ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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最少人数と最小限の人数

2020-04-27 15:05:28 | 趣味
ちょっと気になる日本語。

最近大きく気になっているのは「しゅうそく」
勿論、新型コロナウィルスの関連。
どのテレビ局でも重要な文言にテロップを出すのが一般的だが、「しゅうそく」を「終息」とするところと「収束」とするところがある。

比較の問題だが、収束は近いうちにやってくるだろうが、終息するには長い時間がかかる。
「収束はしても終息には程遠い」といったところか。

ところが、ここは収束だろうと思うところで、終息とテロップを出す場面が結構多い。
元々終息のつもりでいるのか、収束を終息としてしまったのか、真意がどちらにあるのかは読めない。

凶器になったのは「最小限」
日本語の熟語としては「最小限」で間違いはない。

しかし、最も少ない人数で買い物に行ってほしいの趣旨からいえば「最少」がよさそうに思う。
「最少限」と言う熟語がないのだから「最少人数」とした方が日本語的には良い気がする。

「最少か最小かは、反語(反対語、対義語)を考えればわかる」という解説があった。
「最小限」に対し「最大限」と言う言葉はあるが、「最少限」に対する「最多限」と言う言葉はないので「最少限」が正しいという。

それは「受験問題などを解く際のヒント」としては正しいと思うが、多寡を表す用語すべてに言えることなのか。
言葉の意味合いと表現方法の違いと言うか齟齬と言うか、違和感はぬぐえない。

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