ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

惑星移住は夢のまた夢

2007-01-13 11:22:14 | 科学
両生類絶滅させるカエル・ツボカビ症、国内で初確認(朝日新聞) - goo ニュース

宮崎の鳥インフルエンザ感染死、2400羽に(朝日新聞) - goo ニュース

火星で生物発見できていたかも=30年前の探査に「欠陥」と米研究者ら(時事通信) - goo ニュース

タイトルと引用記事には何ら関連がないように見えますが、
将来の惑星移住は、科学者の間で真剣に考えられていることです。

あのホーキング博士もその可能性について語っています。
ホーキング博士、惑星移住計画を語る

その一環かどうかは知りませんが、氏は宇宙にもいくようです。
ホーキング博士、宇宙旅行を計画=65歳の誕生日に英紙がインタビュー(時事通信) - goo ニュース

で、我々人類が太陽系内であろうが太陽系外であろうが、
移住できる惑星と言えば、大きさや温度や諸々の諸条件はあろうが、
まずは酸素があって水があることが必要だ。

そこには既に生物がいるだろうし、大型の高等生物はいなくても
火星の記事にあるように微生物はいるかもしれない。

仮にそれが炭素系の高分子化合物、つまりタンパク質系の物質の生物であれば、
人類にどれだけ害をもたらすか判らない。

この地球ですら、両生類を絶滅させるくらいの「カビ」が偏在し、
鳥を死に至らしめるウィルスの変異を心配しなくてはいけない。

エボラウィルスももともと森の生物とともに存在するウィルスであり、
それに人が感染することによって、重大な結果をもたらす。

つまり、よくSF映画にあるように、
「酸素があるぞ、酸素濃度もちょうどいい」
などとヘルメットを取ってしまったら、
「宇宙戦争」の宇宙人のように細菌に侵されて死んでしまうかもしれない。

たまたま、その星に最初に到達した地点で問題がなかったとしても、
その星全体が安全という保証は何もない。

まるで地雷原の真ん中に立たされたように、
非常に慎重に少しずつテリトリーを広げていくか、
外気と全く遮断したシェルターの中に住むしかないのかもしれない。

何万年、何十万年かのち、あるいはもっと早い時期に
人類が大挙して宇宙に飛び出す時期が来たとしても、
移住先はそう簡単に手に入るとは思えません。

むしろ宇宙空間に巨大なステーションが必要かもしれない。
(実際に直径10キロ程度のステーションは計画されたことがあるが)

宇宙線にさらされ、小惑星や隕石の衝突を常に心配し、
恒星の重力に抗いながら、宇宙空間をさまよい続ける、
「スターウォーズ」の「デススター」のようなものの方が
安全なのかもしれません。
技術的に実現可能かどうかは別としても。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スーパー駐車場に変死体 | トップ | スパムトラックバック対策、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

科学」カテゴリの最新記事