日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

夢?かなう

2024年12月21日 | 生活・ニュース

  「夢」、広辞苑第7版で調べるといくつかの解釈が載っている。子どもには夢を持て、その夢に向かって進めなどとはっぱをかけるのは普通の常識と思っていた。ところが先日、私でも名前を知っている有名な元運動選手、いや元アスリートの「夢は持つもので夢を子どもに押しつけるものではない」という主旨の話を聞いた。今の世ではどちらが是でどちらが非なのだろう。

 そんな価値ある夢ではないが定年までの毎日の通勤で思ったことがある。そこは国道の上り線で、片側2車線から1車線になる場所で渋滞と混雑にイライラや気をもんだりしたところ。その1車線に陸橋が掛かっている。「あの陸橋の上から眺めた国道の混雑はどんな眺めだろう」。自転車の時も車になってからも見上げていた。

 最近、その近くに用向きがあって出かけた。路上駐車が出来ないので近くの駐車場に止め歩いて訪問先へ向かった。その時、初めて40数年以上も見上げてくぐっていた陸橋を渡った。少し急な勾配の階段を上る。幅はそれほど広くないが見通しはいい。ちょうど昼食時間帯だからか、車の通行量はまばらで、あの頃の混雑が夢のように浮かぶ。

 そういえば、あの向こうの信号待ちで追突された、無理に割り込んできたのは知人で出社後に「すまんすまん」と電話して来たなど、何でもないことがふと思い浮かんだ。いつか渡ってみたいと思っていた陸橋、なにかが叶ったようで、所用先での会話が弾んだ。

 (今日の575) 懐かしい橋より見下ろす通勤路
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ヤツデと角ずし

2024年12月20日 | 地域

 和風の門に「元祖 岩国寿司」と記された大きな提灯が掛けられている宿。その門に並ぶように花の咲いた大きなヤツデが、歴史ある感じの塀越しに覗いている。それを撮っている観光客から聞いた話。「この木に白い花が咲くころは、いよいよ冬になったと実感させる。常緑だが耐寒性があり日陰でもよく育ち、庭や玄関によく似合う」。
 
 この宿は「岩国寿司の宿 三原屋」。錦帯橋から大明小路を数百メートの所にある。宿の案内には「初代三原家は、岩国寿司を藩主に最初に献上したと言われ、その味の調合は代々当主にのみ伝えられてきました。三原家では、これまで八代に渡り、三百年以上その味を守り続けています」とある。

 岩国寿司は観光アピールで呼ばれる呼称で比較的新しい呼び方と思う。江戸時代には「殿様寿司」とよばれたそうだが、子どものころには「角ずし」と呼ばれていた。祭りや盆だ正月と言えば近所の家では角ずしを作っていた。我が家では1度に150個作れる寿司桶で大人数に対処していたが、懐かしい思いでとして残る。

 通り道に何カ所かヤツデの木がある。「おお花が咲いたか」くらいで通り過ぎていた。今回撮った写真をよく見ると乳白色の小さな粒が花だろうか、それが球のように固まり花になっているようだ。花に疎いので、散歩で見かけた花もブログに載ることはほとんどない。疎い疎いでなく花には少しは関心を持つようにしようか。

 (今日の575) ヤツデの葉天狗のうちはそっくりに
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おせちのいわれ

2024年12月19日 | 自然 季節

 毎年の事だがこの時期になると、毎日のように料亭や仕出し屋などのお節の折り込み広告が入る。美味さが盛り込まれた綺麗な写真には引かれるが、我が家はこれまでお節は我が家流で手作りで来ている。祖父の時代からだが、客が多すぎて仕出しでは手許がいくらあっても賄いきれない昔からの流れでそうなっている。

 大客の時は過ぎさり、今が現世ふうの小家族の正月に変わったが、手作りはそのまま続いている。1度、お歳暮で名の知られた料理屋のお節を頂いた事がる。どれから手を付けようか、初めてのことで迷ったことを思い出す。その時は中央にある大きな伊勢海老をまず取り出した。大きな空間が現れ、お節に抱いたイメージが崩落したことを思い出す。

