◆売られた個人情報
ベネッセの名簿が、何者かによって名簿屋に売られ、ジャストシステムがそれを買ってDMを出したのが問題になってる。調べは続き内情は明らかになっていくだろうが、この夏、ベネッセのイベントはすべて中止。流出させてしまった直後に個人情報集めのイベントはまずかろうと。たのしみにしていたよい子と、イベント関連業者には気の毒なことこの上ない。
で、流出させた輩は、孫請けの派遣さんだった。以前も書いたけど流動化した低賃金雇用が品質の低下をもたらすということですよ。低賃金と不安定な立場にしておいて、機密を守ってもらおうなど、甘~い。働く人を不幸にしていると、しっぺ返しを喰らう。どんな社会であってもこういう輩は一定数出て来るものだが、母数が増えるということである。大多数のまじめに働く派遣さんにはたいそう迷惑なことである。ようするに大事な大事な財産である個人情報管理を、経費をケチって孫請けに流すからこういうことになってしまったのである。
◆個人情報収集ビジネス
以前何かを注文したところから、DMご案内が来るのは納得できる。しかし自分の名前と属性などの情報が、思いもかけない使われ方をしたり、勝手に売買されているのは気持ち悪いことである。
でも、昔の話になるけど、我が家の名簿はベネッセに情報を提供する以前にベネッセに流れていた。個人情報保護法などなかった時代である。役所と産婦人科と小児科しか知らない情報の段階でDMが来たのだ。すでにそこは廃院になっているが、小児科から流れた可能性が強い。産婦人科で書いたときの住所と小児科で書いたときの住所は違っていて、小児科で書いた住所にDMが来たのだ。知人に知らせた住所は産婦人科で書いたほうの住所で、それが健康保険証の住所だったから、個人や役所から流れた可能性は少ない。仕事上、個人情報管理に神経質な知人のところにもDMが来て訝しがっていたが、その家庭も同じ時期、同じ小児科にかかっていた。そういえば、受診のときに、持ち家か賃貸かを書かされたのが不思議だった。
愉快ではない。医者へは情報を出さずに受診できないではないか。そんなところから名簿を売られたら対処できない。無論、医者に抗議したが、知らないと言っていた。まあ、ほかの理由もあって、その小児科の受診は1回こっきりで他のところに変えたのだが。
ベネッセはどういう経路で私達の情報を買ったのか? 医者が名簿屋に売ったものをベネッセが買ったのか? それとも何か他の方法で入手したのか? 知るよしもない。ただ、私は誰かに自分の情報を知らせる意図などなかった。今、ベネッセから盗まれた情報が問題になっているが、無断で抜かれた個人情報名簿を買って使った、といった意味ではあまり変わらない方法で情報収集していた時代もあったということだ。そんなことをしなくても、自社イベントで、つまり自力でたくさんの情報を入手できるようになったのだから、その信用はなによりも大事にしないといけなかったのだ。
◆カード割引金額やポイントは自分の個人買い物情報を売った代金であるという考え方
なぜベネッセのイベントで、人々が住所氏名その他を書いたかというと、とりあえず、ベネッセからはご案内が来てもかまわないと思ったからではないのか。ベネッセは個人情報漏洩などは起こさない、なぜならベネッセのような会社が個人情報漏洩事件を起こしたら大問題になるからである、と信用されていたのである。で、情報は漏洩して大問題になっている。
個人情報漏洩が頻繁にあるとしたらぞっとする。知らない場所で知らない人に丸裸にされているようなものではないか。
買い物の全容を把握されるのがいやなら、総合スーパーの会員カードや、いろんなポイントカードは利用できない。何%かの割引や、ポイントと引き換えに、個人の買い物の動向を把握されているのである。割り引かれる金額やポイントは自分の買い物情報を売った代金である。それと知って利用するのはいいが、意識してなかった人が多いのではないか。これからは自分の個人情報を自分で売っていることを意識する人が増えると思う。その総合スーパーが自分の情報を外に出さないのならまだいいと思うが、それすら気持ち悪いと思う人もいると思う。これからいろんなところで顧客取り込みの流れが変わってくるかも知れない。
