発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

大分2016

2016年01月05日 | 物見遊山
◆大分県庁
庁舎13階にある県庁食堂は、地産地消ビュッフェで、一般開放されている。貼られたポスターが、なかなか。
一条ゆかりの「プライド」というコミックで、イタリアで日本人実業家のパーティーに歌手としてよばれたヒロイン(ダブルヒロインの、暗い方)が「ふるさと」を歌ってみせたとき、実業家が「だご汁とやせうまが食べたい」 と泣き出す場面がある。「大分の方なんですね」
ありますとも。だご汁とやせうま。
小麦粉を水で練ってリボン状に湯がいたものを、味噌汁に入れたのが「だご汁」、砂糖入りのきな粉をまぶしたのが「やせうま」である。
地場野菜たっぷり。ドレッシングの容器が渋い。
おからのサラダがディッシャーで、半球状に並び、銀シャリのほかに雑穀入り御飯もある。学齢前のお子さんは無料なので、親子連れも多い。
社食お約束のカレーも用意されている。
名物とり天は、終了していたが、醤油をあまり使っていない(中津風?)唐揚げは、あったし、ひじきの煮物に入った椎茸が、なにげに肉厚である。 全体的にヘルシー系。
大分ケンミン食である。
デザートは、やせうま だけではなく、ゼリーなどがあった。コーヒー、オレンジジュース、麦茶、味噌汁も、当然あり。
650円です。平日営業、オーダーストップは13時30分。

◆オリジン大分
 街には具象彫刻多し。夭折の天才作曲家、滝廉太郎の銅像は「音楽が聞こえてこない?」と語りかけてくるようだ。キリシタン大名大友宗麟のまちだったので、西洋音楽発祥の地、西洋医術発祥の地、西洋演劇発祥の地、と、日本ではじめてのことが多い。
 駅前広場で大きな手(若干のデフォルメがある)を広げて辻説法している、フランシスコ・ザビエルさん。これは去年にはすでにあったけど、取り替えられている。作家が、出来について満足できないので自費で鋳造しなおして設置したというニュースを12月に聞いた。
右端に小さく映り込んでるのは、大友宗麟さん。
コメント
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