社員さんに「素直であること」「謙虚であること」を
求める経営者は、多いかと思います。
素直で謙虚、そして勉強好きという要素は、
成長していく上では欠かせません。
ですから組織全体として、
素直で謙虚な姿勢を定着させていくことは、
何の問題も無いのですが、
中には経営者自身が素直さと謙虚さが無いのに、
それを社員さんに求めている会社もあります。
そしてちょっとたちが悪いことに、
そういう経営者ほど、自分は素直で謙虚だと
勘違いしているのですね。
ある問題が、継続して繰り返し起こる場合、
その原因は自分以外にある、というように考えてしまうと、
そこから何も生まれてこないです。
そして同じ落とし穴に、何度もはまってしまう・・・。
何か問題が起こった場合、
「自分たちの何が悪かったのか?」
「我が社はどう変われば良いのか?」
を考える経営者は、素直で謙虚だと思いますが、
「あの人に問題がある」
と人のせいにしている経営者には、
素直さや謙虚さを感じるでしょうか?
人に問題があるのではなく、
しくみやルール、自分に問題があると考える経営者が、
組織を大きくしていくのだと思います。