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映画「アド・アストラ」@ユナイテッドシネマ豊洲(2019/9/30)

2019-10-29 21:55:29 | 映画感想
アド・アストラ 2019/9/30、ユナイテッドシネマ豊洲。
10番スクリーン、I列を選択。



ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、リブ・タイラー、ドナルド・サザーランド、ルース・ネッガ。



父の後を追うように宇宙飛行士になったロイ・クロフォード(ブラッド・ピット)

宇宙服を着て宇宙アンテナで作業中に強力なサージ(宇宙磁気嵐)が起こり、高高度から墜落して怪我。
心配する妻、イブ(リブ・タイラー)はついにロイのもとを去ってしまった。

ロイは、宇宙軍の司令部に呼び出される。
上官はロイの父のクリフォード(トミー・リー・ジョーンズ)が担当していた「リマ計画」について語る。

クリフォードは太陽系外生命体を探して宇宙に旅立ち、海王星の近辺で消息を絶っていた。
最近のサージは、リマ計画で打ち上げられた宇宙船が海王星付近から地球に向かって発射されてもので、
既に死亡していると考えられていたクリフォードが生きていて、その原因となっているらしいというのだ。

ロイは極秘任務を支持される。
それは火星の地下基地から海王星に向かってメッセージを送り、クリフォードの意図を探ること。

ロイは月経由で火星に向かう。
月で監視役のプルーイット大佐(ドナルド・サザーランド)と別れ、
火星行きの途中でケフェウス号の船長を失う。

火星では基地の所長、ヘレン・ラントス(ルース・ネッガ)が出迎える。
ロイは無音室で、宇宙軍の用意したメッセージを読み上げる。
その後、ロイは任務終了を告げられ、地球への帰還を命じられる。

果たしてロイの発したメッセージはクリフォードに届いたのか。
そもそもクリフォードは生きているのか。
そして地球の危機ともいえるサージの原因がクリフォードにあるのだろうか。



ほぼブラッド・ヒットの独演。
もちろん、トミー・リー・ジョーンズや、ドナルド・サザーランド、リブ・タイラーなど
錚々たるキャストがそろっているが、すべてがブラピを際立たせるための役回りに思える。

盛り上がりはあるものの比較的淡々と目的に向かって進む展開。
絡む人物が次々と退場し、孤独になってしまう主人公。

孤独であるということはすべて一人で判断し決断しなければならないということでもある。
自分にとって最善の判断も他の人たちにとって最悪の結果をもたらすこともある。

結局人は一人で生きていくものなのか、と思わせておいてわずかに光を見させる。



海王星の近辺に到着して、リングの反対側に行くのはかなり無茶するなと思った。
戻る際に宇宙船に自動帰船できるシステムでもなければ難しいだろう。

惑星は太陽の周りを同じ方向に回転しているが、公転周期が異なるため、
その位置関係は常に変わっている。
地球から月に行く場合でさえ、出発点によっては月までの距離はもちろん経路も変わる。

海王星は地球と太陽の距離の30倍ほどの公転半径(約45億km)を持ち、論理的に
遠地点と近地点の差は太陽と地球の距離の2倍、約3億kmになる。

ただし、公転周期は約165年で、地球から見れば、暫くはほぼ同じ位置にあるので、
地球との距離はもっぱら地球の位置によると考えてよい。

それでもミレニアム・ファルコン号でもあるまいし、なるべく省エネで時短を目指す必要があり、
詳細な計算は必須で、タイミングはかなり微妙。
とにかく離れればいい、というわけにはいかない。

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