 「お節は、親から子へ、子から孫へと受け継がれてきた おせち料理に盛り込まれる品々には、家族の健康と繁益の願いが込められています」に続いてその品々のいわれがある。自分への覚えとして記す。黒豆・・黒く(陽に焼けるほど)まめ(丈夫)に働けるように、また、黒は魔除けを表す。栗きんとん・・勝ち栗の縁起と栗が黄金色に輝くことか富を得る金運を呼ぶ縁起もの。

 思いもしないいわれのお節は「田作り」。昔、田畑の肥料として小魚を撒いていたことから、五穀豊穣をねがう縁起ものという。昆布・紅白の蒲鉾・昆布巻きなどなど「そうか」と思わせるいわれがある。煮しめには、家族仲良くという意味が込められている。いわれを語りながらお節を頂く、そんな新年は同だろう。

 (今日の575) 物価高予約のおせち大丈夫
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暫定税率廃止 早期実現を

2024年12月18日 | エッセイサロン
2024年12月18日 中国新聞「広場」掲載

 ガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止について自民、公明、国民民主の3党幹事長が合意したという記事が12日付の朝刊に載っていた。私の長年の願いがかないそうだ。値上がりが続くガソリン価格の下落につながると期待したい。
 自動車を持ってから56年目に入った。数年過ぎた頃から燃費を記録している。ガソリン1㍑当たりの走行距離だ。車の性能やガソリンの品質の向上で、燃費は2倍近くに改善したようだ。
 1997年ごろからは1㍑当たりの価格もメモしている。それによると当初は90円台だったが、次第に値上がりし、2021年末には160円台になったと思う。不安定化する中東情勢を考えると、もっと上がるのではと危惧する。   ]
 わが家のような高齢者家庭では買い物や通院などの日常生活に車は欠かせない。暫定税率分の約25円か減れば少しは生活が楽になるだろう。しかし、3党の合意書には廃止時期が明記されていないのが気になる。早く決まってほしい。

 (今日の575) 僅かでも燃費あがれと運転す
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ふるさと納税で歳暮

2024年12月17日 | 社会 政治

 「ふるさと納税」が多くて、役所の担当者を増員して対応している、そんなニュースを見た。窓口の担当者はもとより見つめる首長さんの嬉しそうな顔がアップになる。他方で地方税の減収に見舞われる特に大都市の自治体のにがり苦り切った顔が対比でアップになる。

 私は経験ないが、年末に増えるのは、年末までにふるさと納税を済ませれば、自己負担額2000円を除いた全額が所得税と住民税から控除される、そんな内容らしい。納税に対する返礼品がこれにプラスになる。知人の一人はこんな利用法をしている。返礼品の送付先を毎年親元にして歳暮変わりにする。各地の珍しい品が贈られてきて喜ばれているという。ふるさと、て何だろう。

 ふるさと納税で減収になる自治体もこの納税制度を採用するところもあるという。地元のもの、という限定に対し、大都市ならではの新たなアイディアを織り込んだ返礼の形が登場するかもしれないと楽しみにしている未納税者の一人。自治体の特性を活かした創造的で永続的な税収の増やし方はないのだろうか。

 我が家はこうした時にはすべて地元でお世話になる。ネットを使えば安く手に入り配達してくれる、と指導を受けるが、物を見て決めるという昔のやり方を続けている。届いたクリスマスケーキがぐしゃぐしゃ、そんなことの無いようには気をつけている。

 (今日の575) 展示場で金額決めて品選び
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途切れなかった

2024年12月16日 | 地域

 風があり体感温度は気温よりも低いと思いながら歩いていると、大勢で発する元気な声が聞こえてくる。小学校の運動場からだということはすぐに分かる。運動場の見える方へ歩く向きを変える。体育の時間だろうか、2クラスほどの元気な児童の姿。全員半ズボンに白い上着、これが体操のユニホームか。

