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映画「ルーシー」@ユナイテッドシネマ豊洲

2014-09-03 00:43:27 | 映画感想
2014/8/29、ユナイテッドシネマ豊洲。
10番スクリーン。H列の中央が売り切れていたのでG列を選択。

それほど前評判が良いとも思えないが、ユナイテッドシネマ豊洲で最大の
10番スクリーンを設定したということは、劇場支配人は相当力が入っている。

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スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド。

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ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、台湾に旅行中。

台北のホテルの外でリチャード(ピロー・アスベック)にせがまれ、
結局訳の分からないアタッシュケースをチャンまで運ぶはめになる。

しかし、見ていたリチャードは射殺され、
ルーシーはチャン(チェ・ミンスク)にアタッシュケースを開けさせられる。

中身は青く小さな結晶の袋だった。
ルーシーは殴られ失神している間にその薬物(CPH4)を下腹部に入れられる。

ルーシーは3人の男たちとともに薬物の運搬をさせられることになるのだが、
台湾マフィアに拉致され、殴られ腹を蹴られる。
そのため、袋が破れ、CPH4がルーシーの体内に漏れ出す。

のた打ち回り苦しむが、やがて、ルーシーの脳は覚醒を始め、
台湾マフィアをあっさり射殺して逃亡。
病院で手術中の患者を射殺、自身が手術を受けてCPH4を取り出す。

ルーシーはホテルに行き、チェンの脳から直接男たちの行先を知り、
CPH4を手に入れるためパリに向かう。

果たしてルーシーに待ち受ける運命は。

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リュック・ベッソンどうしちゃったんだと言うのが正直な感想だった。
あるいは「リュック・ベッソン版トランセンデンス」なのかとも思った。

格闘シーンやカーチェイスなどリュック・ベッソンお得意のシーンも多く出ては来るが、
どういうことが言いたいのかはよくわからない。

果たしてこれはSF映画なのか。



普段10%程度しか使われていない脳が100%活動したらどうなるのか、は
面白い着眼で、確かに超速で情報処理ができそうな気もするが、
入出力(手足や感覚器)が追いつかないだけで脳の空回りの気もする。

脳が活動することは相当のエネルギーを使うわけで、それなりの栄養補給と
おそらくは発熱による機能低下もあり、冷却も必要なのではないかと推測する。

また100%機能することは代替回路がないことになり、何らかの異常が起こった場合、
機能不全に陥ることも考えられる。

10%が適切かどうかは別として、ただ無駄に休んでいるわけではないと思われる。

まあ、映画でも最初から100%機能していたわけではないし、
どの程度が物理的な限界なのか、それを超えたら本当にどうなるのかは
それこそ推測の域を出ない。

いずれにしても記憶や推測や判断が異常に正確に速くできたとしても、
髪の色を変えたり、他人を精神的にコントロールしたり、
ましてや念動力や電磁気を操作したりはできないが、
もし出来たらどんなことができるか、どうなるか、がテーマなので
それ以上は突っ込みません。



ルーシーは最古の人類として有名だが、実は最古でもないらしい。

ルーシー(アファール猿人)は約320万年前。

同じアファール猿人のセラムと呼ばれる幼女の化石(通称:ルーシーの赤ン坊)は、
さらに10万年以上前だし、
ラミダス猿人のアルディはさらに100万年以上遡り、440万年前、
近縁種のカダバ猿人は520万年から580万年前と推測されている。

ルーシーとルーシーの遭遇は何を象徴しているのか、ある意味難解です。

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