昨日に続いての「建部大社」。二日目日は境内に鎮座される末社・その他の建物の紹介です。
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スタートは神宮遥拝所の前に置かれた「彌栄(いやさかえ)の御神木・産霊の樹」。「「建部大社」の大神様の御神威(ごしんい)の思うままに、幾百年の永い歳月ものあいだ「彌栄」繁昌を続けた境内林中の、唯一のありがたい御神木の松根(商魂)となります。」現地説明より
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日本武尊の后とお子とされる「木造女神坐像・木造小女神坐像」が納められた宝物殿。こちらを守護されるのは、異国風味たっぷりの白大理石でできたライオンさん一対。ライオンは和名で獅子と書くし、だから神獣がライオンでも不思議ではないのですが(^^;)・・どうしても違和感が。
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「末社:八柱神社」、御祭神は『藤時平、融大臣、事代主命、市杵嶋姫命、素盞男命、豊玉彦命、櫛名多姫命』
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鳥居の内より神域を守護されるのは、2000年8月吉日建立の陶器製狛犬さん一対。神殿狛犬に似た形ですが、顔立ちは現代的でとても穏やかです。
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末社「大野神社」、御祭神は、日本神話に登場する草の神『草野姫命(かやのひめのみこと)』。建部大社がこの瀬田の地へと遷し祀られる以前から、この地域の地主神として祀られており、由緒は不明。 氏子の人たちは本殿に続き、必ず参拝する特別な神社と言われています。
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社の両脇より神域を守護されるのは、明治22年5月建立の玉乗り、反物抱えの京尾付狛犬さん一対。
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滋賀県の湖東地域は、室町時代より麻織物を産する地域として知られ、特に江戸時代には、奈良晒や越後縮とならび称されるほどの良質な麻織物「高宮布」の産地として知られていました。この狛犬さんを奉納された方は、そうした織物関係の方だったのかも知れません。
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上の二社と並ぶ位置に鎮座される「武富稲荷神社」、御祭神は『稲倉魂命』。
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朱塗りの鳥居の奥、社の両脇より神域を守護される神狐さん。巻物を咥えた神狐さんの片耳が欠けているのが、ここに置かれてからの時間を物語っています。
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神馬舎
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建物の名前は不明。もしかして説明があったかもしれませんが、取り合えず不明(笑)
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建物入り口の両横で守護をされているのは、異国風の狛犬さん一対。何というか、やっぱりどこか別の国から来た感じ。
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御亭主殿と大燈籠😅「古代百済から渡来し進んだ土木技術を持った大友氏一族が、「瀬田の唐橋」の安全を祈念し奉納したと伝えられ、旧瀬田城址・臨江庵(旧膳所藩家老の別邸)の庭に建立されていた。この庭は大正4年御大典記念・大正5年当社創立千八百年祭の為に整備され、当社の大祭毎に別邸を斎館として使われた由縁をもってここに移築した。高さ五米四十糎」現地説明板より
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すっかり色褪せてしまった奉納絵馬は、女装した『日本童男(やまとおぐな)』が『熊襲健(くまそたける)』を討ち取る場面。「父:景行天皇は16歳の童男に九州の熊襲を平定するように命じます。童男命は少女のように髪を結い、倭比売からもらった小袖を着て熊襲建の祝いの宴に紛れ込み、隠し持った短刀でこれを打ち取りました。熊襲建は自分より強い者はいないと思っていたがそうではなかったと言い、「建」の名をもらってほしいと伝え、これより『日本建命(やまとたけるのみこと)』と称える言って息をひきとりました。」・・・個人的嗜好で神楽から引用😄
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日本武尊物語のワンシーン「日本武尊が駿河の国で火攻めにあった際、倭比売から戴いた剣で草を薙ぎはらい危機を脱する場面」
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こちらはキッズタケル君😅 多分ですが上と同じ場面です(笑)
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2015年4月24日、建部大社は「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定されました。
参拝日:2010年6月12日&2015年7月15日