本当の味を知っていますか

野菜料理の味をみる

いつみますか

普通はいろいろ足していって

それから味をみますね

ある料理人の方に聴いた話です

野菜はまず生で食べてみる

その味をみて足し加減をすると

その後は味をみないそうだとか

もちろんその方は

ずーと

同じ醤油、味噌、塩など、調味料を使っているそうです

もちろん分量を量るわけでもなく、勘ですね

そのものの持っている素材の味を最大限ひきだしていく

和の料理の真髄がそこにあるのかもしれません

そしてこれは経験のなせる業かもしれません

そして茶懐石

これは負の料理です

足されたものをそいでそいでいって

そこになにも足されないそのものの味をみいだしていく

人もまた同じかもしれません

人は生まれてから

いろいろなものを足されていきます

いつかそれがこころの容量を超えてしまったとき

人は耐え切れなくなってしまうのでしょう

本当は取捨選択で

必要ないものは捨てていけばいいものですが

まじめで素直と言われる子ほどすてることができずに

どんどん溜まっていくのでしょう

そしてそんな病んでいる子達に

周りのひとはまたこれでもかこれでもかと

アドバイスとかあなたのことを思っているのよと

足そうとすることがあります

大切なことはその子の本当の味を知ること

それは何も足さずにみつめていくことです

そして足されていってしまったものを

そいでいくこと

そこに人の素の心

本当の味を知ることができます

あなたが本当にその人のことを思っているのなら

まずはじっと見つめ続けてみませんか

その人は何を背負って歩けなくなっているのでしょうか

愛と言うもの

それは

その人の背負っている

いろいろな塊を

溶かすことかもしれません

いつか軽くなって

大地を自由に飛びまわれますように


今日１日がよき日でありますように
愛と感謝をこめて
いつもともに

りとりーと