長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

もろこしごはん

2015-07-13 05:20:16 | Weblog

昨日は「蕎麦打ち教室」やった。

こないだまで女子大生だったふたりが蕎麦打ちをした。

ひとりの子のおばあちゃんは、福島の相馬で「そばや」をひとりで切り盛り

している。さがにガバイばあちゃんがいたけど、福島もまけていない。

もうすぐ齢80を迎えるけど、家からお店まで4kをバスで通いながらそばやをやっている。バスの時間

しだいでは、歩いて帰ってくる。

10年前におじいちゃんが召された時に、お店を締めようと思ったけど、そこのそばを楽しみにしている

お客さんの笑顔を見ると、どうしても緞帳を下げる気にならなかったらしい。311の時には、おじいちゃん

と集めた笠間焼きのどんぶりとか蕎麦猪口などが割れて、潮時を考えたけど、ここでやめたら何の人生?

みたいな声なき声が聞こえて、そのまま毎日そばやを続けているおばあちゃん。そのDNAを受け継ぐ女子が

元気に蕎麦を打った。水まわしをして、それを菊練りをして・・・という段階で、おばあちゃんの仕事の大変さが

わかり、それで家族を養ってきた人生をふらたら、いっぱい汗と涙があふれてきた。

「粒々皆辛苦の人生」。

IT企業の社長で、6年前から農業法人をたちあげ、ねぎを作っている蕎麦のおでしさまから「とうもろこし」

がおくられてきた。それを蕎麦打ちの後にみんなで食べた。包丁で一粒一粒をこそげ落し、芯もふたつに切り、

お米と塩と酒で土鍋で炊く。蕎麦打ちをした後の空腹な体の五臓六腑にしみいる滋味だった。

また山梨で農業をやっているおでしさまも、無農薬で育てたズッキーニを土産にくれた。

えごま油と、かしわで炒めて酒のつまみにした。

「人生でウキウキすること」というのは、ハウツーやノウハウではない。本を読んでわかるものではない。

ひとりひとりが、自分の体の中に流れる先祖の記憶の川の中のゆらゆらとした声に耳傾け、

その流れに自然によりそうように生きていくことではなかろうか。

これから「卵かけごはん」今日は、こないだまで東京六大学の学生だったくんが

「早朝蕎麦打ち道場」にくる。布を扱う仕事をしているので、蕎麦粉が「絹」のように見える手つきで蕎麦を打つこ。

夜は「福の会」  人が幸福に生きることを、いろいろな角度から考える会。

明日は「英語で蕎麦会」