2015/1/19、ユナイテッドシネマ豊洲。
10番スクリーン。
H列中央を選択。高さ的にはI列の方が良い。
*
ピアーズ・ブロスナン、ルーク・ブレイシー、オルガ・キュリレンコ。
*
CIAの古参エージェントのピーター・デベロー(ピアーズ・ブロスナン)は、
若いエージェントのメイソン(ルーク・ブレイシー)にきつく接していた。
デベローの今日の仕事は米大使の身代わりとなって暗殺を阻止すること。
暗殺実行犯が銃を放ち、デベローの「撃つな」の指示に反して
犯人を射殺したメイソンだが、巻き添えで少年が凶弾に倒れる。
*
5年後、引退しカフェを営むデベローをハンリー(ビル・スミトロビッチ)が訪ねる。
ロシアの次期大統領候補のフェデロフ(ラザル・リストフスキー)が
過去の清算に辣腕の殺し屋アレクサ(アミラ・テルツメヒッチ)を使い、
CIAエージェントらを次々と始末しているという。
潜入中のナタリア・ウラノワ(メディハ・ムスリオビッチ)の回収する作戦に、
ナタリア自身がデベローを指名したと言うのだ。
当のフェデロフが議会で演説している間、ナタリアは隠された写真を撮影、
車で逃亡を図るが、ばれ、保安局に追われる。
追い詰められたナタリアの前に現れたのはデベロー。
保安局のエージェントを射殺してナタリアを車に乗せる。
指名を受けてきたはずのデベローを見てナタリアは驚き、娘の様子を聞く。
一方、救出作戦を実行するはずのメイソンら現地のエージェントは
デベローだと気づかずに追う。
そうこうするうち指令室では部長のワインスタイン(ウィル・パットン)が
反対するハンリーらを無視して指令42を発令。
メイソンらはデベローの先回りをしてビルの屋上に待機しナタリアを狙撃。
ナタリアは「ミラ・フィリポワ」の名と写真の入ったスマホを残して絶命する。
実はナタリアはデベローの元恋人で、デベローは反撃に出るが
狙撃チームがメイソンを含むCIAだと知って怒り狂う。
デベローはCIAを敵に回してでも、ナタリア狙撃に至った事情を知ろうと、
ミラ・フィリポワを探っていく。
*
一言で言えば、ご老体スパイものシリーズ。
「96時間」のリーアム・ニーソン(1952年生)、
「ラスト・ミッション」のケビン・コスナー(1955年生)
に負けじと頑張るピアーズ・ブロスナン(1953年生)といったところ。
このお三方は残念ながらいずれも「老いたな」感は否めない。
動きがやや鈍いと言うか、口だけは達者だが、と言う感じか。
殺し屋のアレクサのアミラ・テルツメヒッチはボスニア・ヘルツェゴビナの
新体操チャンピオン。道理で。
*
登場人物が複雑に入り組んではいるが、そこここにヒントがちりばめられており、
それほど判りにくくはない。
逆に言うとIT的な新鮮味はあっても、だまし、だまされはやや単純。
それぞれのイベントの発生する場所の位置関係がややわかりにくい。
ロシアなのか、ヨーロッパのどこかなのか、アメリカなのか。
事件の起こる場所が近いのか遠いのかもよくわからず、
移動に掛かる時間的なものがよく把握できない。
*
邦題の「スパイ・レジェンド」はよく思い切って恥ずかしくもなくつけたものだ。
IMDBによれば、原作はビル・グレンジャー(Bill Granger、米、1942-2012)の
「There Are No Spies」(1987)
ところが同氏の作に原題と同じ「The November Man」(1979)があり、混乱する。
ビル・グレンジャーと言えば、1969年生のイケメン料理研究家がいて、
これもまた混乱の要因。
スパイ小説の「The November Man」と言えば、
ブラアン・フリーマントル(Brian Freemantle、英、1936-)が、
1976年に書いており、こちらの方が有名らしいのと
米ソが全く逆ながらプロットがよく似ているため、混同されているようだ。
(次期アメリカ大統領候補がソ連に巨額の援助をして世界平和を実現すると主張。
しかし、その裏にはアメリカを牛耳ろうとするソ連の陰謀があり、
東側の命令で工作活動していた主人公がKGBに疑われていることに気づく、と言うもの)
こちらは「十一月の男」の邦題で訳本が出ている。
10番スクリーン。
H列中央を選択。高さ的にはI列の方が良い。
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ピアーズ・ブロスナン、ルーク・ブレイシー、オルガ・キュリレンコ。
