ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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CEATEC2007、ソニーの有機ELテレビ

2007-10-04 13:44:34 | IT
「CEATEC2007」が幕張メッセで開かれている。

TVでは幕張で家電ショーが開かれ、薄型テレビが話題だ、と伝えていた。

まず最初にこのニュースを聞いた時、
CEATECと家電ショーが結びつかなかった。

そもそも、CEATEC(シーテックと読む)は、
Combined Exhibition of Advanced TECologies- providing image,
information and communications の略であり(大文字をつなぐとCEATEC)

電子部品・デバイスを中心とした展示会であって、家電ショーではないからだ。

今回も展示と講演会がおこなわれているが、
展示は、横並びの1~8ホール全部だけでなく、
国際会議場を挟んだ9~11ホールも使っている。

この9~11ホールの方が家電ショーといわれてもしょうがないのかな、
といった感じだった。

日立、東芝、パナソニック、ソニー、NECのTVを中心とした展示。

話題の日立の超薄型液晶TV(1.9センチ)は、
順番待ちの列が長く、見なかったが、
ソニーの薄さ3ミリの初の有機ELテレビは誰にでも見れるところにあった。

パネルの厚みが3ミリではなく実装された状態で3ミリ。

最薄部ということだから、もう少し厚みがあるのかも見しれないが、
とにかく薄い。





色もとても鮮やかだ。

ご承知とは思うが、液晶ディスプレイは、
フィルターとして光を遮ったり通したりするだけで、自分で光らない。

そこでバックライトという光を別に用意する必要があって、
これが厚みを増す要因になっている。

また、完全に光を遮ることはできず、少しは通すので、
コントラスト(明暗比)に限界がある。

有機ELはこの2つの欠点がない。
すなわち自分自身で光るのでバックライトが要らないし、
黒は光らないので、あくまで黒。
光を遮った黒と光らない黒ではどっちが黒いかは明白だ。

ただ、惜しむらくはまだ高い。
11型で20万円。

画素数は960×540と
ちょっと中途半端に見えなくもないが、
おそらくこれにも「裏」があって、
このパネルを縦横2倍するとフルスペックハイビジョンになる。

単純に4倍して22型で80万、ということではないだろうが、
フルスペックハイビジョンの登場が早くも待ち遠しい。
(会場には、27型の試作機も出ていたようだが、見なかった)

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