発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

西部航空音楽隊定期演奏会

2018年03月03日 | 物見遊山

◆毎度おなじみ、福岡シンフォニーホール。

◆受付に行くのが遅かったので3階席となった。3階席1列は、手すりの高さが75センチで、高いところが特別苦手というわけではではないけど、ちと恐い。国歌の演奏のとき起立を促されるのだが、怖い。1列目は起立を勘弁してほしい。あるいは、怖くない方はご起立願います、と。

◆1曲目「インフィニティ〜ブルーインパルスの為に」は、良く晴れた日、大勢の老若男女が上を向き「うわあ」と青空に繰り広げられる展示飛行を眺めているさまが目に浮かぶようである。

◆2曲目「管弦楽のためのラプソディ」が終ったとき、観客席から「お見事!」の声が上がったが、なぜ「ブラヴォー!」ではなく「お見事!」なのかは、曲を聴けばわかる。

◆吹奏楽クラシックの色合いの強いコンサートなのだが、今回のクラシックは、ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」である。をを、この選曲は絶妙。航空自衛隊→ブルーインパルス→レッドインパルス→ガッチャマン→科学忍法火の鳥だっ!→ストラヴィンスキー火の鳥っ!

 という連想をするのは私だけか?

 続きを書くと長くなるのでとりあえずこのあたりで。

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九州からはあまり出ずに東へ西へ

2017年06月07日 | 物見遊山

 4月は、仙崎に写真撮りに行って、黒木には藤を見に行った。

 山口県長門市仙崎は下関からは山陰線ディーゼルである。70年代半ばまでは国鉄がSLを運行していた。ちょうど市会議員選挙をやってて、なんと選挙応援に根岸季衣が来ていた。仙崎は41万人が還ってきた引揚港である。戦後すぐは関門は機雷が多くて下関港は危険で使えなかったのである。

 

↑黒木は、先日の八女からさらに堀川バスに乗る。地図を見ると、久留米から浮羽に向う途中南側に見える耳納連山のそのまた南を通る道が八女から黒木への道である。大きな藤の木があり、雨模様だったがそれはそれでいい感じ。

 5月は、太宰府の九州国立博物館にタイ展を見に行った。おもに仏像鑑賞。それから「家族はつらいよ2」の試写会。舞台挨拶は、橋爪功、小林稔侍、蒼井優と超豪華だった。公開がずれていたら橋爪功氏は来れなかったりしたのかしら。

 長崎に行った。↑出島は町のなかにある。ハトス(魚のすり身入り揚げパン)がおいしかった。

 いろいろなデザインの市電が走っているが、これは何かと話題のカール模様の市電。

 耳納連山の北側、浮羽と吉井にも行った。白壁の吉井の町では骨董市をやっていたので覗く。

↑北九州市小倉南区葛原にヤギがいた。

 総合図書館の傘立てに傘を忘れている。

 平尾山荘の梅が実っている。少しだけ拾って帰る。

「今の世の中をどう思うか」と初対面の人に聞かれる。「当事者意識のなさが蔓延しているのが気になる」と答える。

 丁寧な仕事の焼き菓子やコーヒーをいただく。こういうものを食べると、自分の雑さを反省する。

 (上記、かなり端折っているけれども、詳しく書きたくなったら、別項で追加します)

 そうこうしているうちに梅雨入りである。

 

 

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昭和は遠い

2017年03月03日 | 物見遊山

◆堀北真希引退

 朝ドラヒロイン「梅ちゃん先生」が代表作になるのかも知れないが、例によって見てない。映画「三丁目の夕日」の鈴木オート(町工場。社長は堤真一で、特撮を使って怒る)の東北出身住み込み自動車修理工の六ちゃん(原作漫画では少年)。特にシリーズ最終の「三丁目の夕日'64」の、恋する乙女が印象的である。昭和ノスタルジー映画ではあるが、堀北の可愛さを鑑賞するだけでも、この映画を見る価値はある。

 

◆ムッシュかまやつ氏死去

 昭和がどんどん遠くなる。 

 

◆「写真家 片山攝三 肖像写真の軌跡」展

 福岡県立美術館。

 会場は銀塩写真の匂いがする。暗室の匂い。写真を「焼いて」いた時代。

 芸術家の有名人の肖像写真多し。坂本繁二郎の筆を持つ手とか。まだ若い香月泰男とか。片岡球子は壁に大きな紙を貼り、幼い娘に書きたい放題クレヨンで落書きさせている。写真は人の魂を抜いたりはしないが、人の魂を写し取ることは可能である。タイミングをつかめば。

