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映画「ブラッド・ダイヤモンド」

2007-04-18 21:36:13 | 映画感想
第79回アカデミー賞、
主演・助演男優賞、編集、録音、音響編集の5部門にノミネート。
受賞は逸したが、レオナルド・デカプリオとジャイモン・フンスーの演技は見事。
また、いかにもアメリカ人っぽい役柄としてのジェニファー・コネリーが好対照。

***

舞台は1990年代のアフリカ、シェラ・レオーネ。
貧しいながらも平和に暮らすソロモン・バンディ(ジャイモン・フンスー)一家。

しかし、村に反政府軍RUFがやってきて惨劇が起こる。
家族は何とか逃がせたもののソロモンはRUFにとらわれ、
ダイヤモンド採掘の強制労働に。
そこで偶然見つけた巨大なピンクダイヤ、
何とか隠しおおせたが直後に政府軍に逮捕される。

一方、ダニー・アーチャー(レオナルド・デカプリオ)は、
ダイヤの密売で反政府軍に武器を売っている。
国境越えのところを政府軍に捕まり、監獄へ。

ここで偶然、ソロモンが大粒のダイヤを見つけたことを知る。
アーチャーは、コネを使って出獄し、ソロモンも出獄させる。

RUFの大尉は、逃げたソロモンの家族の中から息子ディアを探し出し
RUFに入れ洗脳する。

アメリカのジャーナリスト、マディ・ボウエン(ジェニファー・コネリー)は、
「紛争ダイヤ」を追っている。

アーチャーは元南アの傭兵で、ダイヤ密売や紛争に絡む
元上官のコエッツィー大佐(アーノルド・ボスルー)
を利用して、ピンクのダイヤを手に入れようとする。

三者三様の思惑が入り乱れる中、
ピンクダイヤモンドとそれに絡む人々のいく末は、、、

***

レオナルド・デカプリオは、言わば汚れ役。
アフリカ訛りときれいな英語を使い分ける。

密輸に絡むダイヤ会社の幹部、シモンズ(マイケル・シーン)は、
「クイーン」でブレア首相役。
ジャイモン・フンスーは「アイランド」で
ユアン・マグレガーを追っていく部隊の隊長。
「コンスタンティン」で、キアヌ・リーブスに電気ショックをかます黒人。

ジェニファー・コネリーは、
ラッセル・クロウの「ビーティフル・マインド」でアカデミー助演女優賞を獲得。
「ハルク」「砂と霧の家」「ダーク・ウォーター」など。鈴木蘭々に似ている。

内戦の悲惨さがよく出ている。
時々「トゥモロー・ワールド」を思い出した。

戦闘シーンの派手さ、というかリアルさで言うと
(実際の戦闘を経験しているわけではないが)
「トゥモロー・ワールド」のほうが上、
残忍さ、悲惨さはこちらが上に感じた。

字幕はやや力不足。
わざとだとは思うが、きれいな(下品でない)言い回しに過ぎる個所多し。

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