みやしたの気まぐれblog

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11月3連休 北東北巡礼 その2「16年ぶりの北上線経由で秋田から盛岡へ」

2012-11-28 00:50:55 | 乗り鉄
11月23日~25日の3連休で行ってきた北東北旅行シリーズ。2回目の今回は11月24日に入りまして、秋田駅からのスタートです。

朝はビジネスホテルの朝食も始まらない6:00前に秋田駅へ。秋田駅6:24発の430Mに乗ろうと思ったんですが、1本前の6:04発22428Mに間に合っちゃいましたので、そのままこの列車に乗車して横手へ向かいました。
乗車した701系は秋田地区限定のセミクロスシート車だったんですが、クロス部分にテーブル付きで、しかもクロスの座席間隔がやたらと広い。散々秋田方面には来ているんですけど、この車両に乗れたのは初めてだったので、興味深かったですね。座ったのはロングシート部でしたけど。

早朝の秋田駅自由通路で

701系セミクロスシート車。右側のロング部分が2人掛けで(20m車3扉なのに)、クロス部分がやたらと広い

こんな感じです

運転台。ワンマン運転用なので運賃表示器がありますが、液晶の物になってますね。多分、ここ数年で変えているのでしょう

さて、奥羽本線の大曲ー秋田は、奥羽本線普通列車用の狭軌と、秋田新幹線用の標準軌との両方がある区間です。このため、複線のように見えて実は単線2本なんですが、新幹線を1閉塞にするには距離が長いこともあって途中にJRの営業路線では唯一となった三線軌条(神宮寺~峰吉川)が存在します。ただし、三線軌条になっているのは片側のみです。

三線軌条を走る

停車中の車内から。早朝で暗いために、走行中の撮影は厳しかった

三線軌を通り過ぎると大曲。ここで田沢湖線へ入っていく秋田新幹線とはお別れ

途中の後三年駅で。変な駅名だと思った方、日本史の授業を思い出してください

後三年駅の駅名標。そのまんまです。「後三年の役」の戦の舞台となった場所だそうです

反対側から701系がやってきました

横手駅へ到着。最近、やきそばで有名になりました。ここに来るのは11年ぶり

横手からは北上線へ乗り換えです。北上線はその名の通り東北本線の北上と奥羽本線の横手を結ぶ非電化ローカル線です。基本的に山中を走っており、全線が単線で交換駅も少なく、列車本数も少ないですが、勾配がきつい路線のためか早期にキハ100形が投入された路線でもあります。また、田沢湖線が秋田新幹線工事のために1年間運休となった1996年3月~1997年3月の間は、北上発秋田行きのキハ110系L特急「秋田リレー」走りました。JR東日本では最初で最後の気動車特急が走っていた路線でもあるのです。ちなみに16年前は北上からほっとゆだまで普通列車、ほっとゆだから秋田リレーで秋田まで乗って行きました。今回は普通列車で貫通乗車です。

停車中のキハ100形。キハ110系より車体長が短い閑散線区向け

橋上駅舎の階段を下りてきてホームへ。11年前は平屋の駅舎だったんだけど、去年建て替わったそうです

ホームにあった北上線の終点ポスト

一旦外に出て駅舎を撮影。単にキハ100形の中にまだ入れなかったので

駅横にはJR貨物のオフレールステーション。現在、貨物列車は通っていません

車内に入れたのでキハ100形車内を撮影

クロスシート部分

車両は大船渡線用車両と共通運用で、大船渡線のステッカーが貼ってありました

当初乗る予定だった430Mが到着

列車は北上線を順調に走っていきました。沿線は基本的に山と森と田畑が多く、民家もありますけど、北上駅付近以外はそれほど街っぽいところを走りません。
まだ11月の下旬にもかかわらず、山間部では雪が積もっており、ほっとゆだ駅は雪景色でした。温泉に入っていくことも考えたんですが、ここで2時間消費するのももったいないかなと思い、そのまま同じ列車で北上まで直行しました。薄曇りの天気で、すでに紅葉も終わっていたのですけど、紅葉の時期ならきれいだったかなあ。ただ、11月で雪景色を味わえたのは、それはそれで良かったですね。

