経営者は常にあらゆる面で決断を迫られます。
今の事業をどこまで成長させ、
新しい事業をいつから始めるか?
新商品をいつから開発するか?
現状の主力商品の改良はどの方向性で行うか?
今の自社の問題点を解決するために、
新しい部署を立ち上げるのか?
それとも外部の力を借りるのか?
経営判断には、学校のテストのように正解はありません。
AかBか?
それとも撤退するか?
それらを決定した時点で、
それは正解でも不正解でもありません。
決断したことを数年先、振り返った時に
「あの時の決断が正解だった」
と思えるよう、決断したことを正解にするための実行力が
経営者には欠かせないのです。
でもこれは、経営だけでなく、人生も同じこと。
例えば私、
最初に勤めさせていただいた会社を9年で退社し、
コンサルタントに転職をしました。
転職後、数年して前職に勤めている方とお会いしたりした際、
いろんなことを質問されましたが、その度に
「君は本当に一番良い時に転職したね」
「転職して正解だったね」
と言われたのです。
でもそれは、転職が正解か不正解、ということではなく、
私が転職して順調にいっていたから、出てきた言葉なのです。
逆にうまくいっていなかったら、
「だから安定しているメーカーの方がいいと
俺は思っていたんだよ」
という方が大量発生していたと思います。
自分の決断を正解にする行動力が、
経営者にもビジネスパーソンにも必要なのです。