鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3822回】 新規出店した際の対応法

2021年06月17日 | 住宅コンサルタントとして

これまで1拠点でやってきた住宅会社が、

新たにもう1店舗出店する。

 

これまで本社のある県内のみでやってきた住宅会社が、

文化が異なる別の県に出店する。

 

こうしたケースで結構あるのが、

 

「これまでの自分たちの型が、通用しにくい」

 

ということ。

 

弊社が推奨している、

土地紹介もしない、プランも描かないで、

まずは建築申し込み(仮契約)をいただく、

という手法が、通用しないことも出てきます。

 

また、営業マンがプラン提案をしたとしても

自社の地元では全く問題ないのに、

新たに出店した店舗のお客様には刺さらない、

なんてこともあります。

 

こういう時、どう考えるべきか?

 

私の提案は超シンプルで、

 

「郷に入らば、郷に従え」

 

ということです。

 

自分たちの理想は忘れずとも、

まずはその地域でどういう進め方がウケるのか、

考えられることを片っ端から試して、

もっとも効果が高そうな進め方、やり方を見出すのです。

 

そして出店してなるだけ短い期間で、

受注の山をつくる。

 

勝ちグセを早く身につけたいのです。

 

そして新規出店したエリアで、

実績を積み、知名度やブランドイメージが上がったタイミングで、

もう一度、自社のやり方がハマるかどうかを挑戦していくのです。

 

自分たちの理想を追求しても、

お客様に選んでいただけなければ、

商売としては失敗です。

 

まずは結果ありきなので、

その地に合ったやり方を高速でPDCAを回して

発見することをやるべきなのです。


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