２００１／９／１１

今を去ること２０年前。

残業を終え、午後１０時に帰宅した私は、ニュースを見ようとＴＶをつけた。
堀尾正明アナが、ニューヨークのＷＴＣに航空機が衝突したと伝えていた。

その時点では詳細が分からず、小型機が事故を起こしたらしい、と伝えられていたと思う。
画面にはＷＴＣの北棟から煙が立ち上る様子が映し出されていた。

次の瞬間、画面右から現れた航空機が北棟の後ろに隠れたかと思うと、南棟から巨大な炎が画面左に向かって放出され、
堀尾アナは現地のレポーターに向かって「今、2機目の飛行機が突入したように見えましたが」と叫んだ。

仮に何らかのトラブルで航空機が操縦不能に陥り、ビルに突っ込んだ可能性が０ではないとしても、
こうも短時間で立て続けにＷＴＣの２つのビルに突っ込むことはあり得ない。

その後ペンタゴンにも航空機が突っ込んだと報道され、同時多発テロであるとの見方が強まった。
ＷＴＣは航空機衝突後、１時間半もしないうちに次々と崩落。
まるで爆破解体のように完全に崩れ落ちた。
何故ビルが完全に崩落したのかの解説もされるなど、報道が続いた。

アメリカ本土が直接外敵の攻撃にさらされ、一度にほぼ３千人の被害者が出た大事件だった。
その後アメリカは中東への直接介入を行い、２０年にわたる戦争を続けることとなった。