ベネッセの名簿が、何者かによって名簿屋に売られ、ジャストシステムがそれを買ってDMを出したのが問題になってる。調べは続き内情は明らかになっていくだろうが、この夏、ベネッセのイベントはすべて中止。流出させてしまった直後に個人情報集めのイベントはまずかろうと。たのしみにしていたよい子と、イベント関連業者には気の毒なことこの上ない。
で、流出させた輩は、孫請けの派遣さんだった。以前も書いたけど流動化した低賃金雇用が品質の低下をもたらすということですよ。低賃金と不安定な立場にしておいて、機密を守ってもらおうなど、甘~い。働く人を不幸にしていると、しっぺ返しを喰らう。どんな社会であってもこういう輩は一定数出て来るものだが、母数が増えるということである。大多数のまじめに働く派遣さんにはたいそう迷惑なことである。ようするに大事な大事な財産である個人情報管理を、経費をケチって孫請けに流すからこういうことになってしまったのである。
◆個人情報収集ビジネス
以前何かを注文したところから、DMご案内が来るのは納得できる。しかし自分の名前と属性などの情報が、思いもかけない使われ方をしたり、勝手に売買されているのは気持ち悪いことである。
でも、昔の話になるけど、我が家の名簿はベネッセに情報を提供する以前にベネッセに流れていた。個人情報保護法などなかった時代である。役所と産婦人科と小児科しか知らない情報の段階でDMが来たのだ。すでにそこは廃院になっているが、小児科から流れた可能性が強い。産婦人科で書いたときの住所と小児科で書いたときの住所は違っていて、小児科で書いた住所にDMが来たのだ。知人に知らせた住所は産婦人科で書いたほうの住所で、それが健康保険証の住所だったから、個人や役所から流れた可能性は少ない。仕事上、個人情報管理に神経質な知人のところにもDMが来て訝しがっていたが、その家庭も同じ時期、同じ小児科にかかっていた。そういえば、受診のときに、持ち家か賃貸かを書かされたのが不思議だった。
愉快ではない。医者へは情報を出さずに受診できないではないか。そんなところから名簿を売られたら対処できない。無論、医者に抗議したが、知らないと言っていた。まあ、ほかの理由もあって、その小児科の受診は1回こっきりで他のところに変えたのだが。
ベネッセはどういう経路で私達の情報を買ったのか? 医者が名簿屋に売ったものをベネッセが買ったのか? それとも何か他の方法で入手したのか? 知るよしもない。ただ、私は誰かに自分の情報を知らせる意図などなかった。今、ベネッセから盗まれた情報が問題になっているが、無断で抜かれた個人情報名簿を買って使った、といった意味ではあまり変わらない方法で情報収集していた時代もあったということだ。そんなことをしなくても、自社イベントで、つまり自力でたくさんの情報を入手できるようになったのだから、その信用はなによりも大事にしないといけなかったのだ。
◆カード割引金額やポイントは自分の個人買い物情報を売った代金であるという考え方
なぜベネッセのイベントで、人々が住所氏名その他を書いたかというと、とりあえず、ベネッセからはご案内が来てもかまわないと思ったからではないのか。ベネッセは個人情報漏洩などは起こさない、なぜならベネッセのような会社が個人情報漏洩事件を起こしたら大問題になるからである、と信用されていたのである。で、情報は漏洩して大問題になっている。
個人情報漏洩が頻繁にあるとしたらぞっとする。知らない場所で知らない人に丸裸にされているようなものではないか。
買い物の全容を把握されるのがいやなら、総合スーパーの会員カードや、いろんなポイントカードは利用できない。何%かの割引や、ポイントと引き換えに、個人の買い物の動向を把握されているのである。割り引かれる金額やポイントは自分の買い物情報を売った代金である。それと知って利用するのはいいが、意識してなかった人が多いのではないか。これからは自分の個人情報を自分で売っていることを意識する人が増えると思う。その総合スーパーが自分の情報を外に出さないのならまだいいと思うが、それすら気持ち悪いと思う人もいると思う。これからいろんなところで顧客取り込みの流れが変わってくるかも知れない。