天真庵のそばは、千葉の酒々井で、自分で店の前にそば畑をやっている
蕎麦屋さんから調達している。時々、その地を訪ねる。最近は近くに
アウトレットのお店ができたらしい。一度のぞいてみようと思いながら、近くの
里山景色をみながら露天風呂に入れる温泉があり、そこにいって、温泉につかって
いると、浮世離れの気分になり、この世の煩雑なことなどどこ吹く風になり、ふらっと
旅気分になって、昨日はナビにさからいながら、千葉を放浪した。成田山にも
30年ぶりにお参りできた。いちご農家も、真っ赤になったんを売っていて、
口に入れると春爛漫な気分が体中をかけめぐる。里山も農家も都会も「春」だ。
最近、干し芋を炭火で焼く、のにこっている。芋のうまそうなもんも一箱ゲットしてきたので、
干し芋を自分でつくってみようと思う。いろいろなことを自分でやってみると、いろいろなコツ
がわかって楽しいものだ。
お店のウィンドウに南條先生の寒山拾得と絵を飾ったら、道行く人たちが立ち止まって
眺める頻度が多くなった。巻物をもっているのが、寒山で文殊菩薩の化身、箒をもった
ほうが拾得で普賢菩薩の化身、この二人の構図を絵描きや禅林が好んで書いてきた。
粗衣粗食の清貧で、いつも超然と天真を貫く生き方に日本人は、そうありたいと
思い続けて1000年。
今日は「ねんどの会」 手をつかって、土をこねる。縄文時代からずっと
やり続けたDNAが体の中に残っているのがよくわかる会。