北上線を走る。秋田県と岩手県の県境へ

徐々に沿線に雪が見え始める

もうすっかり雪景色になってきた

雪の峠を越えて

たどり着いたのは、ほっとゆだ。ひらがな駅名となったのはかなり昔で、当時では珍しかった。さらに駅に温泉が併設されているのも珍しい。この温泉の中では、列車の接近を信号機で知らせるという設備が付いている

停車中のキハ100形

反対方向のキハ100形と列車交換。反対側の列車は2連だった

ゆだ錦秋湖~ほっとゆだの間では、錦秋湖の湖岸を走る場所が多い

11月だが錦秋湖は雪景色である

北上駅へ到着

北上駅に着いたら東北本線に乗り換え、盛岡駅へ向かいます。701系の盛岡支社色の車両かと思ったら、IGRいわて銀河鉄道のIGR7000系。セミクロスシート車を2本つなげた4連運転でした。このセミクロスシートは、朝に見た秋田の701系と違って普通の座席間隔で、テーブルもありませんでした。また、クロス部の横のロング部は3人掛けでした。この電車で最初は盛岡まで行くつもりだったのですが、時刻表を見て後続に快速「はまゆり」がいることに気が付いたので、別に急いでもいなかった物ですから、途中の矢幅駅で乗り換えました。

北上駅から乗車したIGRいわて銀河鉄道のIGR7000系

車内はセミクロスシートの、IGR開業時製造車

東北本線の運用であるが、扉上路線図はかろうじて対応している

しかし料金表は非対応。なぜかいわて沼宮内駅の表示のままだった

矢幅駅でIGR7000系を見送る

待ち時間中に、EH500形の初期型がやってきた。以外に通過速度が速くて慌てたので、絵が曲がっている

後続のキハ110系「はまゆり」。急行用キハ110系0番台を現在も使用している快速列車

車内は元急行用だけに回転式リクライニングシート。実はJR化後に唯一製造された急行用車両でもあるのだ。急行から快速に格下げされたところまで、かつての急行形気動車の系譜を辿ってしまったが

盛岡駅へ到着した快速「はまゆり」

側面のLED。3両編成で1両だけ指定席車であるので、自由席の表記が出る

行き先表示との切り替え式

反対側のホームから。0番台は100番台、200番台とは前面のスカート形状が全然違うので区別しやすい

盛岡駅に到着後、今度は花輪線に乗るのですが、ここで2時間ほど時間に余裕がありました。
以下、次回。

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2 コメント

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雪U+2048 (univ)
2012-11-28 08:04:08
もう雪景色でしたかU+2048
さすがに東北地方は早いですね。
在来線と新幹線が同じ路線を走るとこうなるのですね。
そりゃ、速度が出ないはずだ。
こちらの長崎本線も同様なんでしょうねぇ。
個人的には全く不要だと思うのですが…。
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Re:雪 (みやした)
2012-11-28 21:08:01
北東北の山間部は雪景色でしたね。この後、青森まで行ったんですが、夜の青森でも雪に降られました。
11月でも北東北は寒いです。今の北海道はもっと酷いようですけど・・・
新在直通の新幹線は、地方幹線のスピードアップには良い方法だとは思いますよ。在来線廃止しなくても済むし。
実際に、山形新幹線は大成功だったと思いますし、秋田新幹線もまずまずの成功じゃないかと。
九州新幹線の長崎ルートは要りませんけどね。どうせ作るんなら、全部フル規格にしておかないと。福岡ー長崎が現在の約2時間から1時間になるなら良いんですけどねえ。中途半端にフリーゲージ区間を混ぜるのは逆効果。
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