 3月20日まで。入場料は大人300円。

 白黒の銀塩写真(←デジカメ以前の普通の写真のことである)は、中学生の小遣いでもなんとか趣味にできる、あまりお金のかからないものだった。フィルムの現像は、ABS樹脂のタンクに入れて、調温した現像液停止液定着液と、時間を測って入れていく。よく水洗いして水滴防止剤をつけて乾かして、光に当たらなかった部分が素通しになったネガフィルムのできあがり。光の当たらなかった部分は暗室で、感光する薬剤が塗ってある印画紙上に引き伸ばし機で像を結ばせ、また現像液停止液定着液と水洗い乾燥。

 今は、銀塩写真は、見開きの印刷ページに使うことを目的として、 ほとんどカラーリバーサルしか使わなくなった。高画質が欲しければ使わざるを得ない。カラーリバーサルの現像所は少ないので、時間がかかる。

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久留米市美術館など

2017年02月10日 | 物見遊山

◆吉田博展

 近くに用事があったので、空き時間に行ってみたのだ。石橋文化センターは、その名のとおり、ブリヂストン石橋正二郎氏がつくって久留米市に寄贈したものである。昨年石橋財団が撤退し完全に久留米市の運営となり、青木繁の「海の幸」など美術館の有名な収蔵品の多くは東京のブリヂストン美術館の所蔵となり、美術館の名称も「石橋美術館」が「久留米市美術館」となった。

 今年初の特別展である。観覧者多し。水彩、油彩、木版などの風景画がほとんどだが、印象に残ったのは戦争画の「空中戦闘」昭和16年。大迫力である。当時すでに高齢だった画家は、それでも戦闘機に乗ったのだろうか。これは乗らなきゃ描けないな。2枚あるのだが、1枚で、「スカイ・クロラ」(原作森博嗣、監督押井守のアニメ映画、川井憲次の音楽と空の描写が秀逸)の何千コマに値する表現なのではないかと思った。

 文化センター内には、美しい庭園や花壇、図書館やホール、売店やレストランもある。梅が枝餅も売ってる。全体的に統一感がある。

 

◆650

 シーベルト毎時。100パーセント致死量の100倍の線量ということである。それが福島第一の2号機の地下で、しかも圧力容器の真下に入る途中なのである。メルトダウンとは、つまりそういうことなのだ。ひとの生存どころかロボットが耐えられない線量。現場に入った汚染されたロボットはどうなるのだろう(その場に放置するのでなければ、これもまたどこかに閉じ込めておくしかないのか)。連日の報道は表現を抑えてあるが絶望的な汚染だということが素人にもわかる。廃炉の見通しが立たないということは、予算の見通しも立たないということだが、廃炉できなければどうなるのか。別のところでメルトダウンなど起きたらどうなるのか考えるのもいやになるが、考えないわけにはいくまい。原発事業を継続したとしての人類の勝率はどのくらいなのか。撤退できるのに誰かの利益のために撤退しないのか。あともどりするにはすでに手遅れな案件なのか。自分にわかるのは廃炉はメルトダウンするより前に行わないととんでもないことになる、ということぐらいだ。

◆いとしの卵かけごはん

 博多駅のマイング名店街に「うちのたまご」というお店がある。「うちの」というのは今は合併して飯塚市になっている旧筑穂町の「内野」のことである。内野は長崎街道の宿場町で、旧い町並みがよく残っている。筑前内野という駅があり、筑豊本線(の一部、桂川〜原田間、通称原田線)という電化されていない路線が通る。近くの山にJR九州のゴルフ場と養鶏場がある。内野のたまご=「うちのたまご」ということなのだ。原田線は、運行が少ない。日中4時間くらい、まったく空っぽになってしまう時間があり、そんな時間には、過密の鹿児島本線を避けてということだと思うがJR九州の列車の甲種輸送(鉄路を使用して列車を運搬すること)だか回送だかに使用されていて、たまに「ををっ!!」と思うような列車に出会える。旅客輸送に使われるのはキハ31気動車。昔、福岡県内の長崎街道を取材して歩いていた頃は、キハ125(今は久大本線や、日田彦山線、唐津線などで走ってるのをよく見る)が使われていた。彼岸花の咲く中を黄色いキハ125が走る姿は可憐であった。

