ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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無視される横断歩道の自転車レーン

2008-03-01 10:05:52 | Weblog
横断歩道に自転車レーンがあるのをご存じだろうか。

もちろんないところもあるし、
単に白線が引いてあるだけのところもあるが、
自転車、と明示してあるところも多い。



ところがこの自転車レーン、歩行者に無視されることが多い。
いや、ほとんど気がつかれてないと言っていいかもしれない。

上の写真でも向こう側に「わざわざ」自転車レーンの前で信号を待つ人がいる。
こちら側に自転車がいるのに気にする様子はまったく見えない。

かくいう私も自転車に乗った人に注意されるまで全く気にしたことはなかった。
その後、気にするようになると、特に自転車に乗っているときに、
歩行車が危なくてしょうがないことに気づいた。

これを非常識だとか、注意が足りないと言うつもりはない。
以前、ここで書いたことがあったと思うが、2つ理由がある。

まずは、自転車レーンが、あまり認知されていないこと。
「ここはね、横断歩道を渡る人と自転車がぶつからないように、
 自転車はここを通りなさいってとこなのよ。
 だから、人はここを通らないようにしないと、
 せっかく人と自転車を分けても意味がないわね。」
などと教える親を見たことはない。

そういえば、交通安全教室で自転車はここを通れってやってたけど、
人はそこを通るなとは言ってなかった。
自転車の安全教室だったからかな。

もう一つの、そして最大の理由が構造上の問題だと思う。
歩道をまっすぐ歩いてきて、横断歩道に差し掛かった時、
自転車レーンがちょうど目の前に来るのだ。

いかにもここを歩いてくれ、と言わんばかりで、
しかも、歩道の端に縦の二重線が引かれたようになっているから、
自然とそこに引き込まれてしまう。

本当は歩道のゼブラの端の縦線は無いのだ。
自転車レーンの両端の線が横断歩道の端に接しているだけだ。

人間工学的に欠陥のある構造ではないか、と言うわけだ。

ここでも、


ここでも、


人々は自転車レーンの前で立ち止まり、
そして、ごく自然に自転車レーンを渡っていく。


空いているときはいいが、混雑しているときは自転車も危ないけど人も危ない。
人が自転車レーンを通るので、自転車も人の歩く方へ行くし、
間をすり抜けていくことになる。

もっと周知を徹底し、ここは自転車の通るところだと
認識させれば少しは改善するだろうが、
構造上の欠陥に起因するものはカバーしきれまい。

是非、ラインの引き方を見直してほしいものだ。

例えば、横断歩道と自転車レーンを離してしまう、など。
こんな具合に。


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2 コメント

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Unknown (関西生まれ)
2011-06-12 19:16:49
東京(新宿)に単身赴任で来ました。

関西にいた頃はこの記事のような事を
感じたことはありませんでしたが、
東京で自転車に乗っていると、
横断歩道の自転車レーンを
無視する人が多いことにおどろいた。

車に乗っていても強引な運転の人が多い。
大阪人の運転が一番荒っぽいと
子供のころから信じていたが
東京に来てこっちの方が
もっとひどいということに
気づかされました(笑)

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関西と関東の違い (KGR)
2011-06-12 20:33:28
関西では守りますか。
それはいいことですね。

どうすれば周知/順守出来る(させられる)のか聞きたいです。
返信する

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