長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

渋カフェ

2009-06-20 06:31:28 | Weblog
そんな雑誌ができた。
「銀ブラ」が「銀座でブラジル」の略であるみたいに、
「渋谷でカフェ」の意味?だと思っている人が多い
みたいだけど、「天真庵」と「SPICE CAFE」
が紹介されているので、そんな意味ではない。
「主人が渋い」(ほめすぎ?仏頂面・・)
正解は「渋いカフェ」
今日あたりから本屋に並んでいると思う。なかなか
渋いカフェが112件くらい紹介されている。

それより、今日は朝からいっぱい仕事がまっているので、
これから元気と出陣。
彼は、かたわらでまだイビキをかいている。
「渋い!」
「渋い副店主がいるカフェ」かも?



骨董や

2009-06-19 06:25:55 | Weblog
休みの日は、骨董やに遊びにいくことが多い。
大塚と銀座にいきつけの骨董やがある。
どちらも、話好きで「奇人」(尊敬の意もこめて)である。
とくに銀座の主人は、「銀座の七不思議」といわれているくらい
奇人だ。銀座に昔「オムロン銀座」とかいうオムロンの子会社が経営していた
パソコンSYOPがあった。そこの裏手に古色蒼然とした2階建ての日本家屋
の二階で40年近く骨董やをやっている。
最初にお邪魔した時に、階段を上がると、「二時間以上は話をしないで
下さい」と短冊に主人が上手に墨で書いてあった。
何度か通ううちに、その短冊はなくなっていた。冷静に考えてみたら、
主人が話好きで、2時間のうち一時間半は彼が話をしている。
彼の趣味は、無名の文人たちの生き様に触れ、その後どこに眠って
いるのかを見つけに、京都のお寺なんかをまわることだ。
確かに、ひとりの文人が生きた話。どこで生まれ、何をし、誰とふれあい、
どう死んだ、みたいな話が二時間でおわるはずがない。しかもそんな文人たちの
墓もそう簡単に見つからず、無縁仏になった彼たちの思い、みたいなものも
噛み締めながらその主人は生きているように思う。
そんな主人がいつもいくといれてくれる玉露が、最高。
器は、だいたい初代の井上春峰。清らかな風が銀座の真ん中で
感じられるようなそんな感じ。
いい友だちとお茶やお酒を飲むと、「おいしい」という次元が
変る。これも人生の妙味、ってやつだろうか?


今日は休み

2009-06-18 10:18:14 | Weblog
昨日は「かっぽれ」の稽古。
相方がいつものように少しはやめにきて、ビールを所望。
そして、俳優のSさんや元劇団の団長だったWなどが加わり、
「役者」や「芸術」や「花町」の話が盛り上がり、
かっぽれの先生が到着したときには、みんなかなりメートルが
あがっていて、先生にもお酒をすすめ、さしずめ「新宿歌舞伎町の
あやうげなバー」みたいな感じになった。ときどきはめをはずすのも
「心の体内時計」の狂いをなおすのに、いい感じがする。

おかげで昨日は飲みすぎて、今朝は宅配便のチャイムで目が覚めた。
いろいろ仕事も疲れもたまっているけど、がんばっていい1日に
したいと思う。
元気も「悟り」の境地?なのか、朝おきたら、「生きていることに感謝」
するように、体いっぱいをつかって喜ぶ。
乱世の時代、かえるやおたまじゃくしが空からふってきたり、いつテポドン
が空からふってきたりしてもおかしくない時代。
「毎日が一生」だと思い、感謝しながら通っていきたいものだ。



円空さん

2009-06-17 06:53:19 | Weblog
昨日は友だちの葬式だった。
こんな仕事をしていると、葬式にはでれないことが
多いので、朝玉露を入れて、二階の般若君のつくってくれた厨子の
中にある仏に手向けて、合掌。
中に小さな「円空仏」が入っている。円空さんはいろいろなところに、
独特な表情をした「円空仏」をつくった。とくに岐阜に多くのこっている。
先月末に下呂温泉の近くにある骨董やで、見つけて買ってきたもの。
まるで、「おれをその厨子の中にいれろ」とでもいうようにピッタリだ。
葬式に参加した友達から電話があり「おくりびとの映画みたいに、安らかな
顔だった」とのこと。
少し方向音痴だったけど、迷わずに天国へ旅立ってほしいと思う。

