映画「沈黙の艦隊」2023/10/18 ユナイテッドシネマ豊洲。11番スクリーン。
2023/9/29公開。
かわぐちかいじ原作のコミット「沈黙の艦隊」の実写映画化作品。
前々から注目はしていたが、同時期封切り映画が多かったため、見損なっていた。
公開から3週間ほど経過した平日の初回上映だが、78名のキャパのスクリーンは2割ほどの入り。
*
大沢たかお、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、水川あさみ、夏川結衣、江口洋介、笹野高史、橋爪功、上戸彩。
*
冒頭は開示のディーゼル潜水艦「やまなみ」は航海訓練中に突如沈降。
近くを航行中の米原潜に接触しながらも沈降を続け、圧壊する。
その全てをソナーで聞いていたのは深町館長(玉木宏)率いる僚艦「たつなみ」の南波(ユースケ・サンタマリア)。
しかし、艦体と十院を回収したのは米軍で、深町は海江田の死に疑問を抱く。
果たして、海江田は70名の乗員共々日本政府が秘密裏に建造費23億ドルを負担して第7艦隊所属とした、
日本初の原潜「シーバット」の艦長として就任するため、死を偽装していたのだった。
海江田は、原潜「シーバット」を「やまと」と命名し、船体に刻印する。
「シーバット」はデビット・ライアン大佐を同乗させ、訓練に向かう。
途中海域で米原潜と合流し、目的海域に向かうはずが、「シーバット」は隠れて観測しようとする米軍原潜が2艦。
海江田は、音紋を取られることを防止するため、音響魚雷を発射して米韓のソナーを攪乱妨害、海域を離脱する。
米軍はこの行為を脱走とみなし、「シーバット」確保、撃沈へ動く。
日本政府は混乱。
竹上首相(笹野高史)、曽根崎防衛大臣(夏川結衣)、海原官房長官(江口洋介)、首相より格上の海原内閣官房参与(橋爪功)ら、
閣僚、政府首脳らが集まって策を練るが意見がまとまらない。
海原内閣官房参与は、シーバットは日本が確保せよと言い放ち、日米の争奪合戦が始まる。
果たして、海江田の目的は何なのか。
***
原作の単行本第1巻から第3巻の途中までを映画化したものと思われる。
原作では、単に「ヤマト」を巡る日米の綱引きではなく、世界全体を巻き込んだ係争へと話が拡大していくのだが、
映画ではそこまでは触れられない。
原作から時間が経過し、世界情勢も国内事情も大きく変わっている。
原作発表当時(1988年)存在していたソ連は1992年に崩壊し、ロシアとなって久しい。
当時は存在しなかった潜水艦搭乗の女性自衛官も複数いたし、なにより「たつなみ」の副長(水川あさみ)は女性だ。
:原作では、カセットテープだった官庁のオーディオはCDと変わっていた。
1988年当時もCDオーディオは存在したはずだか、初期のCDプレイヤーは衝撃に弱く、ちょっとのことで音飛びした。
揺れる艦内でCDがまともに聞けるレベルのCDデッキが登場するのはいつごろ出たのだろう。
*
原作でも問題になったようだが、海江田館長が原潜に「やまと」と刻印するシーンはいただけない。
堅牢な原潜が高々ナイフで簡単に刻印できると思えないし、そもそも艦隊にわざと傷をつけるなど言語道断、あってはならない。
実物の潜水艦が何度も登場する。
防衛省、海自の協力がクレジットされている。
そのためかどうか知らないが、上映前のCMの中で開示の自衛官募集が出ていた。
なお、いかに燃料補給の不要な原潜と言えども、何か月も潜伏し続けることは物理的に不可能だそうだ。
最大の要因は食料の問題でどこかで補充しなければならない。
狭い閉鎖空間で限られたメンバーとしか交流しないため、ストレスなどの精神的問題もあって、3か月が限度らしい。
*
興収10億円はクリアーする(した)と思うが、続編ありきの展開に、どの程度ヒットすれば続編が作られるのかは、気になった。
2023/9/29公開。
かわぐちかいじ原作のコミット「沈黙の艦隊」の実写映画化作品。
前々から注目はしていたが、同時期封切り映画が多かったため、見損なっていた。
公開から3週間ほど経過した平日の初回上映だが、78名のキャパのスクリーンは2割ほどの入り。
