2012年1本目の映画は「デビルズ・ダブル」の試写会でした。
2012/1/5、神保町の一ツ橋ホールでの開催。
イラクのサダム・フセインの長男、ウダイ・フセインの影武者の物語。
映画そのものはまずまずだったけど、気に入らないことがいくつか。
まずは我々の左隣の女性二人が始まる前、ずっと喋っていたんだけど、
うるさいったらありゃしない。
二人は隣同士なんだからもっと小声でしゃべれよ。
向かい合って喋らなくてもいいけど
周りの何人にも聞こえるような大声は止めてくれ。
あんたがどれだけ海外旅行が好きだろうが、
台湾の料理がいかにおいしかろうが、
「唐辛子」が日本語のままで通じようが通じまいが
知ったこっちゃないし、聞きたくもない。
開演5分前のベルが鳴っても止めず、
開演前の説明のナレーションが聞こえないくらいうるさかった。
もう少し小声で!っていえばよかったかな。
それとこれは直接被害はなかったけど、すぐ後ろの老夫婦。
込んでたんだから、二人で3席取るな。
最後にこれは一ツ橋ホールでは良くあることで、
映写機がひどいのか、映写技師の腕が悪いのかはわからないけど、
ピントが合っておらず、映像がひどくボケていた。
最初のタイトルやエンドロールはほとんど読めないくらい。
アップは何とか耐えられるが、遠景はボケボケ。
2台の映写機のうち1台が特にひどい。
実際にTVニュース場面の引用らしき映像もあったけど、
ところどころ、まるでアナログのビデオを見ているようだった。
何とかならんもんか。
*
さて、文句たらたらはこれくらいにして映画のあらすじから。
****
ドミニク・クーパー、リュディヴィーヌ・サニエ、ラード・ラウィ。
*
1980年代後半。
イラン・イラク戦争のさなか、イラク軍兵士、ラティフ(ドミニク・クーパー)は、
サダム・フセインの息子で、自身の級友である
ウダイ・フセイン(ドミニク・クーパー、二役)に王宮に呼び出される。
学生時代からよく似ていると言われたウダイとラティフ。
ウダイは嫌がるラティフを脅し、無理やり影武者に仕立てる。
ラティフにはムネムという監視役が付き、指導に当たる。
ウダイはラティフを弟だとして連れ歩き、生来の乱暴で自堕落な生活を続ける。
1988年、イラン・イラク戦争の終結と相前後したある日のパーティで、
ウダイはサダム・フセインの侍従のカミール・ハンナと口論になり、
激怒したウダイは刀でカミールに切り付け、射殺してしまう。
サダム・フセインはこれに激怒し、ウダイは睡眠薬自殺を図るが、
何とか一命を取り留める。
ウダイは女癖も悪く、ナンパ、クラブ通い、美女の拉致、
人の花嫁に手を出して死なせるなどの狼藉三昧の挙句、
不始末は金で解決したりしていた。
1990年、イラクはクウェートに侵攻し、
第2次中東戦争(湾岸戦争)が始まった。
ウダイに対する国民からの反発も大きく、ウダイの命を狙うグループも存在した。
ラティフは家族と自分自身の安全を確保するためとはいえ、
果たして良心に逆らってずっと影武者を続けるのだろうか。
**
ラティフはこの後、イラク北部に逃げ、クルド人部隊に拉致されるが、
偽者であることが分かり解放されて1992年にオーストリアに亡命した。
ウダイは字幕では2003年アメリカ軍によって殺害されたと出る。
劇中の事件では重傷を負い、一命は取り留めたものの不摂生を続けたため
足が完治しなかったといわれる。
2001/9/11、アメリカで起こった同時多発テロを受け、
アメリカはイラクに対する制裁を強め、
ついに2003年3月、イラク戦争が始まる。
ウダイはバクダッド陥落を受けて逃亡、北部に潜伏していたが、
2003/7/22にアメリカ軍の急襲を受け、銃撃戦の末射殺された。
**
ドミニク・クーパーが狂気のウダイと正気のラティフの一人二役を演じる。
喋り方、物腰、仕草、表情など全くの別人に見える。
二人の重なりシーンも違和感なく
本当に二人のドミニク・クーパーがいるようだった。
影武者であったラティフ・ヤフヤ本人が書いた自叙伝
「デビルズ・ダブル」(1992)に基づく。
ラティフ・ヤフヤは実在の人物で存命。
この映画のUKプレミアにも顔を出している。
ラティフ・ヤフヤの写真はIMDBにも掲載されている。
*
後ろの席のご婦人が終わった時に言われた言葉。
「あれだけ撃たれても死ななかったんだね。」
その通り!
