長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

杜若をいけた

2009-06-28 06:35:05 | Weblog
かきつばた。
昨日は杜若をいけた。竹の寸胴に「くばり」をVの字に
削ってつくる。昔、書きかた鉛筆を削ったみたいな手つきで
削っていく。この作業をあせって、おろそかにすると、
花を生けたときに、しゃん、とか、りん、とかしない。
大事な土台つくり。人生と同じように、土台つくり(基礎)が
大切なのだ。

ビオラのヨッシーの引越しもいよいよ近づいてきた。昨年の秋に引っ越して
きたばかりなのに、縁あって嫁いでいくことになった。来月17日に
入籍する。京都祇園祭の宵山の日だ。
お母様も引っ越してきたときと同じように、手伝ってくださっているが、
来たときよりも、何倍か幸せそうだ。あたり前だけど。
こちらも彼女がこの街からいなくなるのは、寂しいけれど、元気に
送り出したいと思う。昨日はお花の原田先生よあえて幸せそうだった。
この天才的なビオラリストがどんな花を生けるのか、少し楽しみだ。

夜は、来月の2日に入籍する親族の「お祝いの蕎麦会」があった。
この子?たちも、自分の子どもみたいに思えるくらい、親しく
させてもらっている。どちらの両親も、子どもたちが気があうように、
初めてだとは思えないくらい、しっくりしている。「花泉」「小左衛門」
などで乾杯した。

年をとってくると、結婚式より葬式のほうが多くなってくる。
でも天真庵を文花に結んでから、結婚式のほうが多くなってきた。