元日本兵情報、戦友会も疑問符。

事実に疑問、大使館員現地撤退へ　旧日本兵生存情報 (朝日新聞) - goo ニュース

今朝のＴＶ報道によれば、仲介者とされるＫ.Ａ．なる人物は、もともとは今月はじめに遺骨を引き渡したい、と戦友会に連絡してきたそうだ。

フィリピン戦友会の君嶋氏は、昨年別のフィリピン女性から元日本兵情報を得て、ゲリラ地域まで行っている方で、このときは確認できなかったらしいが、その話をＫ.Ａ.にしたそうだ。

そうしたところ最近になって、Ｋ.Ａ.が元日本兵と接触でき、彼らが日本へ帰りたがっていると言ってきた。
ところが、大金を遣った、金が掛かる、金が要る、となっては疑問符をつけざるを得ないということだ。

Ｋ.Ａ.は自称実業家のようだが、現地の日本人会で知る人はいないらしい。
マニラの事務所もその住所は知人のフィリピン人のお宅になっているそうだ。

報道が過熱するにつれ、仲介者が提供する情報だけでなく本人についてもほころびが見えてきた。

現地は昔から元日本兵の噂のあるところで、実際に残留した日本兵もいると思う。
それらの方が存命で帰国を希望しているとしたら、そして今回の話がＫ.Ａ.による捏造、あるいは演出、または金儲け狙いで、それによって本当の元日本兵情報がかすんでしまうとしたら、とんでもないことだ。

間違いでした、では済まされない。
場合によっては、Ｋ.Ａ.の身柄を拘束して事実を解明する必要があるかもしれない。
もし、彼の話が事実でないなら遺族や戦友の方、そして多くの日本人の心をもてあそんだ罪は深い。