2012/1/5、神保町の一ツ橋ホールでの開催。
イラクのサダム・フセインの長男、ウダイ・フセインの影武者の物語。
映画そのものはまずまずだったけど、気に入らないことがいくつか。
まずは我々の左隣の女性二人が始まる前、ずっと喋っていたんだけど、
うるさいったらありゃしない。
二人は隣同士なんだからもっと小声でしゃべれよ。
向かい合って喋らなくてもいいけど
周りの何人にも聞こえるような大声は止めてくれ。
あんたがどれだけ海外旅行が好きだろうが、
台湾の料理がいかにおいしかろうが、
「唐辛子」が日本語のままで通じようが通じまいが
知ったこっちゃないし、聞きたくもない。
開演5分前のベルが鳴っても止めず、
開演前の説明のナレーションが聞こえないくらいうるさかった。
もう少し小声で!っていえばよかったかな。
それとこれは直接被害はなかったけど、すぐ後ろの老夫婦。
込んでたんだから、二人で3席取るな。
最後にこれは一ツ橋ホールでは良くあることで、
映写機がひどいのか、映写技師の腕が悪いのかはわからないけど、
ピントが合っておらず、映像がひどくボケていた。
最初のタイトルやエンドロールはほとんど読めないくらい。
アップは何とか耐えられるが、遠景はボケボケ。
2台の映写機のうち1台が特にひどい。
実際にTVニュース場面の引用らしき映像もあったけど、
ところどころ、まるでアナログのビデオを見ているようだった。
何とかならんもんか。
*
さて、文句たらたらはこれくらいにして映画のあらすじから。
****
ドミニク・クーパー、リュディヴィーヌ・サニエ、ラード・ラウィ。
*
1980年代後半。
イラン・イラク戦争のさなか、イラク軍兵士、ラティフ(ドミニク・クーパー)は、
サダム・フセインの息子で、自身の級友である
ウダイ・フセイン(ドミニク・クーパー、二役)に王宮に呼び出される。
学生時代からよく似ていると言われたウダイとラティフ。
ウダイは嫌がるラティフを脅し、無理やり影武者に仕立てる。
ラティフにはムネムという監視役が付き、指導に当たる。
ウダイはラティフを弟だとして連れ歩き、生来の乱暴で自堕落な生活を続ける。
1988年、イラン・イラク戦争の終結と相前後したある日のパーティで、
ウダイはサダム・フセインの侍従のカミール・ハンナと口論になり、
激怒したウダイは刀でカミールに切り付け、射殺してしまう。
サダム・フセインはこれに激怒し、ウダイは睡眠薬自殺を図るが、
何とか一命を取り留める。
ウダイは女癖も悪く、ナンパ、クラブ通い、美女の拉致、
人の花嫁に手を出して死なせるなどの狼藉三昧の挙句、
不始末は金で解決したりしていた。
1990年、イラクはクウェートに侵攻し、
第2次中東戦争(湾岸戦争)が始まった。
ウダイに対する国民からの反発も大きく、ウダイの命を狙うグループも存在した。
ラティフは家族と自分自身の安全を確保するためとはいえ、
果たして良心に逆らってずっと影武者を続けるのだろうか。
**
ラティフはこの後、イラク北部に逃げ、クルド人部隊に拉致されるが、
偽者であることが分かり解放されて1992年にオーストリアに亡命した。
ウダイは字幕では2003年アメリカ軍によって殺害されたと出る。
劇中の事件では重傷を負い、一命は取り留めたものの不摂生を続けたため
足が完治しなかったといわれる。
2001/9/11、アメリカで起こった同時多発テロを受け、
アメリカはイラクに対する制裁を強め、
ついに2003年3月、イラク戦争が始まる。
ウダイはバクダッド陥落を受けて逃亡、北部に潜伏していたが、
2003/7/22にアメリカ軍の急襲を受け、銃撃戦の末射殺された。
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ドミニク・クーパーが狂気のウダイと正気のラティフの一人二役を演じる。
喋り方、物腰、仕草、表情など全くの別人に見える。
二人の重なりシーンも違和感なく
本当に二人のドミニク・クーパーがいるようだった。
影武者であったラティフ・ヤフヤ本人が書いた自叙伝
「デビルズ・ダブル」(1992)に基づく。
ラティフ・ヤフヤは実在の人物で存命。
この映画のUKプレミアにも顔を出している。
ラティフ・ヤフヤの写真はIMDBにも掲載されている。
*
後ろの席のご婦人が終わった時に言われた言葉。
「あれだけ撃たれても死ななかったんだね。」
その通り!
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