気軽に死刑死刑言うな！父親の責任はどうした。

被告は「極刑で償って」 彩香ちゃんの父親が証言(共同通信) - goo ニュース

被害者の父とは言え、一度は愛し合った仲でしょ。
それがかつての妻を死刑にしてくれ、とはすごいですね。

証言を読む限り、被告がいくら子供を引き取ると言ったって、
結婚していた当時の生活態度を見ていれば、
子供の世話ができるかどうかくらいわかりそうなもの。

それに結婚していた時にかみさんがそういう生活態度なら、
家事くらい手伝ってやれ、洗い物くらいしてやれよ。

第三者から見れば子供をぐうたら母親に押し付けたも同じ。

父も母も両方が引き取ると言い張り、
母親の家事育児の無能力さを訴え、
自分の方が子供をちゃんと見れると主張し、
それでもなお、結果として
加害者である母親の元へ行ったのならしょうがない。
裁判になればどうしても母親の方へ親権が行きがちだから。

でも、もしその後も子供のことが気になっていたら、
様子を調べたりしなかったのか。

男を引きずりこんで子供を邪険にし、
普段の子供の世話も十分できてないと分かったのなら、
それの時点で引き取ってもよかった。

それもこれも後の祭り。
娘を助けてやれなかった自分を責め、
その矛先が元妻に行ったんでしょうか。


人殺しの最高刑は死刑です。
人を利己目的で残虐に殺し、反省もおざなりで、再犯の可能性も高い、
となれば死刑になってもやむをえないとは思います。

また、社会情勢から言って厳罰化の傾向にあり、
被害者感情が大きく伝えられる傾向もあいまって、
多くの裁判で「死刑」を望む声が多くなっています。

今回のケースが死刑に値するかどうかの判断は敢えて言いませんが、
マスコミが「被害者も死刑を望んでいるから死刑にすべき」
の論調に見えて仕方がありません。

被害者感情は無視しろというわけではないし、
最愛の人を殺され、犯人を殺しても飽き足らないという気持ちも分かります。

死刑が凶悪犯罪の防止に役立っていないという意見も承知していますが、
現在の日本において死刑は当面存続されてよい、と思っています。

しかし、死刑死刑と簡単に言いすぎる気がしてなりません。
また、言えば言うほど死刑反対論者を勢いつかせる気がします。