会津若松市中央町にある、 「旧会津実業信用組合(市歴史的景観指定建造物)」。西洋石造り風の総2階の建物は昭和3年(1928)の建築。
デザイン化された外壁や柱型、2階正面の半円形の屋根、信用組合のマークなど、親しみやすい外観を呈しています。
明治、大正期の漆蔵などの数棟の土蔵、昭和5年(1930)建築のモダンな店舗からなる「鈴善漆器店(市歴史的景観指定建造物)」。木造2階建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、縦長の窓や軒下の意匠など当時の様式を残しており、一部は「会津塗伝承蔵」として会津塗りの歴史、会津職人の技術と”こころ”を後世に伝える資料館になっています。
どれを見てもため息の出る美しさ。日本漆器のあの艶やかさは正に至宝と呼ぶにふさわしく、それだけに迂闊に手に出来ないためらいを感じさせます。
2021年7月16日、文化庁による文化審議会にて、鈴善の建物は「建物登録有形文化財(建造物)」に登録されました。
茶道具・絵画の「會佳堂」、まるでレゴで組み立てたお城のような佇まいに、思わず見入ってしまいました😲
会津若松市大町にある、重厚な土蔵商店建築「鈴木屋利兵衛(市歴史的景観指定建造物)」。珍しく江戸後期の建物なのは、戊辰の戦いにおいて薩長軍の屯所となったからでしょうか。なまこ漆喰と上部の黒漆喰の店構え、珍しいレンガ造りの卯建(防火壁)がより一層の歴史的な雰囲気を漂わせています。
会津若松市中央にある、天保12年(1842)築の 「竹藤(たけとう)(市歴史的景観指定建造物)」。戊辰の戦火を免れて残った貴重な木造商店建築で、店舗のはめ込み戸と2階の竹すだれから当時の商店建築の店構えをうかがう事が出来ます。
竹藤さんから徒歩二分、南蛮文化を取り入れた異色の創案菓子店「會津葵」。外見の素朴さに思わず立ち止まり、ああ、やっぱり会津の町並みって良いねと頷き合う二人。そして出て来た時には大きな袋・・・私はここで何を買ったんだろう? 珍しく買った品物の画像が無くて思い出せません😩。
会津若松市相生町・・「会州一蔵」まで帰ってきました。一時間半前にお友達と「さようなら」をした「カフェ&雑貨 瑞祥館」がある建物です。何度も本気で泣き、本気でこぶしを握った会津若松市の旧跡巡り。歴史的建築物の数々・・いつの日かもう一度・・・いつの日か必ず・・と願った事が昨日のように思い出されます。
訪問日:2015年6月30日