 その「うちのたまご」店では、生卵と、ケーキ、プリンなどの卵菓子類を販売しているのだが、席があり、卵かけご飯を食べることができる。たまご2個、ご飯2杯までとお味噌汁で520円ということで、通るたびにほぼ満席である。1個60円以上する上等の卵の卵かけご飯である。とはいえ駅から30分で帰宅でき、帰ればご飯も炊けている身としては、寄り道して卵かけご飯を食べて帰ろうとは思わない。

 以前、エッグベネディクトのためのポーチドエッグは「うちのたまご」を使うと簡単だと書いたことがある。卵かけご飯が苦手な向きにも、ポーチドエッグをのせたご飯なら、すごくおいしく食べられるのではないかと思う。たぶん卵かけご飯が苦手な人は、白身、特に溶き卵にしたときにいくら混ぜても、ドロっと残ってしまうカラザがいやなのだと思う。気にせず食べる人は食べる。はずす人もいるが。ポーチドエッグにすると、白身はほぼ固まって、カラザの所在などわからなくなる。で、黄身は魅惑のほぼ生状態なのである。卵かけご飯の白身カラザ問題は、鍋に沸かした湯に生卵を落とす、というひと手間をかけることで、簡単に解決するのだ。

 私は、かつおぶしの削り節パック1つにお醤油をよく混ぜたものを熱々のご飯に載せて、その上にポーチドエッグ(卵はなんでもいいけどできるだけ新しいものを使ってね)を載せた、猫玉丼とでも呼ぶべき、卵かけご飯の変形が好きである。まあ試してみてね。独り飯の卵かけご飯が至福の味わひになりますのよ(?)

 

 

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1月前半のあれこれ

2017年01月16日 | 物見遊山

◆初詣は福岡市中央区天神の天神たる天神、水鏡天満宮。菅原道真の縁起の残る由緒ある天神さまである。江戸時代の筑前名所図絵には、ガマの油売りと思しきパーフォーマンスに見物人が集まっている様子が見られる。

◆JR折尾駅。工事中だった3番4番5番ホーム(鹿児島本線用)が供用されてた。新ホームから旧3番〜5番ホームを望む。折尾駅は巨大迷路である。同じホームから同じ方向に降りる別々の階段で、行き先が全く違うのである。表示をよく読まないと行き間違える。

◆久々に門司港の大平山(だいへいざん)に行く。門司駅近くのミンズが閉店した今、北九州ラーメンといったらここだ。静かな外見だけども、店内は賑わっている。醤油とんこつ系。スープとチャーシューの味のバランスが絶妙。写真はメンマ麺。チャーシューを買って帰る。門司港レトロに懐疑を感じるひねくれ者にもおすすめ。

◆今年初のシュールは、買い物してたスーパーの有線(平成J-POPがかかっていることが多い)で「千の風になって」が聞こえてきたこと。

◆11日午後は、博多で九州大学大学院地球社会統合科学府の国際シンポジウム「アジアを捉えなおすー歴史、文化、秩序ー」に行く。なにしろ「秀吉の『朝鮮出兵』に巻き込まれたひとびと」など、小社「街道シリーズ」とかぶるテーマがいくつかあって。歴史は2次元の年表ではあらわせない。3Dでも無理だ。光の当て方で変わるイメージを脳内に持つ。その材料をいっぱいインプットする。インプットしながら自分なりに考える。そんなことをぶつくさ考えながら帰途につく。

◆14日は、九州国立博物館。「沖の島と大和朝廷」展。埴輪に銅鏡、金細工などを観覧。沖の島は宗像沖の玄界灘に浮かぶが女人禁制につき南極より遠い場所である。

 1階では「UBEビエンナーレ」の宣伝活動をやってた。山口県宇部市では、2年に一度、野外彫刻のコンペがあり、公園で展示される。50年以上続いている。1981年に宇部で、この行事に関連した大掛かりな都市景観シンポジウムがあり、当時住んでいたので市民枠で行ってみたのである。基調講演は榮久庵憲司氏だった。何がどう刺激になったのだろうか、それから私の読書がはじまったのである。

◆ついでに太宰府天満宮にもお参り。参道から境内にかけて、いろんなものが鎮座している。撫でると頭が良くなると言われている牛の像には行列ができていた。麒麟像と鷽(うそ)像が並んでいるところがある。麒麟はリアル、といっても想像上の生物にリアルも何もないが、その横の鷽である。ずんぐりむっくりしたデフォルメが、とてもカワイイのだが、これが嘉永年間の作品。もし黒御影だったら流政之あたりの作品と言われてもああそうかもね、と納得しそうな、古くない作品なのだ。