 両クラスとも長い綱を伸ばしている。その綱が間もなく回され始め児童が順に飛び始めた。しばらく見ていたが両クラスとも綱に引っかかることなく飛んでいる。半ズボンで冷えたからだが温まるだろう、そんなことを思いながら見ていた。通りがかった年配の女性が綱跳びを見ながら「元気がうらやましい」と笑いながら通り過ぎた。

 そこは70年以上前に卒業した小学校、木造2階建ての校舎は鉄筋3階に変わり街の様子も大きく変わった。変わらないのは、講堂の外壁につけられた大きな校章は昔のままで、唯一形ある姿で残っている。新築の土地探しで、「建てるなら母校になるこの小学校の校区内」と決めた。そのため時間はかかったが、学校から5分のところに建てられ満足している。

 大きく回される綱の輪を次々にぴょんと飛んで去ると次が飛んで去る。動きは単調だが真剣に輪を乗り越えているのが、遠くからでもわかる。指導教師は冬仕様の支度で児童と対照的だが一人一人の動きに気を配っているようだ。誰が連続を止めるか、期待したがわずかな時間では見られなかった。

 (今日の575) 飛んで跳ね動く児童に冬日さす
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マイナス0.8度の朝

2024年12月15日 | 地域

 我が家は就寝中エアコンをオフにしている。就寝中は何ともいないが、セットした5時起床のアラームを止めるとき、伸ばした腕の感じから今朝は冷えているな、と感じた。その感は当たった。私の記録では今季一番の最低気温を記録した、その値はマイナス0.8度。昨日の朝より3度くらい低い。

 「Y!天気」を開くと表示に「間もなく雪が降る」と出る。昨夜から雪が降りそうな風は吹かなかったのでどうかな、と思ったがこの感は当たった。空は良く晴れており、この寒さは放射冷却が助長しているかもしれない、日の出40分前ころの東の空をオレンジ色のグラデーションが装い始めた。休日で通りはまだ眠っている。

 近所にどんなに寒くてもどんなに暑くても早朝に勤めに出かける方がある。今朝も東の空のグラデーションを背に軽トラが走って行った。ある物つくりの職人さん、新築し越して来られて何年にもなるが、言葉を交わしたことは数度くらい。奥さんは「朝が早いので」と言われるが愚痴っぽくない。今朝も軽トラの音が聞こえ一日が動き始めた。

 昨日の朝は半ズボン姿で登校する男児が何人かいた。さて今朝ならどうだろうかと伺うが今日学校はお休みで見れない。市内の中学校の制服はジェンダレスになった。部活に行くのだろうか2人の女子中学生、パンツ姿だった。インフルエンザが流行っている、防寒対策も兼ねた服装に気を配ってほしい。

 (今日の575) マイナスの気温に押され上着足す 
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最後の生姜です

2024年12月14日 | 生活・ニュース

 「これが最後の生姜です」。この時期になると土付きの生姜が届く。その重さはどっさり感のある重さで、重宝にいただいている。「最後?」と聞くと、地主さんから畑の返還を求められ、何人かが最後の収穫をしているという。跡地の利用は分からないが、借地での農作業、6年間耕し続けて楽しかったと話す。その顔は80歳を過ぎているが満足感が浮かぶ。

 生姜は、血行促進や抵炎作用や、免疫力アップなどさまざまな効果か期待できるという。黄色で辛みがあり、食用の香辛料など少量なら毎日摂取しても問題はないとある。そんなことで我が家では毎日きざんで少量を食している。魚の日本料理には欠かせない香辛料となっている。

 寒くなると生姜を使って温まる。すり生姜にして生姜湯にしてよく飲んでいる。粉末にして売られており、これなら超簡単に生姜湯が味わえる。すり生姜を暖かい日本酒にいれて生姜酒にしても美味というが、まだ味わったことがない。収穫時期によって葉生姜や根生姜などと呼ぶそうだ。

