が少ない、

ということが少ないのです。

 

経営者発想の方だと、お客様が買うか買わないかを決める、

だからお客様に選んでいただける会社、商品を開発する、

ということに目が向くのですが、

設計士体質の方が経営者の場合、

自分が良いと思う家を追求したがったり、

社員さんの物心両面の向上を目指さずに

良い作品づくりを目指しがちだったりします。

 

料理の世界で言うと、美味しい料理さえつくれれば、

お客様は勝手にやってきて繁盛店になる、

という発想なのですね。

 

でも、味は美味しくとも、接客やおもてなしが劣っていたり、

従業員さんのやりがいや成長に関心が無いために、

スタッフさんがボコボコやめるお店は、

やはり繁盛店にはなれないのです。

 

このように、経営者が経営者体質でない会社の場合、

コンサルタントを見つけ、依頼をすれば、

会社の業績を上げてくれると思いがちなのですし、

業績が上がらない原因をコンサルや社員さんのせいにしがちですが、

結論、会社の業績が上がらないのは、TOPにあるのです。

 

ものづくりの視点しか無く、

経営の本質を学ぼうとしていないのですね。

 

中小企業は、結局、TOPで決まるのです。

 

その事実を認め、受け入れ、自分自身を変えられる経営者が、

会社を義気的に変えることができるのです。


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