西伯郡伯耆町(ほうきちょう)は鳥取県の西部に位置する町です。2005年1月1日、西伯郡岸本町と、日野郡溝口町が合併して誕生。古来からの鬼伝説や鴟尾の里として知られています。「伯耆」の名は、旧国名「伯耆国」の名残で、現在の鳥取県中西部と島根県東部の一部を含む地域には今でも多くの「伯耆○○」という地名や旧跡が残っています。「霊峰:大山」の西側にある当町から望む山容は、まるで富士山のように見えることから、古来より「伯耆富士」「伯耆大山」と呼び親しまれてきました。「町の木:キャラボク」「町の花:菜の花」を制定。
キャッチフレーズは「森と光が織りなすうるおいのまち 共生と交流の伯耆町 ~誇りと愛着のもてるまちづくり~」
2005年1月1日制定の町章は「大山、澄みきった川の流れ、森の緑などの伯耆町の豊かな自然を図案化し、歴史や文化を背景に未来に向かって輝き躍動するまち・自然を表す。」公式HPより
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旧西伯郡岸本町(きしもとちょう)は鳥取県の西部に位置した町です。日野川流域の大殿地区に現存したとされる白鳳時代の大寺跡地からは心礎と石製鴟尾・仏堂・回廊跡などが発見されています。その中でも、特に「石製鴟尾(せきせいしび)」と呼ばれる発掘物は、国の重要文化財にも指定されるなど、全国的に見ても非常に珍しいものです。「町の木:松」「町の花:菊」を制定。
岸本町域から見た大山
明治22年(1889)、町村制の施行により会見郡日吉村・吉寿村・大幡村・幡郷村が発足。
1896年、郡制の施行のため汗入郡・会見郡の区域をもって西伯郡が発足。
1912年、日吉村・吉寿村が合併、西伯郡八郷村が発足。
1955年、八郷村、大幡村・幡郷村(小野・小町・金廻・大殿・坂長・岩屋谷)が合併、西伯郡岸本町が発足。
2005年、日野郡溝口町と合併、西伯郡伯耆町となりました。
マンホールには「大山」と町の花:菊」中央に特産の「スイカ」。左に国重文の「鴟尾(しび)」。右に「みどりと清流のまち きしもと」の文字がデザインされています。
昭和31年(1956)3月9日制定の町章は「「岸本」を図案化して、総体の円型は、円満 と融和を、上部の開口は、上に向かって伸びる 町発展を象徴したもの」合併協議会資料より
撮影日:2011年5月20日