作者が本気で面白ネームと思っているのかどうかはわからないが、主人公の名前は久能整。
「整」は「ととのう」
なぜそういう名付け方をしたのかは語られないのでわからない。
*
episode9 デートならぬ遠出
久能整はTVCMを見てくせ毛を直毛にするヘアアイロンを買うが失敗する。
ふいにライカに会いたくなってまた病院に行く。
久能が今までの事件で気になった星座のマークの入った指輪、アクセサリーの話ついでに
初詣に行こうということになる。
久能は元日の深夜3時にライカと待ち合わせて初詣をする。
(作中では「元旦3時に」とあったが、元旦は元日の朝のことなので午前3時が朝かどうかは微妙。
個人的には朝は空が白んでから以降だと思うので3時は未明だから違う気がする)
神社に詣で、おみくじを引き、たこ焼きを食べて歩いていると、不意にライカが焼き肉が食べたいと言い出す。
ちょうど空いている店があり、店主の父とその娘がやっていた。
店を締める所と言う父に対し、娘が断ったらダメと言って久能らを招き入れる。
ライカも久能も娘の節カンナ挙動にすぐに気づき、会話にも違和感を覚える。
二人はなんだかんだ会話をし、焼き肉を食した後店を後にする。
ライカは病院に戻り、久能はどこかに電話をした。
久能はボールペンを忘れたと言って店に戻り、店主の娘と探しているとサラリーマンの団体が店に押しかけてくる。
久能がTVの刑事ドラマの薀蓄を語り、サラリーマンたちは「そういうことだ」といいつつ店主を拘束する。
サラリーマンの一団は実は刑事で店主は指名手配されている強盗殺人犯が成りすましていた。
本物の店主と妻は殺人犯に縛られて店の奥に押し込められており、事件はあっさり解決した。
久能は後日ライカにその後のいきさつを語り、ライカは楽しかったと応える。
*
episode2.5 骨の在処(ありか)はまだ
本題に入る前に、まずこの話がepisode10ではなく、2.5だということを覚えていてほしい。
横浜。
深夜ホームレス軍団の横を大きいスーツケースを押していく若い女性(若いかどうかは不明だが、とりあえず若いとする)
ホームレスが「最近通り魔が出るから危ないよ」と声をかける。
翌日交差点で両手を広げた女性の遺体が発見される。同様の手口の被害者としては3人目。
この物語でよく出てくる大隣署でも話題になる。
所轄の横浜港中央署の名物刑事、備前島警部は若手の女性刑事猫田と新人の川辺に指示を出す。
連続殺人事件とみた本庁(言及はないが多分神奈川県警本部)がお出ましになり、3人目の被害者から、
被害者以外の古い血液が検出された。
それが18件の連続殺人事件を起こした羽喰玄斗(はくいげんと)の17番目の被害者の物だったという。
羽喰玄斗は18件目では刑事も巻き添えにして失踪。依頼22年間消息が知れないという。
そう、この物語はepisode6で久能が自省録をもらった元刑事の同僚に殺された羽喰玄斗のことが発覚する前のことで、
時系列的にはepisode2のバスジャック事件とepisode3の広島での事件の間に当たるのだ。
備前島は今回の犯人は羽喰ではないと言い、また、羽喰の犯行のうち17件目の凶器だけが出ていないと語った。
備前島は猫田と川辺に現場近くの捜査を指示。猫田は冒頭出てきたホームレスの中にいた「猫」と名乗る新入りに興味を示す。
「猫」はビジネスホテルに入り、部屋で着替えた。その正体はガロ(犬堂我路)だった。
我路は裏カジノに行き、ウエイトレスの女性を連れだすと愛珠(あんじゅ、我路の姉、episode2での被害者の一人)の
ことを聞く。愛珠はカウンセラーに言われて裏カジノでバイトしていたという。
ディーラーに化けていた甲矢(はや、我路のいとこ)も合流する。
我路は猫田に電話し、裏カジノのことをチクる。
猫田は3人の被害者が全員裏カジノのバイトだったと知る。
4人目の被害者は我路が話を聞いたウエイトレスだった。
*
episode2.5-2 開かぬ箱
我路と甲矢と乙矢(おとや、甲矢の弟)とともにモータークルーザーで暮らしていた。
愛珠がなぜ死ななければならなかったのか、考えあぐね調べていた。
愛珠の部屋から寄木細工が見つかっているが開けられないので中身はわからない。
愛珠の家に香川の粟島の漂流郵便局(漂流郵便局はもともとは創作のものだが実在する。日本郵便とは無関係)に
愛珠のはがきがあるという連絡があった。
行ってみると中身の文言には違和感があるが、「死ねなければ ジュート に殺してもらおう」と言う文言があった。
とりあえず横浜の寄木細工ミュージアムに行く我路だが、そこで件の女性が殺され犯人が「羽喰玄斗」(はくいじゅーと)と
名乗っていることを知る。
羽喰十斗の名前が漏れたことで湊中央署は大騒ぎになっていた。
