2009/3/30 文京区役所の1階、文京シビックホールでの開催。
東京メトロの試写会はいつもここなのか。
いつもより遅い18:45の開場。
地下鉄からの連絡口である地下2階から列ができていた。
たまたま私の後ろの女性連れが立ち見になるかずいぶん心配していたので、
立ち見はまずないですよ、と伝えた。
実際には全ての試写会で立ち見が絶対ないとは言えないが、
後述するように今回はキャパに余裕があった。
さて、会場はコンサートがメインなのだろう、音響がホールっぽい。
1、2階合わせて1802席、オーケストラピット使用時は162席減るそうだ。
座席の最前列の6列ほどは傾斜なし。そこから徐々に緩やかに傾斜していく。
司会者によれば、今回は東京メトロのサンクスイベントで、
600組1200名の招待、応募倍率は約23倍と言うことだった。
キャパよりはるかに少なく、どうしてもう少し招待しないんだ、と思った。
2階席は使わせないのかな(1階は1242席)
**
キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、ドミニク・クーパー。
レイフ・ファインズは、綴りは、Ralph Fiennes だが、
レイフ・ファインズと読むらしい。
***
18世紀後半のイングランド、
広い庭で友人たちと余興に興じるジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)。
屋敷からは、母のレディ・スペンサー(シャーロット・ランプリング)や
デボンシャー公爵(レイフ・ファインズ)らが覗いている。
男児を産めば財産分与がなされる契約の結婚の約束が交わされる。
母は、ジョージアナに婚約を告げる。
かくして、17歳のジョージアナは公爵の屋敷へ嫁入りする。
公爵の財力とはかくもすごいものか。
政治家なども交えて、夜な夜なパーティ、ギャンブル、饗宴三昧を繰り返す。
ジョージアナは、社交界の花形としてファッション・リーダーであり、
政治にも興味を持ち、人々の注目の的だった。
しかし、公爵の興味は男児の誕生だけだった。
妻を愛する様子も見せず、浮気もするくせに、子作りだけは熱心だ。
ときには、母が死んだとして庶子(侍女に産ませた子)を引き取り、
ジョージアナに育てさせた。
ジョージアナは妊娠し、待望の出産。
しかし、生まれたのは女児だった。
それから6年、ジョージアナは男児を2度流産し、
生んだのはもう一人の女児だけだった。
あるとき、3人の息子を持つベス・フォスター(ヘイレイ・アトウェル)と友達になる。
夫に愛されず、不平を囲っていたジョージアナに取って、
ベスは唯一の心の支えだった。
ところが、公爵はベスにも手を出す。怒り狂うジョージアナ。
しかし、公爵は全く反省も謝罪もせず、
ベスも自分の子を引き取るためと不倫を正当化する。
こうして、正妻と愛人の同居が始まる。
ジョージアナは夫を愛せずに、チャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)に恋する。
果たして、ジョージアナの運命は、そして、その愛は成就するのか。
**
物語は淡々と進む。
多少の起伏はあるものの決定的なクライマックスと言うほどではない。
最近の作りの典型か?
***
男性優位、男児による爵位の世襲。
婦人参政権はもとより、一般市民にも選挙権のない時代。
女性の権利や意識などは、重視されていなかった。
公爵の権力は絶大で、デボンシャー公はその中でも膨大な財力も権力も持っていた。
なお、爵位は公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順で、
公爵は英語では、Duke、映画の原題の「Duchess」は公爵夫人の意味。
チャールズ・グレイはのちに伯爵(Earl=アール)となり、
紅茶のアール・グレイの語源となったらしい。
**
デボンシャー公のレイフ・ファインズは、リーアム・ニーソンに似ている。
と言えば、レイチェル・ワイズとの共演「ナイロビの蜂」の主人公、ジャスティン。
そしてもっと有名な役柄は「ハリー・ポッター」シリーズのボルデモートだ。
チャールズ・グレイ役のドミニク・クーパーは「マンマ・ミーア」のスカイ。
東京メトロの試写会はいつもここなのか。
いつもより遅い18:45の開場。
地下鉄からの連絡口である地下2階から列ができていた。
たまたま私の後ろの女性連れが立ち見になるかずいぶん心配していたので、
立ち見はまずないですよ、と伝えた。
実際には全ての試写会で立ち見が絶対ないとは言えないが、
後述するように今回はキャパに余裕があった。
さて、会場はコンサートがメインなのだろう、音響がホールっぽい。
1、2階合わせて1802席、オーケストラピット使用時は162席減るそうだ。
座席の最前列の6列ほどは傾斜なし。そこから徐々に緩やかに傾斜していく。
司会者によれば、今回は東京メトロのサンクスイベントで、
600組1200名の招待、応募倍率は約23倍と言うことだった。
キャパよりはるかに少なく、どうしてもう少し招待しないんだ、と思った。
2階席は使わせないのかな(1階は1242席)
**
キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、ドミニク・クーパー。
レイフ・ファインズは、綴りは、Ralph Fiennes だが、
レイフ・ファインズと読むらしい。
***
18世紀後半のイングランド、