 飛梅は、本当に咲き始めだった。

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佐世保音楽隊クリスマスコンサート、そして年末へ

2016年12月24日 | 物見遊山

◆海上自衛隊佐世保音楽隊クリスマスコンサート

 年末はこのビッグバンドを聞きに福岡シンフォニーホールへ行くのが恒例となっている。今年は12月15日。ステージにはクリスマスツリーが置かれ、前半は海の曲。自衛隊楽団のための曲とモリコーネの「海の上のピアニスト」など。 

「海の上のピアニスト」は、豪華客船で生まれて一度も地上に降りずに 船の爆破処分とともに死んだピアニストの話だ。長い夢を見ているような不思議な映画だった。

「リトルマーメイド」(ディズニーの戦う人魚姫の映画、かわいそうな人魚姫じゃなくてね)の「アンダー・ザ・シー」を男女の自衛官が歌った。以前のコンサートでは、自衛官の歌手が出てきても、何か照れが見えてたような記憶があるが、三宅由佳利さんの影響かどうか、どう見られるか聞こえるかまで意識してるふうで、実際すごくうまい。

 後半はクリスマス関連の曲、ミラーボールが回る。ここはオーストリア製クリスタルのみごとなシャンデリアが十基ほど天井から下がっている福岡一豪華なホールで、たとえば海外からオペラが来るとしたらここなのだが、そういえばミラーボールもあったことを思い出した。

 アンコールの2曲目は「行進曲軍艦」がお約束である。今回もシアワセ気分。

◆そして年末へと畳み掛けるように慌ただしく時は進む。

 ブログの日にちが空くのは、病気かよほど忙しいかだけど、病気はしてない。積み残しばかりで今年は一体何ができただろうかと思いながら、この程度で忙しいと言ってたら何もできないまま死んでしまうよ、とつぶやきながら。それでもまだ、5年前より体力はある。連続は無理だが、3日くらいは3時間睡眠でも翌朝ちゃんと起きて動ける。いつか、心掛けにかかわらず、気力に体力やさまざまな能力がついて行かないときが来てしまうのかも知れないが、そのときのことを心配していてもしょうがない。とりあえず、日々を大切に生きることとしよう。

 

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鳥獣戯画を見に太宰府へ

2016年11月17日 | 物見遊山

    12日土曜日、 高山寺の鳥獣戯画が九州国立博物館に来ているので太宰府へ。七五三詣りの時期でもあるので、参道は大にぎわいだ。外国人も多い。「爆買い鎮静化」などというが、失礼な言い方だと思う。旅行が買い物ツアーの次の段階に入っただけなんじゃないかと。太宰府のみならず、日田だの飫肥だのといった、九州の趣深い(見向きもしない日本人もいると思われるシブい)歴史の町に、どんどん外国人が来るようになったということなのだ。これは、天満宮と博物館に隣接する遊園地のポスター。荒井良二に描かせているんだ。

 で、九州国立博物館。

    2時だというのに博物館のレストランは30分待ちで、博多駅近くで食べてきて良かったわねえなどと言っていると、それどころではない人だかりがその先にあって、 外から行列。中でも行列。1時間半待ちですと!!   これはびっくり。開館10年あまり、九州国立博物館で並んだことなんかなかったんだもの。3階特別展入場口の人だかりというのはあったけど、1階エスカレーターより前に並んでいるなんて初めて。フェルメール展でさえ並んだりしなかった。なんて人気なんだ、鳥獣戯画。私としたことが一瞬怯んだ。

    かといって出直す日程もない。観念して行列に加わる。きっちり90分後に入場できた。まあ東京じゃ200分超えというのもザラだったそうだし。

 絵巻の甲乙丙丁鑑賞。生筆致の迫力。鳥獣戯画は、昔、連続テレビドラマのオープニングタイトルのバックに使われていたのを覚えている。カエルさんとウサギさんが相撲とってる古い絵。あとは高山寺のお宝と、明恵上人の紹介と。

鑑賞終了後、1階を見ると、まだ長蛇の列である。待ち時間に疲れたので、常設展は見ないで帰る。館内カフェもこんな感じで楽しいのよ。

 