4人目の被害者の所持品から我路の指紋が出て、我路も犯人候補の一人となった。
猫田に掛かっていた電話から「猫」が我路だと判明、すぐに手配書が各所に回り、寄木細工ミュージアムにも届く。
寄木細工ミュージアムの辻は我路が来たと猫田に連絡する。猫田はまた連絡するようにと「猫田十朱」の名刺を渡す。
4人目の遺体の状態から何かに入れられていたと推定され、物語冒頭のスーツケースの若い女が浮かび上がる。
川辺は裏カジノの関係者に聴取、彼女が実は小柄な男性だったと判明。
備前島は被害者の名前に共通点があると気づき、猫田が危ないと感じる。
その時猫田は辻から電話を受けて寄木細工ミュージアムに向かっていた。備前島は川辺に猫田を追わせる。
*
episode2.5-3 帳(とばり)は幾重にも
寄木細工ミュージアムの裏手。
備前島に寄木細工ミュージアムの辻に話を聞くと連絡した猫田。
備前島は17番目の被害者が、辻十岐子 だったと気づく。
猫田は辻に不意を突かれ腹を刺される。
辻浩増(ひろまさ)、浩増=コーマ=黄麻(こうま)=ジュート=十斗。
辻浩増こそが羽喰十斗だったのだ。
辻浩増こと羽喰十斗は猫田=トランクに詰めようとして手錠をかけられる。
辻が猫田の腕を切り落とそうとしたとき、我路らがやってきて辻を拉致、猫田に応急処置をして去る。
猫田を追ってきた川辺の連絡で備前島らが到着し、猫田は助かる。
辻は我路のクルーザーで経緯を語る。
辻は羽喰玄斗の非嫡出子で17番目の被害者は実母。
玄斗に殺してほしいと言い続けていたが玄斗がいなくなったため十斗が殺したという。
玄斗の最後の殺人とされた18番目の被害者は殺人リストにもなく、殺しのルールにも沿っていない。
十斗は最後の殺人の巻き添えで重傷を負った元刑事の霧島が玄斗を殺したことを突き止めたが、
警察が動かないので自分が後を継いでいるというのだ。
愛珠の通っていたカウンセラーの名前は鳴子巽(なるこたつみ)、寄木細工(からくり箱)の作者は月岡桂、
我路は十斗を縛り上げて放置し警察の知るところとなった。
我路は月岡桂を訪ね寄木細工を開けてもらうとそこには先生からもらったという星座のマークの入った指輪。
横浜の連続殺人事件はこれで結末を迎えたが、カウンセラーと星座の話はまだ続く。
***
「整」は「ととのう」
なぜそういう名付け方をしたのかは語られないのでわからない。
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episode9 デートならぬ遠出
久能整はTVCMを見てくせ毛を直毛にするヘアアイロンを買うが失敗する。
ふいにライカに会いたくなってまた病院に行く。
久能が今までの事件で気になった星座のマークの入った指輪、アクセサリーの話ついでに
初詣に行こうということになる。
久能は元日の深夜3時にライカと待ち合わせて初詣をする。
(作中では「元旦3時に」とあったが、元旦は元日の朝のことなので午前3時が朝かどうかは微妙。
個人的には朝は空が白んでから以降だと思うので3時は未明だから違う気がする)
神社に詣で、おみくじを引き、たこ焼きを食べて歩いていると、不意にライカが焼き肉が食べたいと言い出す。
ちょうど空いている店があり、店主の父とその娘がやっていた。
店を締める所と言う父に対し、娘が断ったらダメと言って久能らを招き入れる。
ライカも久能も娘の節カンナ挙動にすぐに気づき、会話にも違和感を覚える。
二人はなんだかんだ会話をし、焼き肉を食した後店を後にする。
ライカは病院に戻り、久能はどこかに電話をした。
久能はボールペンを忘れたと言って店に戻り、店主の娘と探しているとサラリーマンの団体が店に押しかけてくる。
久能がTVの刑事ドラマの薀蓄を語り、サラリーマンたちは「そういうことだ」といいつつ店主を拘束する。
サラリーマンの一団は実は刑事で店主は指名手配されている強盗殺人犯が成りすましていた。
本物の店主と妻は殺人犯に縛られて店の奥に押し込められており、事件はあっさり解決した。
久能は後日ライカにその後のいきさつを語り、ライカは楽しかったと応える。
*
episode2.5 骨の在処(ありか)はまだ
本題に入る前に、まずこの話がepisode10ではなく、2.5だということを覚えていてほしい。
横浜。
深夜ホームレス軍団の横を大きいスーツケースを押していく若い女性(若いかどうかは不明だが、とりあえず若いとする)
ホームレスが「最近通り魔が出るから危ないよ」と声をかける。
翌日交差点で両手を広げた女性の遺体が発見される。同様の手口の被害者としては3人目。
この物語でよく出てくる大隣署でも話題になる。
所轄の横浜港中央署の名物刑事、備前島警部は若手の女性刑事猫田と新人の川辺に指示を出す。
