車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

飛騨山王宮:日枝(ひえ)神社 in 岐阜県高山市

2020年04月01日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岐阜県

高山市城山、高山城跡がある城山公園の一画に鎮座される「飛騨山王宮日枝(ひえ)神社」。御祭神は『大山咋神』

一連の高山市の記事で少し触れた高山祭りですが、ここ「日枝神社」では、例大祭として4月14、15日に「山王祭」があり、春の高山祭りとして八幡祭同様、日本三大美祭とされています。

石段参道、鳥居の手前より神域を守護されるのは、昭和4年(1930)1月建立「飛騨の猪狛犬」『石工:高原 忠次郎』。いかにも知ったかですが、全部ご亭主殿の受け売り😁

何がどうで「イノシシ」なのか、実はよく分からないのですが、顔立ちはとても精悍。吽形さんはまだそうでもないですが、上の阿形さんなんて相当威圧的😆

永治元年(1141)、飛騨国国司で三仏寺城城主『飛騨守平時輔』が、近江国「日吉神社」を勧請し、三仏寺城の近くに創建。養和元年(1181<)、『源義仲』により三仏寺城は落城し「日枝神社」も焼失。天正13年(1586)、『金森長近』が飛騨国に入り、高山城に入城。慶長10年(1605)に「日枝神社」を高山城の鎮護神とし、現在地へ移転した。元禄5年(1692)に飛騨国が天領となり高山城が廃城となった後も、高山陣屋(飛騨郡代)の鎮護神とされた。」

長い参道を進み、さらに長い石段を登ると朱の鳥居、さらに😓石段の先に拝殿が見えてきました。

拝殿の奥に見える本殿は昭和13年(1938)の築だそうですが、どっしりとした静かな佇まいが何とも好ましい。かっての本殿は、昭和10年(1935)の豪雨で裏山が崩れて倒壊したとか・・・生い茂る木々も山崩れは防げなかったのでしょうか・・

拝殿前にそびえているのは、高さ43m、樹齢1000年といわれる、県指定天然記念物の「日枝神社の大杉」

「日枝神社」の境内社には実にユニークな狛犬さんが居ると言う事で楽しみにしていたのですが、画像整理してみると「御祓い所」を含めて三社しか参拝していません。こちらは「天満宮」、小さ目の撫で牛さんが社殿の前に鎮座しています。

続いて「山王稲荷神社」で、かなり新しいものと思われる神狐さんが社殿前を守護されています。

社務所近くの「車御祓い所」。ここでは何と木彫りの狛犬さんが守護をされています。

この一見荒っぽく見えるノミの後、木肌独特の何ともゆるやかな暖かさは、岐阜県の旅で何度か目にしてきた「円空仏」の顔立ちを髣髴させます。大きいだけで親しみも味わいも無い大量生産の輸入狛犬なんぞと比べるのも失礼なのですが😁、本当に良い顔立ち。

日枝神社「御旅所(おたびしょ)」は、春の高山祭りの際に、お神輿がお休みになられる処。高山陣屋前の中橋の袂、もちろん、町歩きの途次に参拝してきました。

参拝日:2012年5月17日


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