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大沢たかお、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、水川あさみ、夏川結衣、江口洋介、笹野高史、橋爪功、上戸彩。
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冒頭は開示のディーゼル潜水艦「やまなみ」は航海訓練中に突如沈降。
近くを航行中の米原潜に接触しながらも沈降を続け、圧壊する。
その全てをソナーで聞いていたのは深町館長(玉木宏)率いる僚艦「たつなみ」の南波(ユースケ・サンタマリア)。
しかし、艦体と十院を回収したのは米軍で、深町は海江田の死に疑問を抱く。
果たして、海江田は70名の乗員共々日本政府が秘密裏に建造費23億ドルを負担して第7艦隊所属とした、
日本初の原潜「シーバット」の艦長として就任するため、死を偽装していたのだった。
海江田は、原潜「シーバット」を「やまと」と命名し、船体に刻印する。
「シーバット」はデビット・ライアン大佐を同乗させ、訓練に向かう。
途中海域で米原潜と合流し、目的海域に向かうはずが、「シーバット」は隠れて観測しようとする米軍原潜が2艦。
海江田は、音紋を取られることを防止するため、音響魚雷を発射して米韓のソナーを攪乱妨害、海域を離脱する。
米軍はこの行為を脱走とみなし、「シーバット」確保、撃沈へ動く。
日本政府は混乱。
竹上首相(笹野高史)、曽根崎防衛大臣(夏川結衣)、海原官房長官(江口洋介)、首相より格上の海原内閣官房参与(橋爪功)ら、
閣僚、政府首脳らが集まって策を練るが意見がまとまらない。
海原内閣官房参与は、シーバットは日本が確保せよと言い放ち、日米の争奪合戦が始まる。
果たして、海江田の目的は何なのか。
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原作の単行本第1巻から第3巻の途中までを映画化したものと思われる。
原作では、単に「ヤマト」を巡る日米の綱引きではなく、世界全体を巻き込んだ係争へと話が拡大していくのだが、
映画ではそこまでは触れられない。
原作から時間が経過し、世界情勢も国内事情も大きく変わっている。
原作発表当時(1988年)存在していたソ連は1992年に崩壊し、ロシアとなって久しい。
当時は存在しなかった潜水艦搭乗の女性自衛官も複数いたし、なにより「たつなみ」の副長(水川あさみ)は女性だ。
:原作では、カセットテープだった官庁のオーディオはCDと変わっていた。
1988年当時もCDオーディオは存在したはずだか、初期のCDプレイヤーは衝撃に弱く、ちょっとのことで音飛びした。
揺れる艦内でCDがまともに聞けるレベルのCDデッキが登場するのはいつごろ出たのだろう。
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原作でも問題になったようだが、海江田館長が原潜に「やまと」と刻印するシーンはいただけない。
堅牢な原潜が高々ナイフで簡単に刻印できると思えないし、そもそも艦隊にわざと傷をつけるなど言語道断、あってはならない。
実物の潜水艦が何度も登場する。
防衛省、海自の協力がクレジットされている。
そのためかどうか知らないが、上映前のCMの中で開示の自衛官募集が出ていた。
なお、いかに燃料補給の不要な原潜と言えども、何か月も潜伏し続けることは物理的に不可能だそうだ。
最大の要因は食料の問題でどこかで補充しなければならない。
狭い閉鎖空間で限られたメンバーとしか交流しないため、ストレスなどの精神的問題もあって、3か月が限度らしい。
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興収10億円はクリアーする(した)と思うが、続編ありきの展開に、どの程度ヒットすれば続編が作られるのかは、気になった。
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