広い庭で友人たちと余興に興じるジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)。
屋敷からは、母のレディ・スペンサー(シャーロット・ランプリング)や
デボンシャー公爵(レイフ・ファインズ)らが覗いている。
男児を産めば財産分与がなされる契約の結婚の約束が交わされる。
母は、ジョージアナに婚約を告げる。
かくして、17歳のジョージアナは公爵の屋敷へ嫁入りする。
公爵の財力とはかくもすごいものか。
政治家なども交えて、夜な夜なパーティ、ギャンブル、饗宴三昧を繰り返す。
ジョージアナは、社交界の花形としてファッション・リーダーであり、
政治にも興味を持ち、人々の注目の的だった。
しかし、公爵の興味は男児の誕生だけだった。
妻を愛する様子も見せず、浮気もするくせに、子作りだけは熱心だ。
ときには、母が死んだとして庶子(侍女に産ませた子)を引き取り、
ジョージアナに育てさせた。
ジョージアナは妊娠し、待望の出産。
しかし、生まれたのは女児だった。
それから6年、ジョージアナは男児を2度流産し、
生んだのはもう一人の女児だけだった。
あるとき、3人の息子を持つベス・フォスター(ヘイレイ・アトウェル)と友達になる。
夫に愛されず、不平を囲っていたジョージアナに取って、
ベスは唯一の心の支えだった。
ところが、公爵はベスにも手を出す。怒り狂うジョージアナ。
しかし、公爵は全く反省も謝罪もせず、
ベスも自分の子を引き取るためと不倫を正当化する。
こうして、正妻と愛人の同居が始まる。
ジョージアナは夫を愛せずに、チャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)に恋する。
果たして、ジョージアナの運命は、そして、その愛は成就するのか。
**
物語は淡々と進む。
多少の起伏はあるものの決定的なクライマックスと言うほどではない。
最近の作りの典型か?
***
男性優位、男児による爵位の世襲。
婦人参政権はもとより、一般市民にも選挙権のない時代。
女性の権利や意識などは、重視されていなかった。
公爵の権力は絶大で、デボンシャー公はその中でも膨大な財力も権力も持っていた。
なお、爵位は公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順で、
公爵は英語では、Duke、映画の原題の「Duchess」は公爵夫人の意味。
チャールズ・グレイはのちに伯爵(Earl=アール)となり、
紅茶のアール・グレイの語源となったらしい。
**
デボンシャー公のレイフ・ファインズは、リーアム・ニーソンに似ている。
と言えば、レイチェル・ワイズとの共演「ナイロビの蜂」の主人公、ジャスティン。
そしてもっと有名な役柄は「ハリー・ポッター」シリーズのボルデモートだ。
チャールズ・グレイ役のドミニク・クーパーは「マンマ・ミーア」のスカイ。
私もこちらの試写会応募しましたが、見事にはずれました・・・。
でも、お友達に誘って頂き試写会で鑑賞する事ができました。
レイフ・ファインズは嫌な公爵でしたね。
ナイロビ~では良い役でしたが、ボルデモートといい彼は悪役が多いのかしら??
この時代のこの環境に生まれなくて良かったと思いました。
やはり世継ぎというのは、人間の本能もあって、どうしても欲しい・・と思っちゃうもんなんでしょうねぇ。
今では女性が継ぐというのもありになってきてるので、子供さえできれば・・ってところがありますが、子供ができないとなると、これまた針のムシロですし・・。
あ、そうだったんですね!
アール・グレイはこの公爵様から(後に伯爵さまなんですね)来てたんですね~♪
好きな紅茶の一つです^^
何も知らずに飲んでたなんぁ(^_^;)
「早くお孫さんの顔を、。」という挨拶は
いまだに結婚式の定番ですからね。
伯爵は、earlのほかに、
countという言い方もあります。
「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」では、
ジム・キャリーは、オーラ伯爵でしたが、
あちらはカウントでした・
随分前に私のブログのこの映画の記事にコメントを頂きました。そのお返しに参りました。
…反応が遅くなり申し訳ありません
この映画の内容はあんまり覚えていないというのが正直なところなのですが、「プライドと偏見」とか「つぐない」とかでのキーラ・ナイトレイとコスプレ劇の相性の良さを期待して観た結果、イマイチと感じたように記憶しています。
>チャールズ・グレイはのちに伯爵(Earl=アール)となり、
>紅茶のアール・グレイの語源となったらしい。
こちらの記事で知ったこの薀蓄。すでに何人かの知人に言っちゃいました。為になります。
…私のブログにも頂いたコメントへの返事を書かせていただいておりますので良ければ読みに来てください。
http://blog.goo.ne.jp/piro-ek0324/e/2af918e15832adcd65e5e97fe4b16e19
では、また来させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
最近お疲れでしょうか。
夏バテにはご注意ください。
アール・グレイの語源の話はほんとですけど、ドミニク・クーパーはそんなに魅力的か?って感じでした。
貴ブログのコメント読ませていただきました。
ヘイレイ・アトウェルはちょっと変わった魅力の女優さんですね。