松江市寺町に鎮座される「出世稲荷神社」。主祭神は『宇賀之御魂命』。
出世開運にご利益が有ると言う事で、何時からか「出世稲荷さん」と呼ばれるようになりました。
創建は不詳、案内に【元々は松江城のある亀田山に鎮座したと伝えられ、松江城築城の際にその守護神として殿町に遷宮し、社殿を建立。明治21年に現在地に遷宮されました。】
鳥居のうちから境内を守護されるのは、昭和12年4月吉日建立の広島型玉のり狛犬さん一対。広島では「お元気~♪」と言うほど目にしますが(笑)、出雲ではかなりお珍しい。
二の鳥居の奥が拝殿・・ん??、何か奇妙な違和感・・何だろう??何か足りない?・・・ああ!色が足りないんだ。稲荷神社なのに、鳥居は石の鳥居。そう言えば神狐もおいでにならなかった。
絵馬には朱塗りの鳥居と、稲荷の神狐さんが描かれているから間違っちゃいない(笑)。う~~ん、ちょっと不思議(^^;)
境内には4つの境内社があり、それぞれに四柱の祭神が祀られています。『菅原道真』を祭神とする「天満神社」。小さめな石の祠には手の込んだ細工が施されています。
社を守護する狛犬さんは焼き物ですが、この色目がどこの土かは不明。表情も素敵で、小品であってもこうした珍しい神獣に出会えるのは嬉しいもの。
「琴平神社」。御祭神は『大物主神』
「地主神社」。御祭神は『大国主命』
最後の境内社「稲荷神社」。稲荷神社に稲荷神社の境内社というのも何だか変な感じですが、奉納された陶器の狐さんを見ると、確かに『宇賀之御魂命』が祀られているようです。
参拝日:2011年5月18日
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