 生姜の古称「はじかみ」で秋の季語とある。椒魚(はじかみ いお)はサンショウオの古称とも説明がある。昔から今に続いている物に「生姜せんべい」がある。子どもなりに好みの味だったのか、一斗缶に買い置きがありよく食べた。今もときおり購入し口にしているが、一斗缶は苦しい家計の中でのおやつだったのだろうと思い出す。

 (今日の575) 根生姜の姿に似合わぬ白い花
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ガソリン税減税の話し

2024年12月13日 | 社会 政治

 物価高騰に悩む対策の一つとして連日聞こえていた「トリガー条項」の停止。これは、ガソリン価格が160円を3カ月連続した場合に自動的に1㍑あたり25円10銭減税するという仕組み。130円を下回った場合は25円10銭の課税が復活するという内容。民主党政権の2010年に導入された。しかし、いまだ減税されていない。

 このガソリン上乗せ税廃止の見出しが昨日の紙面に登場した。肝心の廃止時期については明記されていない。これは新聞の責任でなく、補正予算合意書作成の中での1事項で、ガソリン車使用者を完全な笑顔にさせるものではないが、大きな期待はさせる。ガソリン車使用の事業者などは早い減税を望まれるだろう。

 私は車を購入して56年目に入った。利用開始から数年過ぎたころからガソリン給油のたびに燃費を計算し記録したノートがある。当初の燃費は日常生活では10㌔前半くらい、遠乗りでは20㌔弱くらいの燃費。最近は日常生活では倍くらいに燃費が向上している。遠乗りでは30㌔あまり記録している。

 燃費の向上は利用者には幸いだが、GS経営者には痛手になる。それに加えて若い人の車離れ、EV車の普及などその環境は厳しく、閉店も多くなっている。何十年も行くGSでも従業員の人数が大幅に減っている。3日前に168円で給油、同じ日に別の店では176円、ずいぶん差がある。

 (今日の575) 燃費よし価格下がれば尚うれし
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見ぬ花のため

2024年12月12日 | 自然 季節

 狭庭にある細長い花畑と呼ぶにはおこがましいが、季節ごとのあれこれを植えたり、こぼれ種から芽が出たり、野鳥の置き土産から発芽したりと、統一性のない花がところどころに咲く。車で通りがかりに見える立派な花壇に妻は「素敵」とつぶやくが、我が家では真似は出来ない光景に見える。

 寒さが増すと一段と寂しくなる我が家だが、この時期に一段と勢い増す葉はリコリス。今年は暑さのせいか例年に比べて咲き具合が良くなかったものの、彼岸のころまで楽しませてくれた。9月の中旬ごろに花が終わり、茎が朽ちる。しばらくすると来秋に咲く花のために葉が育ち始める。

 その葉が今は花畑でここに我あり、と言わんばかりに勢いを増している。春になるとこの葉は姿を消す。これがリコリスの葉の宿命。今は、養分を球根に送り球根はその養分を蓄えているとき。蓄えた養分は彼岸のころになると花となって姿を現す。母のような働きの葉は花を見ることはない。花も葉を見ることはかなわない。だから相思花というらしい。

 夏の陽ざしの幾分の一かのそれで蓄えた養分で大きな見事な花を咲かせる。真っすぐに伸びた一本の茎に花、茎に大きな負担を負わせる感じの花、彼岸花によく似たそれは我が家の住人のようになった。この勢いなら次の花に期待できる。

 (今日の575) 瓜二つ彼岸の花とリコリスは
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問い合わせに驚く

2024年12月11日 | 生活・ニュース
 

 我が家は電話、固定も携帯も番号登録した人からの発信でないとすぐには応答しない、夫婦でそう決めている。それは固定電話時代の昔々の苦い経験からの学習で、それ以降は苦い経験をしていない。常時留守電にしているので、要件があれば録音に残してもらおう、高齢になってからは特にそうしているがのちのち困ったことは起きていない。