連続殺人事件とみた本庁(言及はないが多分神奈川県警本部)がお出ましになり、3人目の被害者から、
被害者以外の古い血液が検出された。
それが18件の連続殺人事件を起こした羽喰玄斗(はくいげんと)の17番目の被害者の物だったという。
羽喰玄斗は18件目では刑事も巻き添えにして失踪。依頼22年間消息が知れないという。
そう、この物語はepisode6で久能が自省録をもらった元刑事の同僚に殺された羽喰玄斗のことが発覚する前のことで、
時系列的にはepisode2のバスジャック事件とepisode3の広島での事件の間に当たるのだ。
備前島は今回の犯人は羽喰ではないと言い、また、羽喰の犯行のうち17件目の凶器だけが出ていないと語った。
備前島は猫田と川辺に現場近くの捜査を指示。猫田は冒頭出てきたホームレスの中にいた「猫」と名乗る新入りに興味を示す。
「猫」はビジネスホテルに入り、部屋で着替えた。その正体はガロ(犬堂我路)だった。
我路は裏カジノに行き、ウエイトレスの女性を連れだすと愛珠(あんじゅ、我路の姉、episode2での被害者の一人)の
ことを聞く。愛珠はカウンセラーに言われて裏カジノでバイトしていたという。
ディーラーに化けていた甲矢(はや、我路のいとこ)も合流する。
我路は猫田に電話し、裏カジノのことをチクる。
猫田は3人の被害者が全員裏カジノのバイトだったと知る。
4人目の被害者は我路が話を聞いたウエイトレスだった。
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episode2.5-2 開かぬ箱
我路と甲矢と乙矢(おとや、甲矢の弟)とともにモータークルーザーで暮らしていた。
愛珠がなぜ死ななければならなかったのか、考えあぐね調べていた。
愛珠の部屋から寄木細工が見つかっているが開けられないので中身はわからない。
愛珠の家に香川の粟島の漂流郵便局(漂流郵便局はもともとは創作のものだが実在する。日本郵便とは無関係)に
愛珠のはがきがあるという連絡があった。
行ってみると中身の文言には違和感があるが、「死ねなければ ジュート に殺してもらおう」と言う文言があった。
とりあえず横浜の寄木細工ミュージアムに行く我路だが、そこで件の女性が殺され犯人が「羽喰玄斗」(はくいじゅーと)と
名乗っていることを知る。
羽喰十斗の名前が漏れたことで湊中央署は大騒ぎになっていた。
4人目の被害者の所持品から我路の指紋が出て、我路も犯人候補の一人となった。
猫田に掛かっていた電話から「猫」が我路だと判明、すぐに手配書が各所に回り、寄木細工ミュージアムにも届く。
寄木細工ミュージアムの辻は我路が来たと猫田に連絡する。猫田はまた連絡するようにと「猫田十朱」の名刺を渡す。
4人目の遺体の状態から何かに入れられていたと推定され、物語冒頭のスーツケースの若い女が浮かび上がる。
川辺は裏カジノの関係者に聴取、彼女が実は小柄な男性だったと判明。
備前島は被害者の名前に共通点があると気づき、猫田が危ないと感じる。
その時猫田は辻から電話を受けて寄木細工ミュージアムに向かっていた。備前島は川辺に猫田を追わせる。
*
episode2.5-3 帳(とばり)は幾重にも
寄木細工ミュージアムの裏手。
備前島に寄木細工ミュージアムの辻に話を聞くと連絡した猫田。
備前島は17番目の被害者が、辻十岐子 だったと気づく。
猫田は辻に不意を突かれ腹を刺される。
辻浩増(ひろまさ)、浩増=コーマ=黄麻(こうま)=ジュート=十斗。
辻浩増こそが羽喰十斗だったのだ。
辻浩増こと羽喰十斗は猫田=トランクに詰めようとして手錠をかけられる。
辻が猫田の腕を切り落とそうとしたとき、我路らがやってきて辻を拉致、猫田に応急処置をして去る。
猫田を追ってきた川辺の連絡で備前島らが到着し、猫田は助かる。
辻は我路のクルーザーで経緯を語る。
辻は羽喰玄斗の非嫡出子で17番目の被害者は実母。
玄斗に殺してほしいと言い続けていたが玄斗がいなくなったため十斗が殺したという。
玄斗の最後の殺人とされた18番目の被害者は殺人リストにもなく、殺しのルールにも沿っていない。
十斗は最後の殺人の巻き添えで重傷を負った元刑事の霧島が玄斗を殺したことを突き止めたが、
警察が動かないので自分が後を継いでいるというのだ。
愛珠の通っていたカウンセラーの名前は鳴子巽(なるこたつみ)、寄木細工(からくり箱)の作者は月岡桂、
我路は十斗を縛り上げて放置し警察の知るところとなった。
我路は月岡桂を訪ね寄木細工を開けてもらうとそこには先生からもらったという星座のマークの入った指輪。
横浜の連続殺人事件はこれで結末を迎えたが、カウンセラーと星座の話はまだ続く。
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