車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

須衛都久(すえつぐ)神社 in 島根県松江市西茶町

2018年07月01日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

松江市西茶町に鎮座される「須衛都久(すえつぐ)神社」。御祭神は『伊弉冉尊・素戔嗚尊』 。国道沿いの大手町通りに面した一段下に鎮座地があり、車での参拝は、慣れない我々にはかなりの難行。

【創建は不詳だが、出雲風土記所載にはこの辺りを権現灘といい「須衛都久神社」は「権現さん」と称えられていた。古くは築城の際、船や筏で運んだ石材を陸揚げしたと伝え、また水上からの参拝や郊外からの野菜等の行商の人達の船着き場として賑わったところでもある。現在は埋め立てられ、同神社境内の灯台のような高石燈籠や、宍道湖に向かった大鳥居が往時をしのばせている。】( 境内案内より )

鳥居の前左右より神域を守護されるのは、昭和11年(1936)5月吉祥日建立の出雲構えの狛犬さん一対。 狛犬さんに向かい合う背中の辺りを車が次々と行きかうので、大丈夫と思いながらも脇の下には冷や汗が(^^;)

拝殿

迫力満点の拝殿彫刻は龍虎

本殿の左後方に鎮座される「境内社:住吉神社」。御祭神は『筒男之尊・神功皇后・武内宿祢命』。拝殿同様、社殿の後ろには深い鎮守の森・・・ではなく、高層のビルが立ち並んでいます。

「住吉神社」の神域を守護されるのは、黒目がちの瞳が特徴の、出雲丹後の狛犬さん一対。親狛の腹にしっかりと手をかけて、生意気そうに振り向く子狛も親譲りの大きな目。

真ん丸に見開いた眼が見るのはどんな景色だろうね。

同じく「住吉神社」の神域を守護される出雲丹後の狛犬さん一対。阿形さんの顔は剥離し、子狛も同様に顔の剥離が酷く表情は不明。なのに添えられた手ははっきりと見えます。

『事代主』を御祭神とする「恵美須神社」「番匠祖神社」の御祭神は不明。番匠とはいわゆる大工の事を指すので、その祖とされる神様が祀られているのかもしれません。

二つのお社の神域を守護されるのは、出雲丹後の狛犬さん一対。やはりここでも無傷と言うわけには行かないようです。

「紺姫神社」の紺姫が、単に何かの符号なのか、それとも文字通り姫君の名前なのか不明。まぁ日本の国には八百万;の神様がおいでなので、どのようなお名前があっても不思議ではありません。

神域を守護されるのは、一の鳥居にいた狛犬さんと同じ、昭和11年建立の出雲丹後の狛犬さん一対。 ここでも阿形さんは子狛を胸前に抱き、子狛はしっかりと親の体に手を置いて振り返ります。

鳥居がなければ、この奥に境内社があるなんておそらく気がつかずに通り過ぎてしまいそうな・・ 『素盞嗚命』を御祭神とする「素盞嗚神社」。神社と言うより祠と言ったほうが似合いそうです。

鳥居の両脇から神域を守護されるのは出雲構え型の狛犬さんですが、ここでは吽形さんのみにしました。 阿形さんももちろんいたのですが、あまりにも崩落が酷く、見ている側が心苦しくなったので・・。
もう一方の出雲丹後型の狛犬さんは、ひっそりと隠れるように鳥居の近くに置かれていました。どの狛犬さんも素晴らしい出来なのですが、時の流れは本当に容赦なく、元の土塊へと導き続けています。

境内に立つ「青柳楼の高石灯篭」

参拝日:2011年5月18日

 


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