 先日、固定電話に番号は表示されるが名前の無い携帯からの着信があった。決め事通り応答しないと切れた。すぐに市外局番で掛ったが誰かは分からない。御用の向きを留守電に、と案内が始まると切れた。すると固定電話に初めの携帯番号で掛って来た。誰だろう、スマホで検索するとこちらには登録している首都圏在住の会社OBの方、すぐに受話器をもった。

 急がれた用件に私は驚いた。30代終わりの約3年間ある部門のスタッフ業務を一緒した先輩について「黄泉の世界に旅立たれたということを聞いたが本当か」という問いだった。6月の終りに電話の方を含めた旧知の数人で懇親会、楽しく語り合ていたので、信じがたい内容だった。

 ご家族に伺うと、就寝するまで普段変わらず生活、翌朝起床し体調不良なので救急病院へ、そのまま帰れなかったと状況を話された。それは先の懇親会から1週間目だった。仏前でこれまでのご厚誼に心から感謝し合掌した。そして、人の意志にかかわらず身の上に起こる吉凶禍福に改めて思いを致した。

 (今日の575) 浮かぶのは熱い議論の会議室 
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2024年ノーベル平和賞

2024年12月10日 | 社会 政治

 写真は今日の中国新聞別刷り「人類を 守るための 証言はつづく」という、日本被団協が2024年ノーベルル平和賞受賞に当たっての特別紙面です。そこには核保有国も含む世界からの声が載っている。その中の一つ。2016年5月、広島を訪問したオバマ米大統領との対面で「私は核兵器廃絶を決して諦めません。恨みを乗り越え、人類のために共に頑張りましょう」という被爆者の声。

 米大統領にこれだけはっきりと核兵器廃絶を直接言えた人はほかにないのではと思う。しかし、ウクライナに中東、南米などでの戦争や内戦を知ると、誰がどんな人が戦を望んでいるのかと不思議でならない。脅しかもしれないが最近は核兵器という言葉が聞こえるし紙面の文字にもなっている。原爆の悲惨さを忘れてはならない。

 父はあの原爆投下の日の午後、同僚と二人で広島に自転車で向かった。のちに入市被曝者として原爆手帳を交付された。間違いなく惨たらしい広島の街を目にしただろうが、父はその惨状をほとんど語らなかった。口には出せなかったのだろうと思っている。

 ノーベル平和賞受賞理由でこの79年、戦争で核兵器が使われなかった事実を踏まえ「日本被団協と被爆者の代表らによる並み外れた努力は、核のタブーの確立に大きく貢献してきた」とたたえている。「核兵器と人類は共存しない」という授賞式出席者の意気込みを、世界中の為政者はかみしめて欲しい。

 (今日の575) 核の傘早く閉じようこれを機に
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どうしたのだろう

2024年12月09日 | 自然 季節

 今日の最低気温は午前6時半ころの0.0度(アメダス)で今季一番の冷え込みだった。5時過ぎにはそよそよと風もあり寒い明け方だった。報道では全国的に寒く、沖縄では1月中旬頃の気温というから冷え込んだ夜明けになった。まあ、雪の季節をむかえたのだからおかしくはない。

 木守柿かと見ると、紅葉はしているが落ちずに残っている葉が1枚風に揺れている、落ちようか落ちまいかどうしよう、そんな光景にみえる。今年は柿の実がなっていない、なっていても数が少ないなどの木を散歩の道すがら眺めていた。これも暑さ・温暖化なの、とつい思ってしまう。今朝も、裏通りで見かけた木にもそんなことを思った。

 それはある家の茶室の傍に植わっているもみじの木。それほど大きくはない幹だが、紅葉が終わり枯れ始めた葉もある中に何カ所か緑の葉が見える。遅れて出た葉なのか、紅くなれなかった葉なのか分からないが、色の兼ね合いで目立っている。「おいおい、どうしたの」と声を掛けて訳を聞いてみたい。一句を詠める人なら、見方によっては風情があるように映るかも。