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CIAの古参エージェントのピーター・デベロー(ピアーズ・ブロスナン)は、
若いエージェントのメイソン(ルーク・ブレイシー)にきつく接していた。
デベローの今日の仕事は米大使の身代わりとなって暗殺を阻止すること。
暗殺実行犯が銃を放ち、デベローの「撃つな」の指示に反して
犯人を射殺したメイソンだが、巻き添えで少年が凶弾に倒れる。
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5年後、引退しカフェを営むデベローをハンリー(ビル・スミトロビッチ)が訪ねる。
ロシアの次期大統領候補のフェデロフ(ラザル・リストフスキー)が
過去の清算に辣腕の殺し屋アレクサ(アミラ・テルツメヒッチ)を使い、
CIAエージェントらを次々と始末しているという。
潜入中のナタリア・ウラノワ(メディハ・ムスリオビッチ)の回収する作戦に、
ナタリア自身がデベローを指名したと言うのだ。
当のフェデロフが議会で演説している間、ナタリアは隠された写真を撮影、
車で逃亡を図るが、ばれ、保安局に追われる。
追い詰められたナタリアの前に現れたのはデベロー。
保安局のエージェントを射殺してナタリアを車に乗せる。
指名を受けてきたはずのデベローを見てナタリアは驚き、娘の様子を聞く。
一方、救出作戦を実行するはずのメイソンら現地のエージェントは
デベローだと気づかずに追う。
そうこうするうち指令室では部長のワインスタイン(ウィル・パットン)が
反対するハンリーらを無視して指令42を発令。
メイソンらはデベローの先回りをしてビルの屋上に待機しナタリアを狙撃。
ナタリアは「ミラ・フィリポワ」の名と写真の入ったスマホを残して絶命する。
実はナタリアはデベローの元恋人で、デベローは反撃に出るが
狙撃チームがメイソンを含むCIAだと知って怒り狂う。
デベローはCIAを敵に回してでも、ナタリア狙撃に至った事情を知ろうと、
ミラ・フィリポワを探っていく。
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一言で言えば、ご老体スパイものシリーズ。
「96時間」のリーアム・ニーソン(1952年生)、
「ラスト・ミッション」のケビン・コスナー(1955年生)
に負けじと頑張るピアーズ・ブロスナン(1953年生)といったところ。
このお三方は残念ながらいずれも「老いたな」感は否めない。
動きがやや鈍いと言うか、口だけは達者だが、と言う感じか。
殺し屋のアレクサのアミラ・テルツメヒッチはボスニア・ヘルツェゴビナの
新体操チャンピオン。道理で。
*
登場人物が複雑に入り組んではいるが、そこここにヒントがちりばめられており、
それほど判りにくくはない。
逆に言うとIT的な新鮮味はあっても、だまし、だまされはやや単純。
それぞれのイベントの発生する場所の位置関係がややわかりにくい。
ロシアなのか、ヨーロッパのどこかなのか、アメリカなのか。
事件の起こる場所が近いのか遠いのかもよくわからず、
移動に掛かる時間的なものがよく把握できない。
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邦題の「スパイ・レジェンド」はよく思い切って恥ずかしくもなくつけたものだ。
IMDBによれば、原作はビル・グレンジャー(Bill Granger、米、1942-2012)の
「There Are No Spies」(1987)
ところが同氏の作に原題と同じ「The November Man」(1979)があり、混乱する。
ビル・グレンジャーと言えば、1969年生のイケメン料理研究家がいて、
これもまた混乱の要因。
スパイ小説の「The November Man」と言えば、
ブラアン・フリーマントル(Brian Freemantle、英、1936-)が、
1976年に書いており、こちらの方が有名らしいのと
米ソが全く逆ながらプロットがよく似ているため、混同されているようだ。
(次期アメリカ大統領候補がソ連に巨額の援助をして世界平和を実現すると主張。
しかし、その裏にはアメリカを牛耳ろうとするソ連の陰謀があり、
東側の命令で工作活動していた主人公がKGBに疑われていることに気づく、と言うもの)
こちらは「十一月の男」の邦題で訳本が出ている。
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