2008/5/27、神保町、一ツ橋ホールでの開催。
開場ギリギリに行く予定が5分前に到着。
少し並びで待つ。
8割方の入りだった。
予告もあった「ランボー、最後の戦場」「ブラインドネス」「ホットファズ」
「僕の彼女はサイボーグ」
映画は実録もので、例の日航機墜落事件をあつかった地方新聞の記者の物語。
堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努、遠藤憲一、田口トモロヲ。
***
2005年夏、新聞記者の悠木は、土合駅を降り、
親友と果たせなかった約束の谷川岳に彼の息子と登るために移動する。
時はさかのぼって、1985年、群馬県、北関東新聞。
編集局の悠木(堤真一)は、親友の山友達、
販売局の安西(高嶋政宏)と谷川岳に登る約束をしていた。
その前日、8月12日、仕事終わりに近い頃、
悠木はリュックを背に職場を離れようとしていた。
その時、突然日航機が消息を絶ったというニュースが飛び込んでくる。
乗客乗員合わせて524名に上る大事故の様相に、編集局はざわめきたつ。
駅で待ち合わせるはずの安西が気にかかりながらも、
悠木は社長白川(山崎努)の特命で、この記事の全権デスクとなる。
反発する局次長(蛍雪次朗)と部長(遠藤憲一)は
悠木のお手並み拝見と言ったところ。
事故現場がなかなか特定できない中、
県警に張り付いていた佐山(堺雅人)は神沢(遠藤賢一)と山に入ることを進言、
「登ろう会」の協力を待たずに現場に向かう。
翌日応援を送る時「登ろう会」のメンバーから、
安西が出発前に倒れたと聞く悠木。
安西は過労でクモ膜下出血、一命は取り留めたものの植物状態となっていた。
佐山と神沢は、事故現場の惨状に触れ、決死の思いで現場雑感を電話連絡する。
しかし、時すでに遅し、その日延長されなかった締め切り時刻には届かなかった。
締め切りが延長できないことは悠木に知らされていなかった。
局次長と部長のやっかみだと怒り狂う悠木、
自分たちの記事が掲載されなかったことで怒る佐山と神沢。
必死で書き直した佐山の現場雑感は、自衛隊嫌いの社長の一言でボツにされる。
一方、事故原因を探るため、恩師のつてを使って
事故調に探りを入れる玉木(尾野真千子)、
悠木は玉木に佐山を付けて確証を取りに行かせる。
悠木は、前日部長と大喧嘩したことで気が晴れたのか、
スクープを抜くために部長を巻き込む。
そして、圧力隔壁が最大の有力原因にほぼ間違いないとまでは掴むが、
締め切り時間と確証との狭間で、悠木が下した判断は、
そしてその判断が招く結果は、、、
***
なにより、原作者が元社会部新聞記者で、
この事故現場にも足を踏み入れている人物である。
新聞社の中の記述、事件現場、事故対策本部、等々、
およそ当事者、あるいは新聞関係者でなければ
書けないであろう現実味があふれている。
新聞のタイムリミットをうまく緊迫感として盛り上げている。
みんなが同じ方向を向いて甘っちょろい感度がした「春よこい」と違い、
妬み、嫉み、嫌がらせ、感情のぶつかり合い、そしてどうにもならない焦燥感、
ある時は敵対し、ある時は怒鳴りあい、
ある時は結託して進めていく現実を描いている。
***
2時間20分と長い映画ながら、ダレは感じなかった。
ただし、冒頭の川遊びと空港のシーンは冗長。
土合のシーンからでよかったかもしれない、
どうせ回想で使っているんだし。
それに方言のせいなのか、川の流れの音のせいなのか、
ここのシーンではせりふが全く理解できなかった。
途中もセリフが理解できないシーンが多々あり、困った。
耳が悪くなったのか、録音のせいか、会場のせいかは不明。
開場ギリギリに行く予定が5分前に到着。
少し並びで待つ。
8割方の入りだった。
予告もあった「ランボー、最後の戦場」「ブラインドネス」「ホットファズ」
「僕の彼女はサイボーグ」
映画は実録もので、例の日航機墜落事件をあつかった地方新聞の記者の物語。
堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努、遠藤憲一、田口トモロヲ。
***
2005年夏、新聞記者の悠木は、土合駅を降り、
親友と果たせなかった約束の谷川岳に彼の息子と登るために移動する。
時はさかのぼって、1985年、群馬県、北関東新聞。
編集局の悠木(堤真一)は、親友の山友達、
販売局の安西(高嶋政宏)と谷川岳に登る約束をしていた。
その前日、8月12日、仕事終わりに近い頃、
悠木はリュックを背に職場を離れようとしていた。
その時、突然日航機が消息を絶ったというニュースが飛び込んでくる。
