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試写会「自虐の詩」@ヤクルトホール

2007-10-02 00:53:47 | 映画感想
このところ、入場者が列をなしていることが少ない。
なして?
今日も18時開場の5分前に現地についたが、
入口には誰もいない。

一瞬???となったが、そのまま入る。
ホールまでの階段もガラガラで、まったく待たずに入れる。
開場の入りは6、7割と言ったところ。

会場は新橋のヤクルトホール。
地下鉄で来ると、出口のすぐ近くがスペースFS汐留。
こちらでもよく試写会があり、人が並んでいることが多いので、
初めての人は間違えないよう注意が必要。

案の上、今日も人が並んでいた。
自分の控えによると「キングダム」の試写会だったようだ。
もう見ちゃったからうらやましくありませんよーだ。

***

同名の4コマ漫画のうち「幸江とイサオ」の物語。

大阪編
葉山イサオ:阿部寛
森田幸江:中谷美紀
幸江の父、森田家康:西田敏行
あさひ屋マスター:遠藤憲一
福本千春:カルーセル麻紀
組長:竜雷太

中学編
森田幸江:岡珠希
熊本さん:丸岡知恵
森田家康:西田敏行

このほか、名取裕子、斉木しげる、ミスターちん、Mr.オクレ、蛭子能収など。

***

雨の降りしきる中、新聞配達をする少女、幸江。

必死で新聞の濡れるのを防ぎながら配達するが、
途中で幸せを祈る神社の鈴は縄が切れてしまうし、
突風で自転車は倒れるし、といいとこなし。

新聞に出ていた銀行強盗の写真で父親が犯人だと分かり逮捕されて、
学校中の嫌われ者になってしまう。
友達は同じ貧乏仲間の熊本さんだけだった。

場面は変わって、大阪、通天閣の見える繁華街。
一人の男が、ゴミの山に突っ込んで倒れている。
左手小指を詰めた男、イサオだった。

警察からの連絡で飛んでいく大人になった幸江。
死んだかと思いきや、かつ上げした金で飲んだくれて寝ていただけ。

イサオはいつもこんな調子。
今日もちょっとしたことに腹を立ててちゃぶ台をひっくり返す始末。

隣のおばちゃん(カルーセル麻紀)も幸江の不憫さに涙する。

寒い日も懸命に飯屋のあさひ屋で働く幸江についにイサオも働くことに。
しかし、元のやくざ仲間の言動に腹を立て喧嘩沙汰をおこして首になる。

そんなイサオにつくしながら懸命に働く幸江。
そこへ出所した父まであさひ屋に転がり込んできてしまう。

ある日妊娠が分かり、イサオに告白するが反応がない。
落胆する幸江は、出前の途中、歩道橋から転落して大けがを負い、
自分も胎児も生命の危機に陥る。

はたして、不幸を絵にかいたような幸江に幸せは訪れるのでしょうか。

また、物語の途中途中で明らかにされる、
中学時代、東京時代の幸江の悲しい過去とは。

***

業田良家の同名の4コマ漫画を原作とするシニカルなラブストーリー。

細かい点はともかく、人物設定はマンガとほぼ同じようだ。
一時期(立ち読みで)読んでいたことがあるが、すっかり忘れていて、
試写会のチラシを読むまで、あの漫画の映画化だとは知らなかった。

中学時代の貧乏友達の熊本さんはパッと見、沖縄出身。
設定が東北のはずなのになんで沖縄の子?と思っていたが、
物語の最後にその理由がわかる。
大人になった熊本さんはアジャ・コングだった。

なお、平成20年発行の硬貨が出てくる。
もちろんCGでしょうが、よくできてました。

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1 コメント

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コメントありがとうございました (YOSHIYU機)
2009-02-26 20:19:47
中学時代のエピソードが良かったですよね。
熊本さんが、良い味出してましたね。
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