女子プロゴルフ、日米ＱＴ

ＪＬＰＧＡ（日本）では賞金ランキング５０位まで、
ＵＳＬＰＧＡ（米国）では賞金ランキング８０位までが来季シード権
（アメリカでは表現が異なるが実質は同じはず）

それ以外の選手は出場優先順位を決めるＱＴ（クォリファイイング・トーナメント）
に参加することになる。

ＪＬＰＧＡでは１次２次３次と絞っていき、最後がファイナルＱＴ。
全員が１ｓｔＱＴから出るわけではなく、いろいろな条件によって
途中から入ることができる（下位のＱＴは免除）

ファイナルＱＴは１２/１からの４日間で、４ラウンド７２ホールの戦い。
出場は１０２名でその成績（タイはなく、カウントバックで順位が付く）で
来季の出場優先順が決まる。

標準的なＪＬＰＧＡの大会は１０８名の参加で、９０名がＪＬＰＧＡ枠。
１８名はマンデートーナメント、主催者推薦などで決まる。

シード選手が全員出ても５０名だからＱＴ４０位以内なら大抵の試合は出られる。
中には９６名など、１０８名以下の大会もあるし、優勝や賞金ランキングなど、
より厳しい出場資格の大会もあるので「大抵の試合」と書いた。

シード選手全員が全試合出るわけではないし、様々な理由で欠場することがあるから
４５位～５０位の選手も事情が許せばチャンスを待つ（＝ウェイティング）ことに。

１０２名の中には、以前の記事でファイナルＱＴから出られる、
と書いた１６選手のうち、馮珊珊(フォン・シャンシャン)と横峯さくらと
有村智恵を除く１３名の去就は次の通り。

○５１位：福田裕子
○５２位：川満陽香理
○５３位：馬場ゆかり
○５４位：井芹美保子
○５５位：羅多藝（ナ・ダエ）
○５７位：下川めぐみ
○６０位：金ナリ
×６５位：張恩妃（チャン・ウンビ）
○６８位：李知（リ・エスド）
×７０位：丁演珠（チョン・ヨンジュ）
○８７位：李廷恩（イ・ジウ）
○９５位：比嘉真美子
○９８位：堀奈津佳

張恩妃（チャン・ウンビ）と丁演珠(チョン・ヨンジュ)はどうするんでしょう。
（訂正）

その他には、斉藤愛璃、豊永志帆、森美穂、堀奈津佳、久保宣子啓子姉妹、
井芹美保子、鬼沢信子、山田成美、山城奈々、工藤遥加、山村彩恵なども。
途中のＱＴに出ていたかどうかは知りませんが、
ワンヤオ・ルーこと、森田遥の名前もあります。

＊

一方のＵＳＬＰＧＡは１次２次と来て１２/２～１２/６に最終のＱＴステージ３。
１５７名の出場で、途中足切りがある。
全部で５日間、９０ホールで、４日間７２ホール終了時点で７０位タイまでが
第５ラウンドに進む。

ＵＳＬＰＧＡの標準的な大会は１４４名の出場で、シード選手が８０名。
こちらも何名か知らないけど、マンデーや推薦があるので、５０名前後は
ＱＴランキングから出られるんだと思う。

＊＊追記
ＱＴ枠は２０名とのご指摘をいただきました。
ただ、同コメントにもありますように、ＵＳＬＰＧＡの出場資格には
カテゴリーがいくつかあってそれぞれで順位が付いています。

カテゴリーの何がどういう優先順になるのかは良くわかりません。
一度調べようとしたことがありますが、手に負えませんでした。
＊＊

日本人、となっているのは有村智恵と永井花奈しかいない。
毎年のように何人もの選手が挑戦していた時期が嘘のよう。

日系人もおなじみのステファニー・コウノとブリトニー・ヤダぐらいか。
（いずれもハワイ在住のアメリカ国籍）

ちなみにレギュラーツアー挑戦中の
宮里美香、横峯さくら、野村敏京、宮里藍、上原彩子は
いずれも賞金ランキング８０位以内を確保しました。