先週店にきた衆議院議員をやっているS君も、「気骨の会」のメンバーなので
弔電が読まれたらしい。政界もいよいよ「応仁の乱」になってきた。
時間ができたら、「順受の会」にきて論語を勉強したいといったいたが、
ほんとうに、乱世の時代は「自分の肝をつよくする修行」がとても
大切だと思う。「ハウツーもの」みたいな勉強方法は、乱世では
通じない。
今日は「かっぽれ」。

書の会

2009-06-16 06:45:58 | Weblog
昨日はねんどの会だった。夕方から雨が降り出して、
遠くからくる人はずぶぬれになったけど、「夏」をテーマに
それぞれの「思い」をねんどで作っていった。
かたわらで、料理をしながらみんな集中した様子を見ていると、
なんかとても元気になって、そのままおもてにでて、散歩したら
ずぶ濡れになった。

今日は書の会。二階には玉蘭の掛軸を飾っている。
池大雅の奥さんで、夫婦で清貧と風流を楽しみ、東山の
小さな家で煎茶を楽しんでいたことで知られている。
玉蘭の絵は、破れた信楽の器の向こうに、自然の蘭が
優美にたたずんでいるような絵だ。なんのてらいもないし、
見せよう、みたいな力が入っていないのがいい。それに喬木
という祇園の名妓が蓮月さんみたいに、やわらかな筆はこびで
詩をつづっている、のがいい。
少し禅みたいだけど、
最近掛軸を眺めていると、反対に向こうから見られている、
ような気持ちになってくる。「ひとつごと」をやりとげ、
ひとつの世界に到達した人たちの「思い」がそこに内包されて
いるのだろうか。
この二日ばかり、はらわたが煮えくりかえることがあったけど、
玉蘭の絵を見ていると、すーと消えていった。
「まだまだ修行が足らない」という声が聞こえた。


九州気骨の会

2009-06-15 06:10:57 | Weblog
「九州気骨の会」
九州出身だったり、九州が好きな人が自然発生的に集まり、
時々集まっては、呑んだり、ボーリングやゴルフをやったりする会があった。
会長は、フジテレビのスポーツ局長だった矢吹さん。
彼が平成17年に54歳で天国に召された。
昨日気骨の会の幹事をやってくれたWOWOWの菊川君がなくなった、
という電話があった。まだ49歳だ。
「人生50年」とは、昔の話だと思っていたが、実際には50の坂を
超えられない人も多いし、元気でちゃんちゃんこをきれるのは、なかなか
精進がいることだと最近思う。

人生には「のぼり坂」と「下り坂」と「まさかの坂」があるらしい。
「のぼり坂」と「下り坂」は、なんとか努力すれば克服できるが、「まさかの坂」
は、ひごろの生活態度とか人間性がためされる坂らしい。
いろいろな意味で、これからは「まさかの坂」が多くなりそうだ。

合掌
今日は「ねんどの会」
明日は「書の会」
あさっては「かっぽれ」





蕎麦うち

2009-06-14 06:08:17 | Weblog
昨日はワカがそばをもって遊びにきた。
月に一度神楽坂の蕎麦屋の指導で蕎麦打ちをやっている。
昨日は、青森の蕎麦だった。東北美人のように白くてきめが
こまかくて、なかなかいい蕎麦だった。

近くで「自給自足」をやっているような材木やさんが、にらとおおばの
苗をくれた。彼の家の前にいくと、キウイの木が電線にからむくらい生長しているし、ビワの木には、枝がたわむほど実がなっている。ときどき「むかご」
をもってきてくれたたりする。