 相撲、力士などは福岡においては11月の季語である、と言っちゃおう。電車、バスにもおすもうさんが乗ってくる。太宰府天満宮には、日馬富士在籍の伊勢ヶ濱部屋の九州宿舎がある。天満宮の幼稚園にはこんなステキな平仮名ののぼりが立っている。クリックしたら拡大できます。

 博多駅前の埋め戻し突貫工事は、12日はこんな感じ。15日の朝はこんな感じでこの道を通るバスも復活していた。博多口広場は、何もなかったように、クリスマスイルミネーションで彩られ、そのうち、クリスマスマーケットの屋台が立ち並び、ホットワインや、シュトーレンなどの菓子類や小物が売られ、年末まで賑わうことになるのだ。

  

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秋になってからのいろいろ

2016年11月01日 | 物見遊山

◆エド・はるみ小池塾に参加

 というネット記事の字面だけ見て、なぜ彼女が小池一夫の劇画塾に参加するのだろうか、絵が描けたり、お話をつくる才能がある人だったのか? と思っていたが、なんだか違うらしい。

 

◆下関スーパーの地元愛

▲クレーンゲームである。県職員の名刺にも印刷してある山口県ゆるキャラ「ちょるる」と、下関のマンホールにも絵柄が使われているフグの「ふっくん」のぬいぐるみである。なんと地元愛にあふれたクレーンゲーム、と思ったが、実際のところ「当たり」は、黄色いカプセルの中の「妖怪メダル」だそうで、それは地元愛とはあまり関係ない。

 昨今はこういった結構大きい、どうかすると20センチ以上あるマスコットをバッグにぶら下げるのが流行っているようである。若年女子に限らず、というところが今風である。

 

▲ちなみに山口県警のキャラクターは「ふくまるくん」で、道路の警察署案内標識にはこの絵が使用され、警察官の名刺にも印刷してある。

◆秋のテンプテーション

▲北九州市小倉南区徳力団地で見た手書き文字の看板。標語なのか? どんな誘惑が待っているのか? ターコイズブルーという色の選定が絶妙である。

◆佐賀バルーン

 10月末から11月はじめまで、熱気球の国際競技会のため、世界中から人が佐賀に来ている。バスの運転手さんも「えくすちえんじ ひあ」とか言ってる。土曜日に行ったものの強風で公式練習や競技はお休みだった。いい天気だったのに残念。だからバルーンの写真はない。バルーンは上がってないけど、ステージや物産展があって賑やかで楽しい嘉瀬川河川敷である。

▲フレッシュみかんジュース製造機。遠目にはバッティングマシンに見えないでもないが、ボールではなくみかんが並ぶ。どうもスペイン産の機械らしい。http://www.zumex.com/en みかんをそのまま投入すると、自動的に皮をむいてジュースにする。下のガラスポットにジュース、右下のポリバケツに皮が出てくるすぐれものだ。1杯百円。おいしかったよ。

◆イベントお約束のゆるキャラなど

▲ジョンソンの「バブルくん」、おそうじを手伝ってくれます。

▲法務省の「人KENまもるくん&人KENあゆみちゃん」も、お仕事中。やなせたかし氏のデザイン。

▲「おそ松さん」は、もはやニートではない。確か春先に宮崎の商店街で働いているのを見かけたが、秋には佐賀にも出稼ぎに来ている。バックの鯛は、唐津くんちの山車の鯛だね。アニメを仕掛けた人の『おそ松さんの企画術』を読んだが、読んだからといってヒットが出せるわけではない。

◆その他佐賀市内

 

▲佐賀市営バス「愛の戦士ムツゴロウVS甲殻の騎士シオマネキー」って一体?

 

▲佐嘉神社の中にこんな建物が(バスから撮影)。縦ロールにリボンのお嬢様がお紅茶をいただくのに相応しい建物……ですが、実は公衆トイレなんですよ。

 

 

 

 

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西部航空音楽隊あーんど佐世保音楽隊のコンサート

2016年09月30日 | 物見遊山

◆空と海

   いい音聞きたい。脳細胞修復したい。というわけで福岡シンフォニーホール。

   「アクロス・クラシックふぇすた」今年は航空自衛隊西部航空音楽隊と海上自衛隊佐世保音楽隊の合同コンサートがあるのですよ。都合がつく限り、行かないわけにはまいりません。組曲「宇宙戦艦ヤマト」も演奏されるし。なにしろ「無限に広がる大宇宙」のメロディーを聞くと、反射的に「私はイスカンダルのスターシャ……」の声が自動脳内再生される自分である。「出撃」でザ・ピーナッツ「恋のフーガ」の「パヤパヤ♪」を連想する自分は古いが、どちらも宮川泰作曲なので間違ってはいない。

