先日は、古典菊の展示を観に行ってきました。
菊(イエギク)は、日本本来の伝統的な園芸植物と考えがちですが、中国大陸を原産地としており、古くからさまざまな系統が幾度にもわたって日本に持ち込まれたと考えられているそうです。
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日本での古典菊の独自の育成は、平安時代~鎌倉時代にさかのぼるものと考えられ、
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特に「嵯峨菊」と「伊勢菊」は古い伝統を受け継ぐものとして知られています。
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その後、古典菊の隆盛に大きくかかわったのが江戸時代の育成が始まった「肥後菊」と「江戸菊」です。(古典菊展パンフレットから抜粋)
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あまり見慣れない色々な形の綺麗な菊が観られました。
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「江戸菊」花弁は平坦で開花するにつれて花がさまざまに変化(芸をする)するのが特徴で、この変化を「狂い」と呼びます。
狂いは開花直後から始まり、終わるまでに1ヶ月近くもかかります。
江戸菊は江戸時代の初頭から育成されていましたが、現在に受け継がれる花形が成立したのは、江戸後期の文化・文政期とされています。
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「嵯峨菊」
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「伊勢菊」は花弁が細く、先が垂れるように咲く「垂咲」が特徴
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