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映画「サバイバー」@ユナイテッドシネマ豊洲

2015-11-04 17:51:12 | 映画感想
2015/10/29、ユナイテッドシネマ豊洲。

スクリーン9、D列。少し前過ぎたかも。E列の方が良かった。



ミラ・ジョボビッチ、ピアーズ・ブロスナン、ディラン・マクダーモット。



ロンドンのアメリカ大使館勤務のケイト・アボット(ミラ・ジョボビッチ)。

年も押し迫ったある日、ビザ申請のバラン博士(ロジャー・リース)に疑いを持つ。

大使館側は誰も気付いていないが、案の定、彼はアメリカでのテロを計画していた。
バランはテロの黒幕にケイトのことを報告。

黒幕は時計屋(ウォッチメーカー、ピアーズ・ブロスナン)にケイトの始末を依頼。
政府関係にも手を伸ばし、ケイトにクレームを入れる。
しかし、ケイトは疑いを持ったまま調査を続ける。

翌日はビザ審査責任者のビル・タルボット(ロバート・フォースター)の誕生日で、
大使館近くのレストランでお食事会の予定だったが、
ビルが急用で遅れていて、ケイトが誕生日プレゼントを買っている間に
時計屋がレストランを爆破、レストランにいた大使館員は即死する。

ケイトは怪我だけで助かるが、時計屋に見つかり襲われる。
ケイトは時計屋の追撃をかわし、被害時の手順に従って所定の公園へ向かうと、
現れたビルがケイトを殺そうとして揉み合いとなりケイトがビルを撃ってしまう。

時計屋だけでなく、イギリス警察からも追われ、アメリカ大使館もケイトを追う。

果たして、ケイトはこの危機を逃れ、バランらの計画を暴くことができるだろうか。

**

なかなかスピード感があった。
いろんなことが次々と起こり、たった3日の出来事とは思えない。

タグによる追跡とか、非常時の退避場所が決まっているとかありそうだが、
ミラ・ジョボビッチ以外、全員無能な大使館員およびイギリス警察でした。

テロ実行犯の目的はアメリカに対する逆恨みで、黒幕はテロの混乱に乗じて
株でぼろ儲けしようと考えていたとのことでした。

これもありそうで面白いが、その手口はちょっと疑問。

ピアーズ・ブロスナンによれば、爆弾テロ直後に暴落した株を大量買いし、
株式市場が一旦閉鎖され、その後再開して株価が戻った時に高値で売り抜ける
手はずだったと言うが、本当にそうか。

もしそうなら、事件直後に同じことを考える輩はそれこそ山ほどいるわけで、
よほどうまく売買できなければ事件後に動いてもぼろ儲けは難しい。

事件の予兆も何もない時に株をガンガン売り、事件直後の大暴落の時に
買い戻す策でないとダメじゃないか。

しかも、意味のない大量売りに疑念を持たれないために、
売り手の偽装やら、「買い」も行うなどの工作が必要で、
時間と手間と金をかけて準備し、テロ直後の大混乱で一気に仕上げ、
という段取りであるはず。

だからこそ、事件を起こすタイミングが重要になってくるし、
起こる時期もわかっている必要がある。

仮に事件後に初めて動く段取りであったとしたら、
テロの黒幕は大して損害を被っていないうえに、
時計屋も死んじゃってるから、同じ手が通用してしまう。

死んだのは雑魚だけ、黒幕は被害なし。
そんなシナリオでいいのか。

時計屋は死んでしまうのはしょうがないとして、
あれだけの人混みの中に墜落死したら巻き添え被害が多すぎる。
シナリオ的には落ちない始末のつけ方はなかったのか。



車いすのサリー(フランシス・デ・ラ・ツアー)は、
フランス人みたいな名前だが、イギリス生まれのイギリス人。

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「同、死の秘宝Part1」では、
フランスの魔法学校の校長だっけ、マダム・マキシム(マクシーム)で、
ハグリットと旧知のでっかい女性でした。

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