 航空音楽隊の「ブルーインパルス」からコンサートは始まった。ユニフォームは濃紺のシングルジャケット。黒靴の磨かれようはどうだ。「古いアメリカ舞曲による組曲」、「ケーク•ウォーク」はドビュッシーの「ゴリウォーグのケークウォーク」ってのは聞いたことあるぞ。そんなリズムの曲だった。佐世保音楽隊は白のユニフォーム。靴も白。ラテンなリズムでいまだかつてない陽気さの「錨を上げて」とかジャズアレンジのオサレな「海の見える街」とか「ヤマト」とか。

 空海の合同ステージにはゲストミュージシャンが登場。ミラーグラスにカラフル衣装で登場したサックスプレイヤーは元晴。チック・コリアの「スペイン」を。ヴィジュアルはミスマッチ甚だしいけど音はサイコーである。

 エリック・ミヤシロのトランペットで「スタートレックのテーマ」。鳥肌ものの高音自由自在、という感じ。トランペットでこんな音が出ることは知ってたよ。でもライヴで聞くのは初めてだし驚きだった。片仮名で書くと「ピューン」になり、浅薄な感じになってしまうんだけど、すごい音だ。

    似非ワグネリアン(好きだが何か聞かれても答えられない)といたしましては、ローエングリン「エルザの大聖堂への行列」も目当て。冒頭のフルート、オーボエ、クラリネット。木管の魅力的なこと。

    アンコールが「行進曲 軍艦」から「空の精鋭」 !!!  と続くのって、とても珍しいのではないかと。

   シアワセ気分で帰宅しながらふと思う。この素敵な音楽が帰って来れない人たちを送り出すために使われませんように。

    インテラパックス。

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九州労災病院の展示 小倉駅AIM 「私と宇宙展」

2016年09月23日 | 物見遊山

◆九州労災病院

  北九州市小倉南区。出先にあったので寄り、ドトールコーヒーでおやつ。建物は近年建て替えられた綺麗なもの。展示があったので見る。

  労働災害と聞いて連想するのは、工場火災や事故による外傷熱傷、酸欠事故、有毒ガス関連、あとメンタル系などくらいだったが、潜水病治療に関する文書展示や、加圧装置の自動記録用紙(円形の、自動車のタコグラフのようなもの)に、ああ、そういうものもあるんだ、と思ったりした。潜水病は減圧症ともいい、海の中から浮上するとき、急な圧力の減少で体内にできた気泡が悪さをする。ほっておけば良くなる性質の病気ではなく、加圧タンクに入って海の中と同じ気圧をかけて気泡を消し、ゆっくりと減圧するのが唯一の治療ということらしい。今はもっとあちこちにある装置らしいが、昔は日本に3箇所しかなかったこともある設備だったそうで、その日本3箇所を知らなかったり、間に合わなかった人は、命を落としたり、後遺症が重くなったりしたということなのだ。潜水病といえば職業潜水士だった時代の話である。今はレジャーダイバーが気をつけなければならない病気だ。何時間も狭い閉所のタンクに入っているなど想像するだけで息苦しくなるが、そういう私のような人間は、そもそもダイビングなど怖くてやらない。

◆月の石

 翌日も小倉。時間があったので何かやってないかと検索しAIM(アジア太平洋インポートマート)で開催中の「私と宇宙展」に行く。小倉駅北のコンベンションゾーンは、行ったことなかった! 駅の北の方はいつ行ったのが最後だったか。ラフォーレがあった頃じゃないのかなと。駅の北のベンチにはメーテルが座っていて、傍らに鉄郎が立っている。そのまた近くにいるのは、キャプテン・ハーロックだ。会場へは動く歩道があってラクチンである。

 宣伝は地味であるが人はたくさん来ている。年配の方が多い。宇宙服を着た写真を撮ってもらったり(裏から顔を出すだけだけどね)映像展示を見たり、本物の月の石を眺めたりした。重力の違いをあらわすのに、1リットルのペットボトルに水を詰めて1キログラムにしたのが地球。月では、木星では、と、ペットボトルに入れたもので重さを調整し、それぞれで感じられる重力を表現してあった。理科の先生はすぐ作ってみたくなるだろうな。

 

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