 「おいおい、どうしたの」で最近思い当たることがある。それは自民党総裁選で石破候補としての発言には少しは変わるかも、と期待した。激戦で勝ち得た総裁からさらに総理へと進んでからの発言には候補時の政治改革への勢いがなく旧態とあまり変わっていない。少数与党の厳しさからか、それなら打つ手はあるように思うのだが。

 (今日の575) 自然が壊れるでなく壊してる
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今日の昼食弁当

2024年12月08日 | 生活・ニュース

 今日は月の第2日曜日。この日は仲間と楽しんでいる農園の作業日。零度近い最低気温の予測に合わせ、作業開始時間を1時間遅くなった。こんなことは初めて、作業仲間がともに高齢ということへの世話人さんの配慮からだろう。定刻前にメンバーは集合した。

 今年最後の作業日、暑さなどで作業中止などもあったが、私は所用で参加できない日もあり、年の締めでもあり参加した。大根、カブ、ちしゃ、じゃが芋、春菊などどっさり収穫した。これを参加者が分け合って持ち帰る。これも作業の楽しさであり面白さでもある。

 もう一つの楽しみは何度も書いたが、手作りの昼食をいただくこと。女性の参加者それぞれが工夫と腕前をふるって持ち寄られた料理の数々、今日は18品もありどれも文句なしに見事であり、美味い。写真はそれらを食べれるだけ大皿に盛りつけた姿。畑仕事の後とは言え、家ではこれほどは食べないと思う。終わればコーヒーにデザートもある。

 1941(昭和16)年の今日、日本軍がハワイ真珠湾を攻撃し第2次世界大戦となった日。開戦の電文は岩国市柱島沖合の瀬戸内から発信された「ニイタカヤマノボレ」。広島・長崎への原爆投下後の同45年8月に日本は降伏した。今、世界各地で戦争状態の個所が何カ所もある。そこでは何万という民間人が無くなり、生存に欠かさない食の無い状態が続いている。軍備強化が平和に連なるという空気が充満している。そんななか日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。この意味を世界の為政者は考えて欲しい。

 (今日の575) 大根の食べ方多く重宝し
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大雪と大雪

2024年12月07日 | 自然 季節

 今日は二十四節気の一つ大雪。 毎日新聞によると「雪が激しくなり、降り積もるころの事」。 「地面に霜柱が立ち、朝夕には池や川に薄い氷が張るようになる」とも載っている。広辞苑では「はげしく降る雪。多く積もった雪。おおゆき」とある。

 前項の大雪を「たいせつ」と読んだとき。日本百科全書だと、新暦では12月7日ごろに続いて「季節の上では、ちょうど初冬の中ごろにあたる。大都会では風の弱い日はスモッグの季節であり、また本土の日本海側では大雪が降る年もある。海は時化(しけ)る日が多くなり、ブリやハタハタの季節でもある。クチナシやヤブコウジが赤く染まり、暖かい地方ではウメのつぼみが発育を始める季節である」。

 さすが百科全書、冬に美味しい「寒ブリ」まで載っている。今冬はブリの水揚げが大漁というから出世魚の任を果たしてくれそうだ。これを「おおゆき」と読むと「はげしく大量に降る雪。また、その積もった雪」(広辞苑)となるが、日本百科全書に「おおゆき」は載っていない。

 当地の今朝の最低気温は3.0度、12度近くまで上がった気温は昼頃から下がり始めている。散歩しながら見る山も9割がた冬の姿に変わりつつあり、茶色に覆われてきた。やがて枯れ葉となり落葉する。すると山頂には葉を落とし裸となった小枝が、針の山のように並び立ち冬の寒さを演出する。寒いがこれも冬の景色、凛とした感じが伝わる。

 (今日の575) 寒ブリを買うに程よい値ごろかな
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