鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4689回】 断れる余裕

2023年11月01日 | 住宅コンサルタントとして

商談で大切なことは、

 

「何としても受注しなければ・・・」

 

というような悲壮感や必死さを出さないことです。

 

余裕が無い人から、大抵の人は買いたくありません。

 

検討しているお客様、迷っているお客様に対し、

 

「じっくりご検討下さい」

「後悔されぬよう、比較検討して下さい」

 

というスタンスで常に接することと、

自社の商品やサービス、それから会社自身の

良いところの価値をしっかりと理解し、

自分たちに自信を持って対応することです。

 

そうすると、決定率は間違いなく上昇します。

 

商売は、お客様はこちらを選ぶ権利がありますが、

私たちもお客様を選ぶ権利があります。

 

お客様はお客様であり、神様ではありません。

 

自分がお客様でという立場を利用して、

無理難題な要求をしてきたり、

駆け引きが強く、ずる賢い方に

買っていただかなくとも目標が達成できる環境をつくっておけば、

価値観が合わないお客様を断ることが可能なのです。

 

日頃から貯金ができていなければ、

価値観が合わないお客様からも

注文をいただかなくてはならなくなるのです。

 

そういう状況を回避するために、

基本的には自分の目標の1.2倍程度の受注をするイメージで

仕事をすると良いでしょう。

 

年間12棟目標の場合、年間15棟を受注するイメージで

期首から仕事をしていけば良いのです。

 

更には着工中やお引渡し後のお客様、

それから日頃、関わる仕入れ先様や職人様に対し、

誠実に対応し、ファンになっていただき、

ご紹介をいただける関係を構築しておくことです。

 

そうして受注や商談に困らない環境をつくると、

ますます売れていくようになっていくのです。


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