乗客乗員合わせて524名に上る大事故の様相に、編集局はざわめきたつ。
駅で待ち合わせるはずの安西が気にかかりながらも、
悠木は社長白川(山崎努)の特命で、この記事の全権デスクとなる。
反発する局次長(蛍雪次朗)と部長(遠藤憲一)は
悠木のお手並み拝見と言ったところ。
事故現場がなかなか特定できない中、
県警に張り付いていた佐山(堺雅人)は神沢(遠藤賢一)と山に入ることを進言、
「登ろう会」の協力を待たずに現場に向かう。
翌日応援を送る時「登ろう会」のメンバーから、
安西が出発前に倒れたと聞く悠木。
安西は過労でクモ膜下出血、一命は取り留めたものの植物状態となっていた。
佐山と神沢は、事故現場の惨状に触れ、決死の思いで現場雑感を電話連絡する。
しかし、時すでに遅し、その日延長されなかった締め切り時刻には届かなかった。
締め切りが延長できないことは悠木に知らされていなかった。
局次長と部長のやっかみだと怒り狂う悠木、
自分たちの記事が掲載されなかったことで怒る佐山と神沢。
必死で書き直した佐山の現場雑感は、自衛隊嫌いの社長の一言でボツにされる。
一方、事故原因を探るため、恩師のつてを使って
事故調に探りを入れる玉木(尾野真千子)、
悠木は玉木に佐山を付けて確証を取りに行かせる。
悠木は、前日部長と大喧嘩したことで気が晴れたのか、
スクープを抜くために部長を巻き込む。
そして、圧力隔壁が最大の有力原因にほぼ間違いないとまでは掴むが、
締め切り時間と確証との狭間で、悠木が下した判断は、
そしてその判断が招く結果は、、、
***
なにより、原作者が元社会部新聞記者で、
この事故現場にも足を踏み入れている人物である。
新聞社の中の記述、事件現場、事故対策本部、等々、
およそ当事者、あるいは新聞関係者でなければ
書けないであろう現実味があふれている。
新聞のタイムリミットをうまく緊迫感として盛り上げている。
みんなが同じ方向を向いて甘っちょろい感度がした「春よこい」と違い、
妬み、嫉み、嫌がらせ、感情のぶつかり合い、そしてどうにもならない焦燥感、
ある時は敵対し、ある時は怒鳴りあい、
ある時は結託して進めていく現実を描いている。
***
2時間20分と長い映画ながら、ダレは感じなかった。
ただし、冒頭の川遊びと空港のシーンは冗長。
土合のシーンからでよかったかもしれない、
どうせ回想で使っているんだし。
それに方言のせいなのか、川の流れの音のせいなのか、
ここのシーンではせりふが全く理解できなかった。
途中もセリフが理解できないシーンが多々あり、困った。
耳が悪くなったのか、録音のせいか、会場のせいかは不明。
この映画、期待してました。
予告の段階でかなり熱い映画だなって思っていましたからねぇ。
でも、台詞が聞こえずらいんですか?
参ったなぁ。
ちょっと、難聴ぎみなので・・・・(^_^ゞ
聞こえづらいと言うか、聞き取りづらいです。
知らない外国語を聞いているみたいに意味が取れない。
群馬弁?山用語?新聞用語?
とかく初めて聞く単語は意味が取れませんが、
その類かもしれません。
セリフが早口でかぶって聞き取りにくい、
とありました。
この監督の癖=演出のようでもあります。
早口で台詞がかぶっている。
・・・むむむぅ。
これは、別の意味で手に汗です。
字幕も希望!
※間にあわなそう。(T_T)/~~~
わたしもです。
何言ってるかわからないし、これだから
邦画は苦手なんだよな~なんて思ってました(笑)
作品自体に全然不満はないんですけど。
いまは「群馬弁だったんだ」と思うようにしてます。
>それに方言のせいなのか、川の流れの音のせいなのか、
ここのシーンではせりふが全く理解できなかった。
私も高嶋さんの方言のセリフ 聞き取りにくかったのですが
川の音だけではないように思いました。
高嶋さんすぐに クモ膜下出血で倒れたので
呂律がまわらないことが
前兆だったのではないかと後から思うようになりました。。
それにしても 心に響く映画でした。。
揚げ足取りのような指摘ですみませんでした。
>川の音だけではない
>呂律がまわらないことが前兆だったのではないか
なるほど、そういう見方もありますか。
多少変でも友人同士なら分かり合えますからね。
かと言ってあっと言う間と言う感じでもなく
たっぷりの見応えのある映画でとても良かったです。
久し振りに骨太で熱い邦画を観たなぁ~と
大満足の1本でした。
>呂律がまわらないことが前兆だったのではないか
冒頭の川のシーンで聞き取りづらいと、初っ端から凹みますが、こういう解釈もあるんですね。
いろんな夏映画の中でも、見応えのある熱い作品でしたね!