
梅雨の晴れ間、いつにもまして波静かな瀬戸内海沿いの国道を走る。私はハンドルを握らないで車窓の外を眺めているだけ。申し訳ないがコロナや選挙などの騒がしさからしばしの忘却、そんなひとときにほっとする。軒の連なる通りに人の姿は見えず、自粛中の三文字が浮かぶ。
東京都の新型コロナ感染者が下げ止まりから増加に転じて10日あまり経つ。週平均の増加率は125%余りで上昇している。街の賑わい、人出、無節制な飲酒など映像で見せられれる限りでは、感染者の増加は勢いを増すという専門家の声に頷くしかない。コロナを抑え込まない限り制限の繰り返しになることは学習した。
地方に住んでいても民放は在京キー局の電波が主に流れるので、いやでも東京都の情報を中心に見たり聞いたりになる。都議選のさなかだが、引き続き衆院選があり、関係者は五輪どころではない人も多かろう。五輪アンケートの選択肢から「中止」の消えた新聞社もあるとか、都民の五輪開催、中止、延期などの割合はどんな具合なのだろう。
県内の衆院小選挙区は4区に分け各区定員1名だが、国勢調査結果で人口が6万余人減り、今秋の選挙の後から減員になる。どんな区分けになるか関心はあるが、小選挙区ではなくなるが全県1区とし、上位3名が当選も面白いのではなかろうか。与党では現職公認が原則、今夕も新しい与党内バトルについて報道される。政争にばかり目を向けず、波静かなふるさとの海を眺め沈思黙考されてみてはいかがだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます