2015/9/10、渋谷ユーロライブ。
開場時間になってもユーロスペースの前はあまりにも人が少なかったため、
間違って大勢が並んでいるクラブエイジアに並んでしまった。
呼び込みの内容があまりにも違うので気づいたが、とんだ赤恥。
*
ロシア映画。台詞がない。
日本語字幕がないが、ロシア語が全く読めないため、
設定や状況の細かいところは全く不明。
内容は映像からの推測。
*
場所はカザフスタンらしい。
トラックの荷台で眠る男。
名前がないとこの後書くのに不便なので「親父」と呼ぶ。
一眠りすると親父はトラックを駆って、草原の中の一軒家に帰る。
家では「娘」が待っていて、静かに時が流れる。
電気もガスも水道もない草原の真っただ中。
灯りはランプ、水は井戸、炊事は薪。
太陽を遮るものはなく草は生えているが乾燥しており、昼間は暑く夜は寒い。
翌日、親父はトラックに乗って出かけていく。
途中まで娘が運転、道路(轍)の分岐点で運転を替わり、娘は歩いて帰る。
帰り道、馬に乗った若者(以下「幼馴染み」とする)が、娘を乗せて一軒家に連れ帰る。
幼馴染みは娘から水を一杯もらい、のどを潤して去る。
娘の楽しみは、木の葉で作った自作の絵本。
ほとんど変化のない毎日の繰り返し。
日中、親父のいない間、娘は屋根の上で双眼鏡で周囲を見ている。
ある日、オーバーヒートした車が近くで止まり、一人の「若者」が水を貰いに来る。
娘は当初隠れているが、出てきて井戸の鍵を開けて水を汲んでやる。
若者は喜んで帰り際に娘の写真を撮る。
その夜、真っ暗の中、若者は手回し映写機の明かりで娘を呼び出し、
撮った写真をポジフィルムにしたものを投影し、娘を喜ばせ、真っ暗な中歩いて去る。
翌日、若者はトラックの荷台に隠れていて、親父を送るときに娘をびっくりさせる。
若者と幼馴染みが偶然鉢合わせする。
娘を巡って二人は喧嘩するが娘に水を掛けられて喧嘩は終わる。
そんな何も変わらない毎日の些細な出来事の生活がある日一変する。
*
タイトルや内容だけでなく表現手法も多分に実験的な映画。
原題は「Испытание」英字表記だと「Ispytanie」
意味は「Test」で、英語タイトルは「The Test」となっている。
カザフスタンのセミパラチンスクの出来事に触発されて作った映画らしい。
「セミパラチンスク」と言えば聞いたことのある人もいるのではないか。
事実は当時のソビエト当局によって長い間隠蔽されていたらしい。
本作では敢えて台詞を無くすことで、当時に対する非難などの政治的発言を控えつつ、
平和に暮らす住民が一瞬にしてその生活を奪われることの理不尽さを表している。
開場時間になってもユーロスペースの前はあまりにも人が少なかったため、
間違って大勢が並んでいるクラブエイジアに並んでしまった。
呼び込みの内容があまりにも違うので気づいたが、とんだ赤恥。
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ロシア映画。台詞がない。
日本語字幕がないが、ロシア語が全く読めないため、
設定や状況の細かいところは全く不明。
内容は映像からの推測。
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場所はカザフスタンらしい。
トラックの荷台で眠る男。
名前がないとこの後書くのに不便なので「親父」と呼ぶ。
一眠りすると親父はトラックを駆って、草原の中の一軒家に帰る。
家では「娘」が待っていて、静かに時が流れる。
電気もガスも水道もない草原の真っただ中。
灯りはランプ、水は井戸、炊事は薪。
太陽を遮るものはなく草は生えているが乾燥しており、昼間は暑く夜は寒い。
翌日、親父はトラックに乗って出かけていく。
途中まで娘が運転、道路(轍)の分岐点で運転を替わり、娘は歩いて帰る。
帰り道、馬に乗った若者(以下「幼馴染み」とする)が、娘を乗せて一軒家に連れ帰る。
幼馴染みは娘から水を一杯もらい、のどを潤して去る。
娘の楽しみは、木の葉で作った自作の絵本。
ほとんど変化のない毎日の繰り返し。
日中、親父のいない間、娘は屋根の上で双眼鏡で周囲を見ている。
ある日、オーバーヒートした車が近くで止まり、一人の「若者」が水を貰いに来る。
娘は当初隠れているが、出てきて井戸の鍵を開けて水を汲んでやる。
若者は喜んで帰り際に娘の写真を撮る。
その夜、真っ暗の中、若者は手回し映写機の明かりで娘を呼び出し、
撮った写真をポジフィルムにしたものを投影し、娘を喜ばせ、真っ暗な中歩いて去る。
翌日、若者はトラックの荷台に隠れていて、親父を送るときに娘をびっくりさせる。
若者と幼馴染みが偶然鉢合わせする。
娘を巡って二人は喧嘩するが娘に水を掛けられて喧嘩は終わる。
そんな何も変わらない毎日の些細な出来事の生活がある日一変する。
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タイトルや内容だけでなく表現手法も多分に実験的な映画。
原題は「Испытание」英字表記だと「Ispytanie」
意味は「Test」で、英語タイトルは「The Test」となっている。
カザフスタンのセミパラチンスクの出来事に触発されて作った映画らしい。
「セミパラチンスク」と言えば聞いたことのある人もいるのではないか。
事実は当時のソビエト当局によって長い間隠蔽されていたらしい。
本作では敢えて台詞を無くすことで、当時に対する非難などの政治的発言を控えつつ、
平和に暮らす住民が一瞬にしてその生活を奪われることの理不尽さを表している。
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