土をいじったり、蕎麦をうったり、まるで「土を喰らう」ような生活は
実に楽しいものだ。

明日は「ねんど」の日。
みんなつくりたいものが、イメージできてきて、かなり進化してきた。

あさっては「書」。
これも、それぞれの「個の花が咲く」みたいで、このはなさくやひめの日、
みたいで、楽しい。

明々後日は「かっぽれ」。
新人募集中!少し慣れてきたので、後輩をもんであげようとおもう
今日このごろ・・

友の遠方より来る またうれしからずや

2009-06-13 06:27:19 | Weblog
昨日は久しぶりにいい天気だった。
3時くらいに、黒塗りの車がお店の前にとまった。
見たことがある人だと思ったら、小学校時代からの友達。
ときどきテレビにもでているが、職業は、衆議院議員。
外交官をやめて政治家になった。
選挙前で忙しそうで、コーヒーを飲んで、わずか10分くらい
で帰っていったけど、お互いに濃い話ができた。
ろくでもない政治家ばかりが、目立つけど、彼には「野垂れ死」
するくらいの覚悟で生きていってほしい。

夕方は沖縄から友だちがきた。農業をやるために二年前に
東京から沖縄にいった人だ。ときどきトマトなどがおくられてくる。
どうも沖縄が気に入ったらしく、永住する気でいるみたいだ。
「沖縄病」というのが昔からある。沖縄に初めていって、かえって
くると、誰と話しても、沖縄の話題ばかりしゃべるようになる。
農業をやる、それを職業にする、というのは、なまはんかなことでは
できないけど、彼ならなんとかやっていけそうな、そんな気がした。

いろいろな「道」がある。右へいこうか左にしようか、などと
迷うことも多いけど、決めたらその道を一生懸命歩いていきたいものだ。





小川甚八

2009-06-12 06:17:39 | Weblog
どの時代を生きた人?みたいな渋い名前。

昨日煎茶のお稽古にいくと、渋い急須があった。
小川甚八さんのものだ。笠間に甚八窯をやっている
現役の陶芸家だ。17日まで青山で個展をやっているので
稽古が終わったあとに、見にいった。

稽古にいく前、お店に立ち寄ったら、唐津の陶芸家、川上清美
さんから案内状がきていた。今月、炎色野で陶展がある。

来月家を引っ越すので、今は本・服・器などを、整理中。
服・・・は、ほとんど東南アジアに寄付?する団体におくった。
本は、古本屋カフェをやる予定の友達に、本棚ごと寄付。
器・・・これも使うものと、使わないものを、きめて、
整理しないといけない。まだ、カフェとか蕎麦屋なら
3件くらいだせそうなくらい器はありそうだ。

「簡素に暮らす」・・・これからのテーマにしたい。

梅雨入り

2009-06-11 07:42:28 | Weblog
昨日は初めての中国語の勉強会。
発音の練習だった。先生が大きな歯の模型を
持参して、熱烈な講義だった。
蕎麦会も中国語で、お酒を勧めたり、催促したり・・
「まー まー まー まー」。中国語はまあまあ楽しいもんだ。
また新しい仲間がたくさん増えた。古い友達も大切だけど、
今みたいに時代が激変している時は、新しい人間関係もまたすごく
大切になってくる。

夕方お客さんが「青梅」を持ってきてくれた。梅雨は
梅の季節でもある。
彼女は梅酒をつくる名人。さっそく教わったとおりに、
一晩水につけておいた。今日はそれをふいて、へたを
とって、氷砂糖と、日本酒で漬ける。
鳳凰美田の梅酒(鳳凰美田の吟醸酒でつくる)が、これまで飲んだ梅酒の中で一番
気に入っているが、「自家製」になると、もっと愛着がわく
ので、楽しみだ。どの日本酒でつけようか・・・
「死神」「上喜元」「鉄砲隊」「陸奥八仙」・・・

今日はお休み。
午前中は、梅酒をつけ、少したまった仕事をかたずけて、
でかけるとしよう。